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船の科学館
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船首方向の甲板
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機関長の部屋
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医務室の様子
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樺太犬の小屋
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海水のお風呂
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操舵室
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スクリュー
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広い甲板
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日本丸と学生達
12月16日(金) 宗谷のいる所へ

船の科学館と車内アナウンスが流れるとあと数駅で国際展示場に着くのだという感じでいつも聞いていた。でも今回はここで降りることになる。長い間ゆりかもめに乗っていながら、ここで降りようともここに宗谷と言う名前の船が泊まっていることも知らなかった。TBSドラマで最近お馴染みの初代南極観測船の宗谷が実際に乗りこめるという形で展示されている、しかも御心付けでお金を払うだけで良いのだ。五百円玉を一枚名刺投入ボックスの様な所に入れてから隣にあるパンフレットに気が付く。三百円なので買ってみるとこれで三百円かと思うほどのレベルの高さに驚く。千円を渡すと小銭無いですかと言うので、さっき五百円入れる前に言って欲しかったと少し思う。タラップを渡り乗船するとすぐに船首方向の甲板が見える。第三次越冬隊に決まったキムタクが第一次越冬隊のみんなとここで座って談笑するという場面が撮影された場所だ。階下に降り通路を進んで行くと、中は思いのほか狭いという感じはするだろうという予想以上にこの船は狭かった。一体本当に77名も乗って行ったのか思うほどだ。しばらく行くと鮫島こと寺島進キムタクと取っ組みあった食堂がある。ドラマのままだが幾分か縮尺が合わない気がする。その先機関長の部屋や位の高い船員の部屋が続く、このあたりならまだしも、第十三士官あたりの部屋になるともう上下二段ベッド寝台列車並みの暮らしになる。窓には赤道を通る時、あまりの暑さに対応するため風を取り込めるように工夫されたエアスクープなる物が見える。また別途にアイスクリームフリーザーと呼ばれるエアコンみたいなものを使っていたとも書かれている。そのほかお風呂や洗面所、トイレなど日常生活が出来るものはすべて揃っていたというが、お風呂は水の節約の為航海中は海水を温めて使い、南極では雪や氷を溶かして使っていたと言われる。また人から犬の手当てまでしてくれていた医務室、登場機会が多かった通信室などがそのまま残されている。奥には樺太犬タロージローリキが暮らしていた犬小屋も見える。船内には当時の状況や宗谷の船歴、南極の様子などをパネル展示してある部屋があり小さいながらも当時の状況を詳細に報告してくれている。館の方が語られているのを聞くと、南極から帰って来た宗谷は当時脚光を浴びた時代から、すでに忘れ去られてしまった今まで約35年ぐらいこの海に浮かび続けている。今では船体も老朽化してこの先どうやって行くかも何も決まっていないということを懸念されている。産業遺産と言う言葉が全国で叫ばれ保存が叫ばれている時代、宗谷はある意味文化遺産を越えて当時の最新の技術を使われているという意味では産業遺産として見るのも正しいのではないかと思う。そして宗谷のその歴史性も考えなくてはならない。日露戦争以前、ロシアの発注で一度はボロチャベツ号として進水式を迎えたがロシアとの関係悪化に伴って船体の引き渡しは行われず、その後地領丸として日清戦争での物資補給船などに使われた。その後海軍に買い上げられ武装して特務艦として仕立て上げられる頃に宗谷と名付けられたのだ。時が過ぎ戦争も終わり、宗谷も引き上げ船となり南洋諸島グアム・トラックの島々上海・台湾・ベトナムと向かった。その後、さらなる用途変更の後、宗谷は南極観測船に改造されることになる。さてドラマでもお馴染みなように宗谷の南極観測についてはその資金は多くに市民の寄付によって賄われているところが多い。だから当時の観測隊への注目度は計り知れなかったと思われるのだ。宗谷は南極から帰ってもしばらくは函館の海で働いている。そして昭和53年にこの場所で再び南極観測船の姿に戻され、多くの保存を望む声のもと今この場所にいるのだ。たった三百円のパンフレットが伝えてくれるところは本当に大きい。皆さんも出来れば船の科学館に訪れて、宗谷に乗っていただきたい。船はそれぞれ様々な船歴を持つが、宗谷ほど華々しくて歴史に翻弄されて、しかも愛された船は無いのである。たぶん。現在、向かいにこの間内部展示が終了した青函連絡船羊締丸が停泊しており。さらに奥には帆船日本丸海上訓練から学生達を連れて帰って来ている。こんにちはと笑顔で声をかけてくれる学生達に日本の未来を見ながら宗谷は静かに浮かんでいるのである。
PS:宗谷に行ったならぜひとも色んなところに越冬隊が書いた落書きがあるのを探していただきたい。

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宗谷とロケ地の文字
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食堂の様子
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十三士官の部屋
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通信室
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タロージローのパネル
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館長室
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宗谷の変遷 パンフレットより
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海上保安庁の徽章
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宗谷の行くへは
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偉大な宗谷よさようならの
書き込み
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