なほとか通信 2015 Boss Blog

第一回 年の初めに

日本を飛び出したいと思う頃にはもう搭乗券はなし。と言う状態が何年か続いている。あと少しでスペインへ行けると思うと何かと出費が続く。スウェーデンもニューヨークもそんな感じである。

それよりも何よりも「あけましておめでとうございます」である。本年も「なほとか通信」を続けたいと思っているが、どうも最近は前半で息切れしてしまう。今年は何とか月一ぐらいでゴールしたいと思っている。

伊勢神宮詣

最近のルーティーンで行くとトップバッターは1月3日の伊勢神宮詣である。何年か前に年が明けてすぐの真夜中に伊勢神宮を目指したが、あまりの寒さにもう二度とごめんだと言われて以来、初詣は3日に後退したのである。年に一度の近鉄電車に揺られて二時間、伊勢市で降りて外宮に向かう。お札をいただくまでは案外すぐで今度はバスで内宮に向かう。その頃にはお腹が空いただの寒いだの言いだすので、お札をいただいてから内宮を出たところの赤福でお茶のおともにいただいて一同ほっこりするのである。

お腹が落ち着くとおはらい通りを進んで今度は伊勢茶の店に着く。ここで一年分のお茶を毎年買うのだがそれでも時々余るほどである。聞くと伊勢茶は高温のお湯でたくさんの茶葉を一斉に膨らませて、すぐさま茶碗に注ぎこむのだと言う。ずいぶん乱暴なやり方だがそういう風に使っていると一年では足りなくなるだろうと思ってしまう。つづいて伊勢の酒「おかげさま」を伊勢たくわんのセットでいただいて、恒例の伊勢うどんで締めるのだ。

お土産用の赤福を本店で買っておかげ横丁を一周して帰るのだが、もうすでにおじいちゃんの初詣になっているのではないかと最近考えている。今年も一年ここから始まる。よろしくお願いしますという気分になる。

石清水八幡宮詣

翌日はケーブルカーに乗って八幡市にある男山に登って行く。もうかれこれというほど来ているがいつ来てもこの神社にはいろんな意味で神聖な気分にさせるものがあるような気がする。

ここではお札ではなく破魔矢をいただく。巫女さんが破魔矢を持って神楽を舞う姿をいつも何となく神妙な気分で見ている。今年も本当に始まるのだと少し本気で思う。山を下りて走井餅を食べれば石清水八幡宮詣では終わるのである。

住吉大社詣

住吉大社には毎年会社のみんなでお参りをしている。商売繁盛の祝詞をいただいている内に、普段からなじみの無い正座のおかげで全くしびれてしまった足をひきずっておみくじをひく。おみくじはここでしかひかないのでどうもこの運で一年間頑張らなくてはいけないような気分になっている。どんなくじまわりでも頑張ることには変わりないが、今年はゆっくり行きなさいとお言われたので結構ゆっくりやっている。

守口佐太戎神社詣

そして締めくくりには戎様にお参りをする。関西に多いのかもしれないが商売繁盛のお参りをわざわざ10日戎として行くのである。飾りを付けた笹をいただいて、お神酒をいただいて神楽を舞ってもらって、熊手と籠を買って帰る。最後にはくじ引きまでひいて帰る。今年は石鹸が当たった。古い縁を良く洗いなさいと言うことなのか、今年もいい年になればと思うのである。 そんなこんなで、一年もつつがなく始まろうとしている。 皆さま、今年も一年よろしくお願いします。

会社情報