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2010年10月4日(月) 神足裕司(こおたりゆうじ)

長い間ご無沙汰している間に一気に季節が過ぎ去ろうとしている。挨拶なしに夏が行き過ぎて、さんまとともに遅れて秋がやって来た。おかげで松茸だ、ファッションだ、スポーツだので忙しくてたまらない。行きつけのコンビニの店員さんに「明日から転勤です」って告げられる。アルバイトなのに転勤があるのかと思ったが、それがこの頃の現実である。春も秋も季節の変わり目である。肌の組織も入れ替わるので女性陣は乾燥肌に注意だ。今日はそんなに秋らしい話題もないので「神足裕司」について書いておこう。なにも書くことが無い時に書こうと思い始めて1年、やっとこの日が来た。写真のおっさんはコラムニストにして第一回流行語大賞の受賞者である。料理が得意で、その交友関係が著しく広範囲にわたる。僕は彼の文章を気に入っている。書いてしまえばそれだけのことである。どこかで「神足裕司」の名前を見たらそのコラムを読んでみよう。時どき忙しくて酔っぱらいながら書いているであろう時のコラムは理解の範囲を超えている。内容はさておきただその文章を気に入って僕は読んでいる。それだけの話。

2010年10月6日(水) ソニー・ロリンズ

知ってる人は知っているだろうが、ソニーロリンズというジャズの大御所がいる。彼はマイルス・デイヴィスなどの数々の名プレーヤー達とともに幾世代も時代を引き連れてきた達人である。サックスを手にすっくと立つやいなや饒舌なまでのプレーを延々と続けるあのプレースタイル、フレーズがアドリブを呼び、アドリブがアドリブを呼ぶあのソニーロリンズが今目の前にいる。真っ赤な装束に身にまといよろよろと舞台に出てきたこの人物が本当にそうなのだろうか。それでもサックスを持つ、持つとすぐに吹き始める、聞こえてくるその音が本当に彼の吹いているものだと実感できるまで時間はかからなかった。しかし彼の風貌は年老いている。当たり前であるが先月彼は80歳になった。「セントトーマス」が聞こえてくる。1時間半という1セットではあったがそこに確かにソニーロリンズはいたのである。60年以上ジャズとサックスに費やした時間を感じる。でもほんとうはビレッジヴァンガードなんかで聞くともっといんだろうなって思う。ニューヨークに行きたいなって少し思う。ちなみに写真はツアーパンフを作る時に撮ったものだろうけど、今はその1.5倍相当の頭になっていることをお伝えしておこう。