盛る自分2-04 阿波踊り(徳島県) |
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盛る自分2-04 阿波踊り(徳島県) 旅行記へ続く |
H28年8月13日(土) 快晴~べっぴん 二拍子、夏祭り!~
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徳島市内は阿波踊りの期間中町全体がお祭り騒ぎになる。 4日間で130万人の観光客が訪れ10万人の踊り子が町にあふれる。今年のテーマは「べっぴん 二拍子、夏祭り!」日本の夏祭り、徳島の阿波踊りをご体感ください。
~阿波踊りの熱気につつまれて阿呆になる |
今回のターゲットは「日本一の盆踊り、阿波踊りに参加して、踊って、楽しんで健康になろう」ということだ。
~全世界よりたくさんの人が訪れるため事前に念入りに調べて行こう。 |
阿波踊り会場がある徳島市内へは様々なアクセスが用意されている。
〇自動車 |
大阪からは神戸淡路鳴門自動車道→徳島IC→各駐車場 約2時間 ¥6500程度
駐車場はどこも混む為午前中に入庫しておくのが望ましい。1日¥1000~¥1500 ※市営地下駐車場3か所計715台のほか臨時駐車場も多数あり。 |
〇高速バス | 大阪から徳島駅 多数あり 約3時間 ¥4000 |
〇フェリー | 和歌山から徳島港 南海フェリー 2時間 和歌山までの電車付き切符あり |
南海フェリー http://www.nankai.co.jp/traffic/otoku/skip2000.html |
〇電車 | JR大阪駅からJR徳島駅 新幹線 特急「うずしお」を乗り継ぎ 3時間半 |
〇飛行機 | 全国から徳島阿波おどり空港へ 空港から徳島駅 リムジンバスで30分 ¥440 |
ホテルの混雑について
〇ホテルは観光客と踊り子さんの予約で早いうちから一杯になる。それでも開催日が近づいてくるとキャンセルも出るので最後まであきらめずにチェック。
~踊る阿呆に見る阿呆・・とりあえず参加してみよう! |
いざ阿波踊りに行こうと思ってもよくわからないことが多いので、ここで阿波踊りのおさらい
・開催期間 | 毎年8月12~15日の4日間 |
・開催時間 | 18:00~22:30 有料演舞場は18:00~20:00 20:00~22:30入れ替え制 |
・開催場所 | 徳島市中心部の有料演舞場 無料演舞場 おどり広場ほか |
・参加費用 | S席¥2200 A席¥2000 B席¥1800 C席900 前売り券はいずれも¥200引 |
市内に数か所あるおどり広場や無料演舞場でも阿波踊りは観覧することが出来るが、有料演舞場では桟敷席に座ってじっくりと阿波踊りを堪能できるので初心者には安心。演舞場内の中盤に見せ場も持ってくる連も多いのでそこを中心にS席からC指定席まである。二部入れ替え制なので有名連が登場する後半(8:30~)に指定S席をとって20:00頃から始まる総踊りを見る、前半は屋台も多くある無料演舞場を巡るのも面白い。
期間中町のあちこちで前触れもなく数人で輪踊りが始まることもある(殿様連の輪踊りの様子)
無料演舞場
・両国本町演舞場 | 全長170m | どこよりも長い演舞場 |
・新町橋演舞場 | 全長110m | 東新町商店街の入り口近く |
有料演舞場
・市役所前演舞場 | 全長110m | 開幕式が行われる演舞場 |
・藍場浜演舞場 | 全長122m | 数多くの屋台あり 芸能人も多くテレビ中継もあり |
・紺屋町演舞場 | 全長100m | 数多くの屋台あり 繁華街も近い S席が見もの |
・南内町演舞場 | 全長122m | 席は川側の中央より出口に近い方がおすすめ |
期間中は徳島前に特設ブースがあり、有料演舞場のチケット販売とインフォメーションセンターになる。
〇連について
阿波踊りでは踊り子のグループを連と呼ぶ。連は同行の士や、企業、団体等の単位で結成されており、一般的に鳴物(三味線。鉦、太鼓、横笛など)とともに構成されることが多い。30人から500人ほどとさまざまな規模の連があり徳島県内、県外、海外から参加する連と様々だ。中でも有名連と呼ばれる歴史の長い連も存在する。華やかな女踊り、粋で豪快な男踊り、集団で足運びや隊列をそろえる踊りもあれば、基本の踊りをくずしながら自由に踊りや奴凧のパフォーマンスを取り入れたものなどバリエーションが豊富だ。小学生以下の子供たちで構成されたちびっこ踊りや企業や大学が思い思いのアピールをしながら踊る連もある。
