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1977年 岐阜県生まれ
2014年 デジタル一眼レフを用いて写真を撮るようになり、カメラメーカー主催の撮影会、 日本写真学院(閉校)で、写真の基礎を習得 2017年 「ゼラチンシルバー東京」 中藤毅彦・元田敬三ゼミ (カロタイプフォトワークス)受講 |
中藤・元田ゼミの受講を機にモノクロフイルムでの撮影を開始し、その表現に魅了される。以降はフイルムカメラでの撮影が主体となり、貸暗室(カロタイプ)で技術を習得後、自宅アパートに暗室を設けて作品制作を開始する。
展示(グループ展)
2017年 「ゼラチンシルバー東京 中藤毅彦・元田敬三ゼミ修了展」 ギャラリーニエプス(東京) タイトル:PHANTOM (小全紙2点,大四切18点)
Title
亡霊の目
Statement
街を歩くとき、人や自然,動物といったものよりも人工的な構造物や建物に私は目を奪われる。
従って、撮影する被写体もそうしたものが主体となる。
何故なのかは自分でもわからない。
出掛けた先で目にとまった被写体があればモノクロフイルムを使って撮影し、現像する。
そして、エアコンも付いていない田舎の安アパートに設けた暗室で、季節によっては強烈な暑さや寒さに苦しめられながらも黙々と作業をしては、自分の表現を追求している。
青春を謳歌していた頃、周りの景色が色鮮やかなものに見えてどんな小さなことでも幸せを感じた。
当時の倍の年齢となったが、残念ながら、いわゆる成功とか幸せな人生とは逆の生活を送っている。
それでも幸か不幸か、写真との出会いが私にとっての生きる目的であり活力となった。
そうしたものと出会えたのだからある意味では私は幸せなのかもしれないが、今の私の目に映る景色は決して色鮮やかなものではない。
私がモノクロフイルムの表現に惹かれて自身の作品を表現したいと思うことは必然なのかもしれない。