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2010年5月6日(木) 沖縄よっつ:その1 無くていいもの

4月にヤンバルクイナが4羽事故にあったと沖縄タイムスは伝えている、今年はペースが速いという。同じころ久米島のほたるは確実に減っていると久米島ほたるの会の宇江原代表は言う。その活動はあまりにも地道である。名護の朝早く、ホテルのベッドでひときわ高くしゃべっているように鳴く鳥に起こされて沖縄について書かなくてはと思いついた。遠くではアカショウビンが楽しくも悲しくもなく時折鳴いている。そもそも沖縄の存在がどうであれ今の沖縄について深く感じることは後の時代にも大切に残したいものがあるということ。とりわけその美しい海岸線や色鮮やかな色彩を見せる魚達に心躍るのは当たり前であるが、そこに住む人々の温かい人柄やゆっくりと進む時間に触れると僕らは教えられるものがたくさんあることを知る。それでもレンタカーを乗り回し、海岸線に立ち並ぶリゾートホテルに向かい、戦闘機を見て興奮しているのもよくわかる。僕たちはずっと年に何回かしか来ないリゾート旅行者なのだから。仕方がないのだ。日頃、仕事に疲れた体を沖縄に置いていく。そして生まれ変わったような感じでまた自分たちの巣に向かうのである。僕が沖縄に対してこれから何をするのかはまだ分からないが、僕は沖縄に通い続けようと思っている。それでもそれは近いうちにわかるような気がしている。近い将来沖縄に無くていいものを考えればその答えが見つかるのではと思っている。

2010年5月7日(金) 沖縄よっつ:その2 そば

沖縄には「沖縄そばの日」がある。むかしむかし「全国生めん類公正取引規約」にそばの名称は、「蕎麦粉30%以上混入されていること」と、いちゃもんを付けたそうだ。何度かの真摯な陳情の末、ようやく「沖縄そば」という名称にてそばは復権した。10月17日がちょうどその日にあたるという。僕はそばを食べ続けている。お腹がすけばそばを食べる、いつでも沖縄に行くとそば屋を探している。石垣島に行っても宮古島に行っても久米島に行ってもお勧めできるそば屋がある。もちろん本島でも。でもまだまだたくさんのそば屋があるのでまだまだ回る。もっと勧めるという感じである。だんだんわかってきたことは、僕には3つのセオリーがあるということ。スープがあっさりすっきりしていること、そこには鰹と塩がしっかりと効いていること。麺がしっかりと腰があってちじれていること。乗っかるソーキや三枚肉はあんまり主張しないこと、もしくは無くてもいい。でも、そんなこと言ってもおいしければなんでも良かったりする。画像は今回の話とは全く逆なタイプの沖縄そばの店、久米島のやん小の肉もやしそばだ。おいしいものなら食べてみればみんな納得するので紹介しておく。隣の久米手本舗にも行くべし。