なほとか通信 vol.2150

KYOTOGRAPHIE2021 POP-UP BOOKSTORE #4|9/27-30 「The Backyard」

京都グラフィー・インフォメーション ラウンジ&ブックス 三条両替町ビルの1階奥に、週替わりでいろんなブックショップのポップアップストアーが立っています。9/27-30 までは、写真家 岡原功祐さんが作品制作のために立ち上げたプラットフォーム「THE BACKYARD」です。販売されている書籍のほとんどは、自身がこれまでに制作した作品集と、「作品制作に取り組む人や写真に関わりたい人が繋がる機会や、若手作家を支援していく機会を作りたいと」2020年に立ち上げた写真プロジェクト「PITCH GRANT」に参加された作家達の作品でした。なかなかお目にかかれない貴重なzineがあり、神様なような岡原さんの人柄もあり、随分と楽しい時間を過ごせました。本日最終日です。なかなか平日4日間というのはハードル高いですが、気になる方はぜひ足をお運びください。19時までです。

以下岡原さんの紹介文を転載させていただきます。
岡原さんは1980年東京都出身。早稲田大学卒。南ア国立WITS大学大学院中退。人の居場所を主なテーマに撮影を続けている。2009年に世界報道写真財団が世界中の30歳以下の写真家から12人を選ぶ Joop Swart Masterclass に日本人として初選出。またPhoto District News が選ぶ世界の若手写真家30人にも選ばれる。2010年には『Ibasyo』で、W.ユージン・スミス賞フェローシップを受賞。2012年、原発事故後の福島を撮影した作品でゲッティー・グラント、2014年にはコロンビアの作品で斬新なドキュメンタリー写真に贈られるピエール&アレクサンドラ・ブーラ賞を受賞した。これまでに6冊の写真集を上梓。アートブック制作も精力的に行い、中国のハンセン病村を記録した「消逝的世界」は、バイエルン州立図書館で行われたアートブックの展覧会においてピカソやキース・ヘリングの作品とともに展示され、同館のパーマネント・コレクションとしても収蔵された。またライカ社100周年記念展では、数少ない日本人作家の一人として作品が各国を巡回した。東京都写真美術館、ケブランリー美術館、クンスタール美術館、C/Oベルリン、パリフォト、AIPADなど、各国の美術館やギャラリー、アートフェアでも作品が展示されている。2008年に渡仏。パリで活動していたが、2018年に帰国。京都を拠点に活動を始め、2019年の Kyotographieではメインの展示作家として、Ibasyoの展示とともに、Magnum Live Labの展示も行った。パリのPolkaギャラリー及びベルリンの Only Photogrpahyギャラリー契約作家。

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