〇服装 小物 鳴物 高張提灯
踊りが何となくわかってきたら次は服装や小物などに目を向けたい。
〇高張提灯 |
連の看板となる名前入りの提灯を高く掲げて連の先頭に立って出てくる(水玉連の様子) |
〇編み笠 |
達粋連の女踊りの様子 阿波踊りの象徴的な存在だ |
〇ねじり鉢巻き |
男踊りに見られるねじり鉢巻き 女性が着こなすと艶が出る(楽々連の様子) |
〇印籠 根付 巾着 |
各連が趣向を凝らした小物を身に着けているので注目すると面白い |
〇弓張り提灯 |
やっこ連の女はっぴ踊りでは弓張り提灯を手に腰には草履をぶら下げる |
〇鳴物 大太鼓、笛、三味線、鉦、大革、樽、拍子木など |
連毎に独自の太鼓や鉦を鳴らす
~にわか連に参加して本場の阿波踊りを満喫する |
事前に連の練習などに参加してというのはちょっとという観光客には「にわか連」はありがたいもの、またオリジナルデザインのハッピの貸し出しもあります。(貸出料¥3000 返却時に¥2500返金)8月12日~15日までの4日間、毎日18:30と20:30の2回、徳島市役所市民広場か元町おどり広場に集合して、有名連のレッスンとリハーサルを終えてから演舞場へ繰り出す。
にわか連の様子 |
決してほったらかしではなく、有名連のみなさまが連れてってくれます。
昼間の過ごし方、その1。阿波おどり会館~眉山ロープーウェイ |
阿波踊りは夕方からが本番なので、昼間は徳島を堪能したい。阿波おどり会館は1年中阿波踊りが体験できる阿波踊りホールのほか阿波踊りの歴史を学ぶことが出来る阿波踊りミュージアムがあり阿波踊りの聖地として観光客に人気のスポットである。そのうえ眉山ロープーウェイの発着地点でもある。徳島駅に着いたらまずここでまず情報収集を行い、お土産も買えるので大変便利だ。
眉山からみる演舞場の様子、横に長く桟敷席がつづくのがわかる
眉山ロープーウェイで山頂まで約6分、天気が良ければ徳島市内が一望できる。それ以外は何もないのでそう心得るべし ¥610 片道 ¥1020 往復 結構並びます。
徳島市新町橋2-2-20 電話 088-611-0611 http://www.awaodori-kaikan.jp/dance/
昼間の過ごし方、その2。徳島ラーメン いのたに |
お隣の香川もそうだが徳島もうどんの名店がたくさんある。阿波市のたらいうどんや鳴門市の鳴門うどんなど様々な特徴を持ったうどんが存在する。そのほかにも有名な半田そうめんなど麺文化が根付いている。徳島ラーメンはスープの色の違いにより「白系」「黄系」「茶系」に大別されるが、創業昭和41年、50年の歴史を持つ有名店「いのたに」は茶系の名店である。煮干し、野菜、豚骨などでダシをとった薄茶系の醤油スープに、細めストレートの自家製手打ち麺を合わせ、もちっとした麺が独特の濃いめのスープに絡まって抜群のハーモニーを生むのだ、さらに甘辛く煮つけられた豚バラ肉とお好みで生卵をトッピングすると、黄身と濃厚なスープが相まってご飯も進む。阿波おどり会館からも近いので眉山散策の帰りに足を運ぶのもよいだろう。ただ阿波踊り開催期間中は30分から1時間程度待つこともあるので時間に余裕を持っていこう。それでもレトロな食券販売機やちゃきちゃきとしたおばちゃんたちの客さばきを見るだけで価値はある。うまいこといけば安倍総理の色紙も店内で見つけられるかも・・・
いのたに 本店 徳島市西大工町4-25 088-653-1482 火~日 10:30~17:00 月曜定休日
駐車場は35台 売切れ次第終了
チャットモンチーのおすすめ徳島紹介 |
徳島出身の有名人といえば言わずと知れたチャットモンチーの二人がいる。ベースの福岡晃子の徳島愛から生まれた本「徳島のほんと」の中には徳島を離れた今だからこそわかる徳島のあれこれが取り上げられている。下手な徳島観光本購入するよりよほど便利でありがたい。その中から徳島駅周辺で行けるところに行ってみた。
〇あたりやの大判焼き |
徳島そごう1階外にあり、結構見つけにくい。黒糖味のあんこが入った大判焼き1個¥70
〇たかしまコーヒー店 |
もう少しヒートアップしてきたところで喫茶店に行きましょう。ここは知る人ぞ知るバーガーの名店、たかしまコーヒー店。メニューにはたくさんのバーガーの名前が並ぶが見た目はホットサンドである。カウンターに座るとテレビでは高校野球の真最中で地元の鳴門高校が大戦中、お手伝いの娘さんはそっちが気になって仕方ない様子でした。暑すぎたのでコーヒーフロートを注文!
