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1973年 愛知県犬山市生まれ
2017年 京都造形芸術大学通信教育部写真コース編入学 2019年 京都造形芸術大学通信教育部写真コース修了 グループ展 2018年 59steps 「はじまりのまじわり展」 京都写真美術館出展 |
入選歴
2016年 月刊誌「天文ガイド」 最優秀作品受賞
Title
PLANT EYE's
–BIG BROTHER is Watching You –
Statement
地球上には大きく分けて二種類の生物が存在する。
酸素を吸って二酸化炭素を生成する
「動物」
二酸化炭素を吸って酸素を生成する
「植物」
生物が地球上に現れてから約10億年である。
その遥か数億年前、二酸化炭素の大気に包まれた地球を支配していたのは植物であり、地球史的な観点で考えると、この地球の支配者は動物ではなく、植物である。
二酸化炭素は植物の生命線である。
植物が繁栄を極めると、いつか二酸化炭素がなくなる時がくるであろう。
植物は二酸化炭素がなくなる前に、二酸化炭素生成装置を作る必要性が出てきたのである。
数億年かけて、動物を二酸化炭素生成装置として地球上に誕生させた。
我々、動物は常に植物に監視され、二酸化炭素を発生し続ける装置である。
木を伐り、森を拓き。便利な地球に作り替えて街を形成している。
しかしその街にも街路樹という名の植物を設置する。
地球の支配者である植物は、常に私たちを監視している。
植物は我々人類をどのように見ているのかが気になり撮影を行っている。
各街を訪れ、そこにある街路樹の葉っぱを広い、その葉をカメラに押し当て葉っぱレンズとして撮影を行っている。
その時にピンホールを開けなければ撮影できないのだが、虫食いの穴や葉を数枚重ね合わせて出来る隙間から撮影をした。
写真それぞれで色かぶりが違うものは、枯れ葉や紅葉しているものを使っているからである。