今日色眼鏡   ハニカムの日常を映す色眼鏡

2014年 no.2

「怒怒」

「空にも怒りがある」としたら、間違いなく今日の空なんかはそうなんだろうなと思います。今にも暮れかかろうとしている西の空に不気味に光る太陽とそれに群がるように集まった雲の筋。台風ほどのパワーを持った爆弾低気圧が日本中を駆け巡ったせいでクリスマス前にもかかわらず猛吹雪に遭遇してしまいました。せっかくの四駆車だと言うのにノーマルタイヤでびくびくの高速道路を走ってやっと帰ってきた大阪での出来事です。そもそも自然には感情など無いのですが、見ている人の心情によっても様々に見えるでしょうか?怒りとは怖いものです。

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「日々と日常について」

秋の報告もしないうちに「そろそろ冬だね」とか言いだしてしまいました。週末には紅葉だ山登りだとか忙しくされている方も多いと思いますが、そんな中をひたすら働いている日々です。とはいえ起きている間中ひたすら食べ続けている羊たちを見ていると、人間も本来こうあるべきなのかと思えたりします。本能のままに食べて、食べるために移動して、身を守りそして世代をつないでいく。そこにはどういうつもり?も何がどう?もないのです。ただ空が青くて、あたたかい日差しの中ぽろぽろとした黒い点を避けながら歩いている。日常があるだけです。

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「信号待ち」

先日福井県を車で走っていると偶然にも恐竜が信号待ちをしているところに遭遇しました。真っ白な恐竜でイグアノドンかフクイサウルスかはわかりませんが、なかなかお行儀がよろしかったです。というのは冗談で、長い間行きたかった福井恐竜博物館の近くの様子です。博物館は外観からなかなか興味深い造りでしたが内部の展示にも度肝を抜かれてしまいました。恐竜が闊歩していた 時代のFUKUIのことも気になりますが、絶滅していく恐竜を見送りながらいつの間にか生物最高位に昇りつめたニンゲンがどんな感じだったのか気になります。

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「天神祭 終わる」

暑い夏が熱過ぎる夏がやってきました。各地ではお祭りや花火大会やフェスなどが行われているとは思うのですが、最近はとんと参加していないような気がします。今年はもしかしたら自宅のベランダで天神祭の奉納花火が見られるかと思ったのですが、実際には遠くのほうに音とほのかな明かりが見えるぐらいでやっぱりねという感じでがっかりです。でも仕事帰りにあちこちでお祭りの熱気の中にいる事はやっぱり都会暮らしの醍醐味かとも思います。仕事ばっかりしてないで遊びに行きたいなと 思う今日この頃ですが、こんな年もあるのかなとも思うのです。

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「釣りはそんなに好きではないのです」

イワシは釣りあげるとひとしきり暴れてから動かなくなります。その間に銀色のうろこのほとんどはとれてしまい、釣りあげた人は全身海水とウロコまみれになるのです。50を越える釣果ですが鰯と片口鰯が大半であとはサバの子供が数枚と鯵が1枚。しばらくサバイバルな食卓は続くのです。明石大橋の架橋が見える港で老若男女が集って釣りに没頭している姿って結構平和です。夕日に照らされながら潮風を浴びていると本当に気持ちいいのですが、手のひらの生臭い匂いには悶絶するのです。

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「お祭り終わる」

ブラジルワールドカップはドイツの優勝で終わりました。大会が進み負けてピッチを去る選手の背中がどんどん増えて行くに連れて、あんなに熱狂的だったお祭りが終わりに近づいていることを教えていました。決勝戦は個人的には非常に面白い試合だったと思います。メッシのフリーキックを外した後の表情がすごく印象的でした。大阪は朝から強い雨が降っています。もうすぐ梅雨が明けて暑い夏がやってきます。今年こそどっかにバカンスなどと思うのですが、そんな事もないかと、日蔭で猫のように眠っていたい今日この頃です。

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「猫は構いません」

自転車は通ってはいけません。猫は寝てもかまいません。そうは書いてないのですがそういう大胆なところは結構好きです。夏至を過ぎて梅雨も中休みなのでしょうか?少し肌寒い天気のいい朝には早起きして朝顔の手入れをしながら晴れ渡った空を見ます。遠くブラジルの地で日 本代表の重圧を背負いながら戦っている選手たちを思うのですが、何せこちらはあまりにも朗らかな朝なので猫のように思わず気持ちいいことを選んでしまうのです。グループリーグ残り1試合、思い残すことの無いように戦ってもらいたいと思います。だって次は4年後だもの。

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