「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ、踊る阿呆(あほう)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々」ということで、ここからは時間を追って阿波踊り開催中の徳島の模様をお伝えします。
〇PM5:20 踊り手さんたちもベビーカーを押して会場に向かう
〇PM5:30 演舞場の開門を待つ踊り手さんたち
〇PM5:32南内町演舞場 桟敷席最前列
〇PM6:04トップバッターは有名連の藝茶楽(げじゃらく)連 ひょうきんと言う意味
奴踊りを披露 |
〇PM6:11 有名連のひとつ葉月連のみなさま 感動的な一体感のある踊りを見せる
〇PM6:29有名連のひとつ平和連男踊りのみなさま 低い腰位置で踊る
〇PM6:43 有名連のひとつ水玉連のみなさま 水玉模様の美しい着物が気品を醸し出す
〇PM19:06 団扇を帯にさす姿が美しい
〇PM7:16王子製紙 ネピア連のみなさま 腰にミニボックスティッシュぶら下げてる
ミニボックスティッシュのおすそわけ |
〇PM7:33 徳島大学病院 ますい連のみなさま お医者さんも看護師も?
〇PM7:40あすか連のみなさま とてつもなく大きく早く動きながら踊る男踊り
〇PM7:47 阿波踊りには芸能人も多数参加する 小塚崇彦さん大島由香里さん夫妻
〇PM8:02 やっこ連の女踊り 色鮮やかな着物の連舞が美しい
〇PM8:07 酔狂連の女踊りの連舞 上品な所作が魅力の女踊りの良さを伝える
〇PM8:06 瓢箪がシンボルの酔狂連 女性でも着流しに鉢巻、手には団扇の男踊り
〇PM8:15 演舞場を出れば観客と踊り子でごった返す
〇PM8:16 輪踊り ヤマト運輸連のみなさま クロネコの提灯が人気
〇PM8:28 両国本町演舞場に移動(無料演舞場)ゴールの差し掛かる葵連
〇PM8:49 ゴールで踊り手さんはみな一礼をして演舞場を後にする
〇PM9:10 各々の場所に向かって帰っていく人々 阿波踊り2日目の夜は終了
~旅の収支と結果のご報告 |
費用目安:車移動、日帰りならば二人で¥30,000でご飯まで食べて帰ってこれるが出来るだけ1泊以上はしたいもの、徳島市のホテルはどこも一杯の場合が多いので僕たちは前日に香川の丸亀に宿泊、ゆっくりうどんを食べてから朝に移動したらちょうど駐車場もすいていました。ちょとゆっくり目のプランがおすすめ。
~おすすめ本のご紹介 |
徳島にはいっぱいおいしいものも健康的なものもたくさんあるので現地で探していただくこととして、ぜひともこの2冊の本は事前か現地で手に入れてほしい。阿波踊りのことが十分にわかって徳島のことがたくさん好きになると思います。
阿波踊りのすべてがわかる「阿波踊りのすべてがわかる本Ⅱ」DVD付き ¥2400 猿楽社
福岡晃子 庄野雄治「徳島のほんと」とても小さい本です ¥1000 サンクチュアリ出版
~阿波踊りと徳島県 |
今回は日本の夏祭りを探して徳島市の阿波踊りを体験してきたが、しばらくたった今でも写真を見返すとあの時の感動がよみがえってくる。もう一度あの熱狂の中に戻りたいという想いは今もふつふつとわいていて、案外次はにわか連に入っているかもしれない。
福岡さんが本の中で書いていたように保守的な土地柄で派手なことも好まない徳島の人たちが年に一回だけ人が変わったように元気になると言うように阿波踊りにはそんな魔力があるのだろう。まさに日本の宝である。
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