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810.「大接近!工場見学 ごみとリサイクル編 食品〈給食〉」
著:高山リョウ 写真:富永泰弘/岩崎書店

ガリガリ君やランドセル、さくらクレパス、ミートボールなど子供に身近なものをテーマにした大接近を基本編とすると、こちらはごみとリサイクル編。今回のテーマは学校給食です。

群馬県の小学校と食品リサイクル工場の実際の取り組みが紹介されています。給食の調理時に出る野菜くずなどは、リサイクル工場に運ばれ、飼料や堆肥に生まれ変わります。その飼料を栄養とした豚や堆肥で育った野菜が、町の人々に届けられ、また循環が繰り返されていきます。こんな仕組みを何となく知ってはいても、実際に大接近の写真で見ると説得力があり、子供たちも分かりやすかったと思います。

これは群馬県の取り組みですが、では実際に自分の住む町はどうなってるんだろうと思うと知らないことばかり。子供たちにも教えられるよういろいろ勉強したいと思います。

2025-05-20-TUE
809.「クマと森のピアノ」
作:デイビッド・リッチフィールド 訳:俵万智/ポプラ社

ある日クマのブラウンは森の中で「へんてこなもの」を見つけます。たたくと聞いたことのない素敵な音がする、そうそれはピアノでした。

ピアノに夢中になったブラウンは、森を離れ、遠い人間の町へ。レコードを出し、コンサートも大人気、演奏者として大成功をおさめますが、ふと思います。自分が大切にしたいものは何だろう。

ブラウンが森を離れたのは間違いではなくて、町での経験もブラウンの人生。どんな道でも、いつの間にか思ってもみなかったところに来ていたり、進んでみて分かることがあったり、途中で自分の気持ちがかわったり。悩んだ時は立ち止まって、自分の大切にしたいものを考えたい。と思います。その道を進むのも違う道を行くのも自分次第。

娘はこの夏にピアノの発表会の予定です。私が緊張しています。ブラウンのように楽しんで弾けますように。

2025-05-19-MON
808.「くすのきだんちのあきまつり」
作:武鹿悦子 絵:末崎茂樹/ひかりのくに

くすのきだんちシリーズ、今回はあきまつりのお話。どーんどーんと祭り太鼓が、秋の青空に鳴り響き、住人たちはそろってまんまん池のお祭りに出かけていきます。

まんまん池の水の恵みに感謝するこのお祭り、ネズミたちが神輿をかつぎ、たくさんの屋台が並び、活気があって楽しそうです。カケスぼうやたちにとっては初めてのお祭りなのかもしれません。はしゃぐぼうやたちを住人たちで見守り、一緒に楽しみ、そんな様子があたたかいです。カケスぼうやたちはまだ小さくて、今回はお神輿をかつげなかったのですが、きっと来年か再来年にはきっと。住人たちみんな楽しみにしているでしょう。

大人が読むと昔のお祭りの思い出がよみがえって、懐かしい気分になります。

2025-05-16-FRI
807.「パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち」
柴田ケイコ/KADOKAWA

このおにぎりぼうや、以前娘から保育園で読んでもらったと聞いていて、タイトルは知っていたのです。でも知りませんでした。おにぎりぼうやの正体が彼だったなんて、、そう、おにぎりぼうやは、パンどろぼうがパンどろぼうになる前の姿。パンどろぼうは、おにぎりやの息子だったのです。衝撃の事実!

