今日色眼鏡  ハニカムの日常を映す色眼鏡

「新年のご挨拶」

「仕事も育児もノンストップだ。買い物のことも気になるし、戦争のことはなおさらだ。2Lサイズの満員電車に揺られながら7日くぎりの人生を送るなんて。後回しにされっぱなしの日本にも、全然返信のこない未来にも、新しい一年はやってくる。ああああ来年も頑張るぞう。」と言いながら、「昨年」が走って行きました。
あけましておめでとうございます。 2024年、ハニカム株式会社の新しいスローガンは「Let's be freed」です。道標のない時代に閃光を放ち勇気をもって立ち向かいたいと思います。16年目のハニカムも皆様とともにありますよう、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今日色眼鏡  ハニカムの日常を映す色眼鏡

「新年のご挨拶」

ハニカム株式会社は、2023年1月7日に15年目を迎えます。今年のコンセプトスローガンは“catch your breath”です。2022年2月24日に始まったロシアのウクライナへの侵攻は、世界がいまだに戦時下にあることを強烈に印象付けただけでなく、食料やエネルギーの不足や価格の高騰、急激な円安など、私たちの身の周りに多くの変化をもたらしました。先の見えない不透明感につつまれた重苦しいムードと、息のしづらい閉塞感に包まれた世界は、案外一息つきながら進んでみるのもいいのかもしれません。息をのむまだ見ぬ世界へ向けて一歩ずつ歩を進めたいと思います。15年目のハニカムも皆様とともにありますよう、本年もどうぞよろしくお願いします。

普後均写真集

photobookloop.day182

普後均 Hitoshi Fugo「FLYING FRYING PANG」「ON THE CIRCLE」「BLACKOUT」

普後さんは1947年神奈川県生まれの写真家である。1970年日本大学芸術学部写真学科卒業。同年写真家の細江英公氏に師事。1973年フリーランスとなる。1980年代以降はPGIなどでの個展を通じて作品を発表。作品に「遊泳」「暗転」「飛ぶフライパン」「ゲームオーバー」「見る人」などがある。2010年「ON THE CIRCLE」にて第35回伊奈信男賞受賞。著書に「やがてヒトに与えられた時が満ちて……」(池澤夏樹との共著・河出書房新社、1996年。のちに角川文庫刊、2007年)、「FLYING FRYING PAN」(写像工房、1997年)、「ON THE CIRCLE」(赤々舎、2012年)「BLACKOUT」(L'ARTIERE、2018年)がある他、最近では2022年3月にふげん社より「WATCHERS」を刊行、同名の写真展を同年3月にコミュニケーションギャラリーふげん社(東京、目黒)にて開催している。

フライパンを宇宙や惑星に見立てた「FLYING FRYING PANG」、身近にあった円形の貯水槽を舞台に繰り広げられる非日常の世界を創作した「ON THE CIRCLE」、主にインドで撮影された様々な被写体があたかも「舞台の暗転」の間に登場しストーリーを構成していくような「BLACKOUT」。コンセプチュアルでありユニークな視点の中にテーマ性を混在させる類まれな作家である。