屋根と法律
屋根の材質や形状を選択する際に考慮しなくてはならない建築基準法の一部をご紹介します。
1. 重い屋根と軽い屋根
木造住宅を建てる場合、屋根材の重量が構造に影響を与えるため、屋根材の重量によって量や柱の太さ、配置のバランスが建築基準法で決められています。重量の大きい瓦より、小さい金属やスレートの方が壁の量が少なくなります。
2. 屋根の勾配
勾配が緩いほど雨水が流れにくく漏水の危険性が高まる為、屋根材には最低勾配が定められています。これは屋根材の葺き方や形が影響しています。屋根の勾配は外観にも大きく影響する為、デザインと合わせて屋根材を選ぶ必要があります。(角元)
屋根材とその最低勾配
粘土瓦 | 4.0/10 |
スレート | 3.0/10 |
金属板 | 1.0/10 |
※屋根材、メーカーにより差があります。

3寸勾配の屋根図