おにぎりばかりの毎日に嫌気がさしていたおにぎりぼうやは、ある日パンと出会い、その美味しさを知ります。おにぎりかパンか、父と子の戦いが始まります。2人は真剣なのですが、パンもおにぎりもどちらももう美味しそう。どっちもいい、どっちも食べたい。とりあえず食べてみたらいいじゃないというお母さんの一言、ごもっともです。

おにぎりスタイルも似合うけど、やっぱりパンどろぼうは食パンをかぶっているのが似合います。パンどろぼう、はじまりの物語でした。

この間鳥取に帰省した時に、ポケふた(ポケモンマンホール)のスタンプラリーを発見。トリパス10周年企画のようです。調べてみたら行けそうな場所にあるある。

鳥取県内にポケふたは14ヶ所。今回は3つスタンプゲット、お盆でまた2~3か所巡る予定です。どのマンホールも、鳥取の風景とサンドのコラボがかわいいです。

2025-05-15-THU
806.「はじめましてスミレひめよ」
作:ハ-ウィン・オラム 絵:スーザン・バーレイ 訳:小川仁央/評論社

なんでもおんなじ?」の絵がとてもかわいかったので、スーザン・バーレイさんの他の絵本を探して借りてみました。

こちらの主人公はネズミのスミレひめ。表紙の絵からも分かるように、ドレスより半ズボンが好きなアクティブなお姫様で、いつも乳母のおハギさんを困らせています。ある日スミレひめは、自転車にのってお城をこっそり抜け出しますが、悪い猫に捕まってしまい、、。

誘拐されてもスミレひめは何のその。むしろピンチはチャンス?一石二鳥?転んでもただでは起きない?!悪い猫を手玉にとる様子に大笑いです。将来大物、いやすでに大物。

タイトルの「はじめましてスミレひめよ」もとてもいい。賢くキュートなスミレひめ、すっかり娘も私もファンになりました。

2025-05-14-WED
805.「マインクラフト きかいのはんらん 木の剣のものがたり(4)」
文:ニック・エリオポラス 絵:ルーク・フラワーズ 訳:酒井章文/技術評論社

シリーズ第4作、今回は現実を巻き込んでのナゾがたくさん。ネザーでは、5人の通う学校そっくりの建築物を発見。中には実際の誰かを彷彿とさせるような人物たち。建物の中を探検すると、現実と全く同じところと作りかけのところが、、不気味です。これは誰の仕業?目的は?

そして現実の学校では、何故か次々と壊れていく機器類。ハーパーがスマホのカメラを使って校内を撮影しようとすると、画面上にあらわれたのはたくさんのゾンビにエンダーマン。マイクラ世界のモブが現実にやってきている?ジョディはエヴォーカー・キングの正体をつきとめようと、探偵のごとく周囲の調査をはじめます。

今回は、マイクラ世界の冒険にミステリー要素も加わってハラハラドキドキ。子供たちとエヴォーカー・キングの正体をあれこれ推理しながら読むのが楽しかったです。「やっぱり怪しいのはテオ?」「まさかのドク?」そしてまさかの正体が明かされたところで、、次巻に続きます!

先日、子供たち初めての映画館へ!マイクラ映画をみてきました。私もこの木の剣シリーズやはじまりの島のおかげで何とか話についていけました。そして娘、大スクリーンの迫力にのまれたのか、魔女が怖くなって途中退出。何とか説得して戻ってきて、最後まで観て結局楽しんでいたので良かったです。やれやれ。

2025-05-12-MON
804.「いかりのギョーザ」
作:苅田澄子 絵:大島妙子/佼成出版社

森でフライパンを拾ったブブコさん、ギョーザを作ることにしました。コンロに火をつけようとしたところで、フライパンがしゃべりだし、、!?「火はいらん 火はいらん」

このフライパン、怒りのパワーでギョーザを焼くと言うのです。ブブコさんがブウタとケンカした怒りのパワーを使い、プンプンプリプリ、プンプンプリプリ♪ 皮はパリッ、中はジュワ~のそれは美味しいギョーザが出来上がりました。ブブコさんとブウタは町の人たちの怒りのパワーを使って、どんどんギョーザを焼いていきます。

