なほとか通信 vol.2163

KYOTOGRAPHIE 2021-4 Richard Collasse ECHO of 2011: 5 Exhibitions、Southeast Watchtower,Nijo-jo Castle、2021.10.16。

京都グラフィー2021も残り2日となりました。二条城エリアにはいくつかの展示がありますが、東大手門を入って左手にある東南隅櫓を会場として、リシャール・コラスECHO of 2011-2011年から今へエコーする5つの展示が開催されています。展示は「2011年の東日本大震災、そしてそれに伴い起きた原発事故から10年。いまだに復興とは程遠い困難な生活を続けている人々がいる。国内外の5組のジャンルの違うアーティスト達による、3.11に対するそれぞれのオマージュ。」であり、写真と文章で構成されています。会場入り口で手渡されるサーチライトを頼りに、ほぼ無灯火の会場を歩きながら作品を鑑賞していくのですが、他の鑑賞者のライトが重なり合うような瞬間があり、また誰かのライトの明かりを借りることもあり、人と人との存在が様々なスタイルを生んでいるようで非常に優しい気持ちになる展示でした。

そのほかの展示も大変見ごたえがあり、写真を含むインスタレーションの幅の広さを感じることが出来ました。

リシャール・コラス/Richard Collasse
波─記憶の中に
  • 二条城 東南隅櫓(とうなんすみやぐら)
  • 最終日、9:30–17:00 二条城への入城は16:00まで* 別途二条城への入城料一般料金620円が必要となります。
  • 二条城
  • 京都市中京区二条城通堀川西入二条城町541
  • 地下鉄東西線「二条城前」駅5番出口から徒歩1分

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