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2010年4月30日(金) 姫路城

姫路城が好きだ。最近は戦国武将ブームだったり、明治維新ブームだったり、仏像ブームだったりしているらしいが、よくわかる。みうらじゅんというマルチな才能を持った方がそこんとこをいろいろ解説してくれているので読んでほしいが、ここは城好きの話だ。だれがどうやってその城を建ててその後どうなったのかはあんまり興味が無い。むしろ、この馬鹿でかいスケールに圧倒されるのである。宗教美術でも、城や古墳のような権威を象徴するような建築物でもその圧倒的なスケール感とお金かかってますけど的なところに惹かれるのである。建築当時の最高のものを結集して作られているのでそれは美しいものが多い。写真の姫路城なんかは運がよく美しいがゆえに何度も手が入れられきれいなままで残ってくれている。そのためにはかなりに人とお金が使われているんでしょうが、ありがたく拝見しよう。現在、姫路城は何度めかのお色直しの為に工事が進められている。解体修理中も見れるということなのでまた行ってみたい。ちなみにこの角度が結構いい。

2010年5月6日(木) 沖縄よっつ:その1 無くていいもの

4月にヤンバルクイナが4羽事故にあったと沖縄タイムスは伝えている、今年はペースが速いという。同じころ久米島のほたるは確実に減っていると久米島ほたるの会の宇江原代表は言う。その活動はあまりにも地道である。名護の朝早く、ホテルのベッドでひときわ高くしゃべっているように鳴く鳥に起こされて沖縄について書かなくてはと思いついた。遠くではアカショウビンが楽しくも悲しくもなく時折鳴いている。そもそも沖縄の存在がどうであれ今の沖縄について深く感じることは後の時代にも大切に残したいものがあるということ。とりわけその美しい海岸線や色鮮やかな色彩を見せる魚達に心躍るのは当たり前であるが、そこに住む人々の温かい人柄やゆっくりと進む時間に触れると僕らは教えられるものがたくさんあることを知る。それでもレンタカーを乗り回し、海岸線に立ち並ぶリゾートホテルに向かい、戦闘機を見て興奮しているのもよくわかる。僕たちはずっと年に何回かしか来ないリゾート旅行者なのだから。仕方がないのだ。日頃、仕事に疲れた体を沖縄に置いていく。そして生まれ変わったような感じでまた自分たちの巣に向かうのである。僕が沖縄に対してこれから何をするのかはまだ分からないが、僕は沖縄に通い続けようと思っている。それでもそれは近いうちにわかるような気がしている。近い将来沖縄に無くていいものを考えればその答えが見つかるのではと思っている。