「いかりのパワーは すごいんやでえ。」というフライパンのセリフにドキッとします。いかりのパワーはすごい。美味しいギョーザを焼くこともできるけど、使い方を間違えると自分やまわりを大火事にしてしまうかもしれない。そんなことを考えてしまいます、、考えつつも、無性にギョーザが食べたくなる絵本です。

この週末は野鳥観察に誘われ、春の公園をブラブラ。鶯の声は聞こえるものの姿は見えず。空飛ぶツバメは発見、巣作りの季節でしょうか。子供たちはたくさんいるムクドリの写真をとろうと頑張っていました。イソヒヨドリには出会えず残念でしたが、春の花もきれいでした。散歩が気持ちいい季節です。

2025-04-28-MON
803.「おしりたんてい ププッ ゆきやまの しろい かいぶつ!?」
トロル/ポプラ社

おしりたんてい、児童書も絵本も一通り読み終わり、しばらく読んでいませんでしたが、最近娘が2週目をはじめています。そういえば何故か絵本の方のおしりたんていは全然アップできていませんでした。

今回は雪男が出るという噂のスキー場が舞台。おしりたんていが雪男の謎に迫ります。私の好きなマルチーズ署長も大活躍。おしりたんていの必殺技「失礼こかせていただきます」も、悪人をやっつけるだけでなく、そんな使い方もあるとは、、今回の一番の驚きです。助かるような迷惑なような。

1年生の娘の教室にもおしりたんていがあるんだとか。娘の好きなキャーロット・ホース(あやうし たんていじむしょ)もあるそうで喜んでいます。

息子は最近ドラベースにはまっています。めっちゃおもしろいらしい。

2025-04-25-FRI
802.「うかぶかな? しずむかな?」
作:川村康文 写真:遠藤宏/岩崎書店

いろいろなものを水に入れたとき、うかぶかな?しずむかな?クイズのように楽しめる写真絵本です。私は大人ですから、見たら分かるやろうと読み始めたのですが、これがなかなか難しい。同じ物でも条件がかわると浮かんだり沈んだり変化するのです。いろいろな物が実験対象になっていておもしろかったです。

息子は理科が好きで、物の仕組みが気になるタイプ。私は正直なところ理科が苦手で、物が浮いても沈んでもどっちでもいいではないかと思うタイプですが、おもしろそうな本を探して、これからも息子の興味をのばしてあげられたらなと思います。

そんな息子の最近のブーム、四つ葉探し。昔は女子のロマンチックな遊びでしたが、最近は男子がレアアイテムを探す感覚でやっている模様。「人がよく踏むところ、日陰」に生えている確率が高いそうです。この春だけで20本は採取してきました。しかも五つ葉や六つ葉もあるらしい。私はそれをせっせと押し花にしています。

2025-04-22-TUE
801.「あるばん あるねこ…」
作:イワン・ポモー 訳:やましたはるお/フレーベル館

何ともいえないインパクトがある表紙。不気味な気配を感じます。このねこは何者なのか。どうにも気になって借りてみたこの絵本、読んでみると、、、

ねこの世界にはこんな掟があるそうです。「子猫が夜に初めて一人で出かける時には、親猫は絶対に邪魔をしてはいけない。」そして、とある晩、子猫のグルーショが一人で出かけるようです。パパとママは心配。見守るだけなら掟破りにはならないよね、とこっそり後をつけます、、

予想していたような不穏な展開はなく、子猫の独り立ちと見守る親のハラハラドキドキを描いたハートフルコメディでした。パパのこっそりサポートに笑ってしまいます。

読み終えてからもう一度表紙のグルーショを見返すと、ちょっと緊張しつつも嬉しそうな表情に見えます。この晩の経験でグルーショは自信をつけて、これからどんどん自分の世界を広げていくでしょう。パパとママはずっと心配で、サポートして、見守って、、それに気が付くのは何十年後でしょう。

この間上の子がスイミングを卒業。お祝いで一緒にケーキを作りました。成長に乾杯です。

2025-04-17-THU

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