Morten Andersen写真集

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Morten Andersen(モルテン アンダーセン)「OSLO F.」 SUPER LABO、2021年。

モルテン アンダーセンは、1965年ノルウェー オスロ アーケシュフース出身の写真家である。これまでに多くの写真集を刊行しているが、2005年9月に自費出版された「OSLO F.」(Hit Me! Oslo、225x170 mm,、上製本,、224頁,、222イメージ、限定500部)は、これまで幻の写真集の一つであった。初版よりは一回り小さい版型で、内容に相違があるのかはわからないが、こうして復刻版と呼べる写真集が刊行されることは大変意義がある。最近スーパーラボの勢いが止まらないことが、うれしい限りである。2枚目の書影はモルテンのHPより借用しました。

以下、出版社の紹介文より。

「Oslo F.」は、北欧の都市の官能的な印象を表現する - 薄暗い光にやさしく浮かぶブルータリズム様式のモダンな建築、気だるく長引く昼も夜も物憂げに佇む街。困難にある人々、いかめしい建造物、過酷な天候、酒量の多さ。これが繊細な薄暮の灰色に沈むオスロなのだ。

タイトルの“Oslo F.”は、二つの映画、「クリスチーネ・F ~麻薬と売春の日々~」と「オスロ中央駅の死」から考えた。「F」が何を意味するか、解釈は自由だ。フィクション(虚構)、フォトグラフ、ファンタジー、フラワー……あるいは、都市にある「虚構」区域かもしれない。

OSLO F.の初版は作家による自費出版で、2005年に限定500部で発売された。全ての写真は2003- 2005年の間に撮影されたものだ。
187x30mm、224頁、上製本、限定800部。