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上手な利用で治水と利水

家を作る、今回は雨水利用について様々な角度からアプローチしてきましたが、ポイントをまとめてみます。

その1、水資源の有効活用と省エネ
捨ててしまう水を資源として有効利用し、節約出来る水道水分の省エネに貢献出来るとともに、水道代の節約に役立ちます。

その2、環境に配慮
打ち水効果による屋外のヒートアイランド対策に貢献します。

その3、水害予防効果
降雨の一時保存・流出抑制が出来る為に短期集中豪雨などがひきおこす都市型洪水への対策に有効です。

その4、災害・緊急時の非常用水の確保
非電源システムなどを使うことにより、災害時のトイレの流し水等の雑用水の確保に有効です。

その5、雨水を通して子供の教育としても有効
省エネ・節水・雨水循環などの教育的観点からも有効です。

水の重要性は国際的にも高まっています。上手に水を利用してまた巧みに水を操る循環型社会が望まれている時代、家が社会につながる窓口だという認識を持って水利用について考えなくてはならないと思います。そういう意味でも雨水利用の今後の展開は注目されているとともに、さらなる普及が望まれます。

編集後記

水道スケッチ 子供の頃、暮らしていた田舎の家には、水道の蛇口の横に井戸水をくみ上げるポンプのついた蛇口が並んでありました。蛇口をひねるとかすかにポンプは音を立てて動き出し、そんなに深くない井戸の底から水を吸い上げてきました。今から思うと子供ながらに水道水と井戸水を使い分けていたように思います。水道水が無くなれば困ります。でももう一つ使える水がある社会のほうがより安心で住みよい社会だと思います。もうすぐ梅雨です。子供たちと一緒に雨水のこと、ちょっとだけ考えてみる機会になればと思います。(常深)

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