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屋根材の種類

現在、屋根材には多くの種類があります。
ここでは日本の住宅で使用されている主な屋根材の特徴とメリット・デメリットをご紹介します。

粘土瓦

粘土を焼き上げた日本の伝統的な屋根材で、年月とともに味わい深さが出てきます。表面に釉薬が塗られている釉薬瓦と、塗られていない無釉瓦に大別されます。近年ではかたち・色の種類も増え、洋風住宅にも用いられています。

≪かたちの種類≫

写真 釉薬瓦 J形
(和形)
三州瓦
写真 釉薬瓦 S形
(スパニッシュ形)
三州瓦
写真 釉薬瓦 F形
(フラット形)
三州瓦

≪県別出荷枚数比率≫

愛知県の三州産地、島根県の石州産地、兵庫県の淡路産地を瓦の三大産地と呼びます。愛知県の三州産地は全国生産量の約6割を占めています。

Yane_03_shikaku_midori01 一位 愛知県/三州瓦
色・形の種類が豊富で様々なデザインの住宅にあわせやすい。 写真

Yane_03_shikaku_midori01 二位 島根県/石州瓦
赤瓦と呼ばれる独特の赤い瓦が有名。(その他カラーも有り。)
強度に優れ、寒冷地方に適している。

Yane_03_shikaku_midori01 三位 兵庫県淡路島/淡路瓦
淡路瓦の土は「なめ土」と呼ばれ、粒子が細かく美しい仕上がりになると言われている。

(円グラフ:平成17年工業統計表)

Yane_03_kawara

三州瓦 S形

Yane_03_merit

・高級感がある
・年月とともに味わい深さが出る
・耐火性・防水性・遮音性に優れている

Yane_03_demerit

・比較的価格が高い
・重い
・衝撃により割れる恐れがある

スレート

セメントを高温高圧下で成型した板状の合成スレートに着色を施した屋根材です。
比較的価格が安く、建て売り住宅に多く見られます。

Yane_03_colorbest

ケイミュー株式会社
カラーベスト

Yane_03_merit

・比較的価格が安い
・軽い
・カラーが豊富にある
・施工性・耐久性に優れいている

Yane_03_demerit

・比較的安っぽさを感じる
・吸水性に劣る

金属板

金属板は加工しやすく、曲線や円形といった複雑な形状の屋根にも対応できることから、住宅の他、店舗や大型施設など様々な建物にとり入れられています。古くから和風建築にとり入れられている銅板や、鉄板の表面に塗装を施したカラー鉄板、トタン板(亜鉛鉄板)等様々な種類があります。近年では、耐久性の高いガルバリウム鋼板が人気が高く、建築家の設計する建物に多くとり入れられ、モダンな屋根材として注目されています。

Yane_03_garubarium01

http://blog.goo.ne.jp/
yukisatoshima/e/
133f9ec980c791802d861a
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Yane_03_merit

・種類によるが比較的価格が安い
・軽い
・屋根の形状に合わせやすい
・耐久性・耐火性・防水性に
 優れている

Yane_03_demerit

・遮音性に劣る
(雨音が気になる)
・耐熱性に劣る
・工業地帯、海岸沿いは塩害により腐食が早まる

参考:こだわりマイホーム
http://sayacafe.sub.jp/home/
roof.php

(賀戸)

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