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2010年8月16日(月) 豊助饅頭

饅頭が好きだ。「なほとか通信」は筆者の独断と偏見で好きなことを好きなように書くためのブログであるが、食べるものに関してはあんまり書かないことにしている、でももう我慢が出来なくなって書く。饅頭が好きだ。子供の頃から食べている味が大人になっても味覚を左右することがあるだろう。まさしくこのタイトルの「豊助饅頭」がそうである。これを食って大きくなったわけではないが、お盆のシーズンになると誰彼ともなく饅頭を手に下げて墓参りにやってくる。久しぶりに会う親戚のおっちゃんと汗かきながら遊んで、冷たい麦茶とともにその饅頭を食べるのだ。その味は子供の僕らには頼りないぐらいあっさりしていた。髭が生え大人になった頃にはそれは甘ったるくて仕方なかった。でも今この歳になってこの饅頭が本当にうまく感じるようになって来たのだ。明治15年創業である「豊助饅頭」がなぜ平成の世までこのような神戸の山奥淡河(おうごと読む)で愛され続けてきたかはきっと、それを食べてみないとわからないと思う。しかも人生とともに食べ続けてさらにおいしさを増していくような饅頭なんてこの世にそんなにないのだ。だから忘れられない味になる。
お店は何度か改装や移転を繰り返しているがその雰囲気はかわらずとどめている。何にもすることがなく山奥に行きたい時があれば行っていただきたい。ふーんおいしんやんぐらいに感じると思う。それぐらいがちょうどいいのである。でも本当に好きなのは丁稚羊羹だ。その話は次の機会に・・

2010年8月23日(月) レインボージャンボリー

夏フェスに行って来た。死にかけた。最高気温36℃の猛暑の大阪、11時半開場の万博記念公園もみじ川芝生広場にはかなり沢山の人が詰め掛けていた。暑い、とにかく暑い。開門と同時にメインステージ前から埋まって行くのが普通のライブだが今回はそれと同じぐらいステージから離れた木陰も埋まっていた。 FM802とFMCOCOLOの共同開催で行われたライブは802DJ陣の華麗な?からみで進行していく。それでいいのか!マーキー58歳と吉村昌広のいい声コンビに呼び出されて「THE BOOM」「ROCK‘A TRENCH」「有山じゅんじと上田正樹ぼちぼちいこか2010」「中井戸CHABO麗市WithDrKYON」「ORANGE RANGE」「BEGIN」と続く。わかりやすい話だが年齢層がけっこう高いとけっこう低いがごちゃまぜになっている会場はちょっと異様な感じに見える。それが今回の2つのFM局主催のライブの特徴と言っていいのだろう。久しぶりにブームを見る、相変わらず宮はかっこいい。有山じゅんじなんか20年ぶりかもしれない。ロッカの山森君は楽曲の通りまっすぐでいい。でも一番うれしいのはチャボが真夏の大阪に来てくれたことだろう。清志朗が死んで追悼のLIVEをたった一人でSHIBUYA-AXで行ってから約10カ月、チャボはさらにチャボになって大阪にやってきてくれた。相方のキョンがこれまたよかった。ボガンボスのどんとが死んで以来、キョンのこともほとんど忘れそうになっていた。が彼もまた不死鳥である。オレンジレンジの縦乗り感たっぷりなライブにタオルを振り回し、締めにBEGINになごまされて涙ぐむ。帰りは目からLEDビームを放つ太陽の塔に見送られながら、くたくたの体をモノレールの椅子から引き揚げて帰る。ビールを6本とお茶2本飲んでもまだ乾く体を引きずって。