今日色眼鏡   ハニカムの日常を映す色眼鏡

2017年 no.1

「大人の夏休み」

今年の夏は海にも山にも行かずキャンプもなしお祭りもなしなので夏らしいことが全然できていないなあと嘆いているのを憐れんで、花火大会に誘ってもらいました。阪急宝塚線の池田駅も猪名川花火大会も初めてだったので最初は期待薄でしたが、いざ着いてみると民家や工場の間から見える花火の雰囲気が子供の頃に見た田舎のそれにどこか似ていて懐かしい気分になりました。本当はあらかじめ予約席とかを確保して大人の花火大会が理想ですがクライマックスも見ずにそそくさと人の波を逆走して居酒屋に向かうのも大人の・・かと納得したり嘆いたりする今年の夏ももうすぐ終わります。

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「丸亀という町で」

しばらく暑い模様で大阪は今日も朝から気温がどんどん上昇しています。それでも朝晩はずいぶんと涼しくなり日が暮れるのも早くなりました。お盆のお休みの間に帰省してお墓参りをしたついでに少し足を延ばして香川県の丸亀市にある猪熊弦一郎現代美術館に行ってきました。駅舎を出てすぐ横にそびえたつモダンな建物とポップな現代美術に彩られていて簡素な街並みに少し違和感があって面白いです。地図を見れば駅の周りにほとんどの行政機関と港などの交通機関、お城などの観光スポットが実にミニマムにすべてがぎゅっと備わっていて気持ちいいくらい完結しています。

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「台風とウルトラマンの夏」

暦の上では立秋ですが台風5号の影響で大阪も朝から荒れ模様です。夏休みが始まっていろんな所で子供たちを目にしますが、彼らが見ている世界はかつて僕が見ていた世界なんかよりずっと大きくてかなり違っているのだろうと思います。世界の小さな町で起こったことも手に取るように感じることも出来るしちょっとした思い付きで世界を感動させることも出来ます。もちろんいいことばっかりではないですが世界は確実に広がっています。それでも街頭インタビューで将来の夢はウルトラマンになりたいと言う子供を見ると、そんなに世界は変わってないのかもと思う今日この頃です。

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「水族館のように」

沖縄の仕事が一段落したので関係の皆さんと美ら海水族館に行ってきました。数年前に行った頃とはすでに時代が変わってしまったので革新的な感動ではなくなってしまいましたが、ジンベイザメが泳ぐ黒潮の海水槽はやはりダイナミックでした。インスタレーションの仕事に同行させていただいていつも思うことは、奇をてらうことなく確かな感動をシンプルに伝えて行くことです。それをいつも僕達に気づかせてくれるのはいつも子供です。今も沖縄の海にはたくさんの動物たちがいてそれをこうやって見ることの出来る水族館。そんなことなんじゃないかなと思うのです。

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「沖縄のビーチにて」

ここ数年遠ざかっていた沖縄にこの頃毎月のように行っています。もちろん仕事がらみなので旅行気分とはいきませんが。今更なのですが頻繁に飛行機に乗っていると実は飛行機が嫌いだったということに気が付きました。何度も続けて食べていると実は苦手だったことがわかったパクチーのように。沖縄ではきめの細かい珊瑚からできた白砂のビーチにアダンの葉の影がのびて南国っぽいですが、遠くから大阪からの修学旅行生を引率する先生の「お前ら変なとこ行ったらハブにかまれっぞ!噛まれたらみんな帰らなあかんねんからな」と。それも現実です。

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「雲の上には」

雲外蒼天、うんがいそうてんと読むのだそうですが、雲の上はいつも青空と言う意味の4文字熟語です。困難を乗り越え、努力して克服すればよいことが待っているというたとえ(四字熟語データバンクより)と言われても、一気にずんって飛び越えちゃう人もいるので一概にすべてがあてはまるとも限りませんね。今日発表のサラリーマン川柳第一位は「ゆとりでしょ?そう言うあなたはバブルでしょ?」でしたね。ある意味わかりやすくて誰も傷つけないという意味で合格点でしょうか?ところで雲の上から見ると雲にも水平線みたいなのがあるのですね。

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「もうすぐ夏?」

ゴールデンウィークが終わって先週ほど会社に行くのが嫌だなぁと思った日はなかったです。育児休暇明けの社員も復帰して久々に社員がそろった朝に、これといってためになる話も出来ないのですが何となく人が集うという雰囲気が好きで朝礼は大事にしたいと思っています。写真はGW中に行ったタイのアユタヤにあるワット プラマハタートにある木に取り込まれてしまった仏頭です。何が起ころうと時間を経てもなお生き続ける仏のパワーのようで力強いものを感じました。そろそろお中元の案内が届いています。季節は移り変わっていきます。

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「Mirai Size」

新しい一年が始まって3ヶ月、今年も年度末のあわただしさに呑み込まれておりますが、それでも春の足音が一歩ずつ迫っているのか花も鼻も気になって仕方がありません。当たり前に時代は進歩を要求していくものですが、そもそも目指した世界と本当に必要な世界がちょっとづつずれているとしたら、そろそろ未来を見直してみましょうという意味で、今年のコンセプトはMirai Sizeにしました。要は自ら変えていく力にあると思います。「変わらぬものが あるからこそ 変わることを 恐れなくていい」そういうことなのかもしれません。ハニカム9年目の春です。

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「種蒔ずして」

あけましておめでとうございます。本年もハニカム株式会社とハニカムのホームページ、ハニカムエンジンをどうぞよろしくお願いします。2017年ハニカムはいつも通りの新年を迎えておりますが、昨年はいろいろとありすぎたのでいったい全体2016年がどんな年だったのかもまだうまく呑み込めておりません。ただし今年もまあいろいろあって当然だろうという風な落ち着いた心境になっております。おみくじで凶を引こうとも矢でも鉄砲でも持ってこいと言う感じです。石清水八幡宮に写真のような一句がありました。2016年はどうも種蒔きの年になりそうです。本年もよろしくお願いします。

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