なほとか通信 2016 Boss Blog

第18回  Okinawan portraits 2012-2016 – The Third Gallery Aya

およそ1年の期間を空けて石川竜一はThe Third Gallery Ayaに遅れてやってきた。
前作OP1(本人がそう呼んでいた)の出版を記念して開催された写真展から約一年、同名のタイトルを冠した写真集Okinawan portraits 2012-2016(OP2)を引っ提げて、今日は発売記念のトークイベントの日。会場に詰めかけた参加者の前でギャラリー代表の綾智佳さんがかいがいしく「今北浜に着かれたということですのでもう少しお待ちください」とお伝えしている。困った息子に手を焼くおかんのようでいたたまれない。

今回のトークイベントの相手はインディペンデント・キュレーター遠藤水城さん。この人のことは良く知らないのでググってみるとtwitterのアドレスを見つけたので読んでみた。よくわからない人だがすんなり人の奥の方まで入ってくるような言葉で文章を書く人である。

約5分ほど遅れて入ってきた石川竜一はぎゅうぎゅう詰めの会場の一番前までやってきてこう言った。 「くさくないですか?走ってきたので汗かいちゃって、だから・・」 これもまた石川竜一の人間性である。会場は変な感じの圧になっている。

約1時間半(質問コーナーも含めると)、遠藤水城さんと石川竜一の対談は続きそれからサイン会を兼ねた写真集販売があった。
出版元の赤々舎代表の姫野希美さんの姿があったが、お目にかかったことが無かったのでご本人と言う確証がなかったのが、私が常深と言いますとお伝えすると親しみやすい顔になってお声かけいただいて恐縮した。私はいつまでも赤々舎さんのファンであります。そして2冊目となる重くて分厚い写真集(いつも汚くて大きな字でサインを書いてくれる)を持って帰るのでした。

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