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821.「一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション」
選:鹿島和夫 絵:ヨシタケシンスケ/理論社

1年生の子供たちと担任の先生の交換日記のような「あのね帳」、初めて読んだ時は、その文章力にびっくり。本当に1年生が書いたの?と驚くようなものばかりです。そしてこんな素直な気持ちを、先生に対して書くなんて。鹿島先生は、子供たちが書いてきた「あのね帳」をその日に読んで、その日のうちに返事を書いていたそうです。その日々の積み重ねが、あんな文章を引き出しているのでしょうか。

いつも娘から手紙をもらうばかりで、返事がないと怒られる私、今日は返事を書こうと思います。

ヨシタケシンスケさんの絵もとてもいい。その表情に子供たちの気持ちが詰まっているようです。

1年生と言えば朝顔。夏休みに種を回収して、2学期に持っていかないといけません。

2025-07-16-WED
820.「ようかいとりものちょう(19)妖怪捕物帖X 八眷伝篇参 傀儡と飛天と鋼の大蝦蟇」
著:大崎 悌造 絵:ありがひとし/岩崎書店

シリーズ最新巻、去年に読んでいたのですが、最近また読み直しています。九州にいるコン七たち、残りの妖怪八眷士を探し、次は筑波山を目指します。そこで待ち受けるのは、日ノ本三大魔縁の残る一人、武神マサカド!

今回登場する八眷士、傀儡のいちのじょうと飛天天狗の二葉も魅力的なキャラクターで、特に全身から武器が出てくるいちのじょうには子供たち盛り上がります。

しかしそれよりも盛り上がったのは。天怪篇で何度も戦った強敵、赤目との再会!今はその能力を生かし医師として働く彼に、深手を負った仲間を助けてもらうのでした、、。冥界でのゼロ吉の話をするコン七と赤目の姿に、時の流れを感じて何とも言えない気持ちになりました。

そして!来月ついに20巻発売!今日知りました。この1年、次のお話いつ出るんかな、と子供たちから聞かれることもしばしば。子供たちが叫ぶ顔が目に浮かびます。物語が引き継がれ、続いていくことが有難く嬉しいです。

今年もご近所さんのノウゼンカツラがきれいに咲いています。( これは去年)ノウゼンカツラが咲くと、そろそろ暑い夏。梅雨も明けたようです。

2025-06-27-FRI
819.「マインクラフト さいごのたたかい 木の剣のものがたり(6)」
文:ニック・エリオポラス 絵:ルーク・フラワーズ、クリス・ヒル 訳:酒井章文/技術評論社

シリーズ最終巻、タイトル通りエヴォーカー・キングとの最後のたたかい。エヴォーカー・キングの正体は、何とAI。では5人が怪しみ敬遠していたテオは、、?

エヴォーカー・キングの力で、「道具を使う・食べ物でHPを回復する」といったマイクラのルールを無効化された5人、その窮地を救ってくれたのは、、テオ!実はハッカー・プログラマーという顔を持つテオ(びっくり)、MODを操り、世界に新しいルールを持ち込みます。みなで力を合わせた最終決戦に目が離せません。

そしてAIであるエヴォーカー・キングとの決着、それは友達になること。それは物語らしい、5人らしい決着なのかもしれません。しかしこの間ネットニュースで、AIの実験で、マイクラにAIを入れるというのを見たのですが、それなりに自律的に学習して進んでいくらしいのです。このエヴォーカー・キングとの決着も、近い将来ありえる話かもしれません。

お話の最後、アッシュが転校するという寂しい展開もありましたが、それでもいつでもマイクラの世界で会えるのです。そんなことも近いうち現実になるかも。次は「石の剣のものがたり」に続きます!

この間ご近所さんの畑でじゃがいも堀りをさせてもらいました。掘りたてのじゃがバター、とても美味しかったです。そのうちバーチャル芋ほりも出来るようになるのかも、もうすでにあるのも。

2025-06-25-WED
818.「おしりたんてい たいけつ!かいとうアカデミー スターサイド ムーンサイド」
トロル/ポプラ社

今回はいよいよ怪盗アカデミーとの最終対決。おしりたんていのスターサイド、かいとうUのムーンサイド、2つのお話が同時進行します。怪盗アカデミーのDARK AGE計画とは。かいとうGがおしりたんていを狙う理由は。かいとうIの正体、かいとうUの素顔、、、いろいろな事が一気に明らかになって、読み応えのある2冊です。

本当にもういろいろありましたが、何はともあれ嬉しかったのは、前回G部隊に消されたかいとうK・からすだひかるが元気に生きていたこと。彼が登場するシーンはほっとします。このお話で怪盗アカデミーは壊滅、決着がついたのですが、今後また新しい組織が登場するのでしょうか。かいとうUのその後の動向も気になりますが、久しぶりに巷の泥棒とか、ほのぼのしたお話が読みたいです。

今は梅雨なのか何なのか、毎日暑くてすでに夏バテ気分です。

2025-06-24-TUE
817.「はたらく細胞 ばいきんvs.白血球たちの大血戦!」
作:牧村久実 原作:清水茜/講談社

子供たちがここ最近一番はまった絵本「はたらく細胞」。特に娘がはまり、娘がはまると、毎晩毎晩読む羽目になります、、。

元々漫画の作品が、小さい子にも分かりやすいようになっていて、キャラクターがとてもかわいい、細菌もかわいい。(娘に毎日、どの細菌が一番かわいいと思う?と聞かれます。)ずっと読んでいると、体の仕組みに興味がわいてきて、ちょっとした傷でもできると、今体の中では赤血球がああなって、血小板がそうなって、、と想像してしまいます。

あまりに絵本が気に入ったようなので、漫画も借りてみたら、白血球が細菌と戦うシーン、絵本ではポカポカとかわいく応戦していたと思ったら、漫画ではナイフでザックザクで血しぶきをあびていました。1年生にどうなんだろうと思ったけど、鬼滅を見ているので今更かもしれません、、。

2025-06-12-THU
816.「おしりたんてい かいとうUのおとしもの」
トロル/ポプラ社

なかなかの衝撃が走った前作「あらたなるかいとう」。子供と一緒に読むだけに今回はどうなんだと内心ドキドキ、、、。いざ読んでみると前作のダークな路線で突っ走ってはいなくて、だいぶマイルドに戻っていました。(良かった。)

今回のお話のはじまりは、何とかいとうUからの依頼。「おとしものを探してほしい」との手紙が届きます。そして「おとしもの」をめぐって、かいとうたちが勢ぞろい。BとQの女同士のバトルシーンが迫力でおもしろい。そもそも今までのおしりたんていを考えると、バトルシーンがあること自体不思議なのですが、前作のようなダーク路線ではなく、笑えるバトルシーンなので安心して読めます。一つひっかかるダークな展開は、G部隊に消されたかいとうK・からすだひかる、、。何やかんやで先が気になるおしりたんていです。

2025-05-29-THU
815.「パンどろぼうとほっかほっカー」
柴田ケイコ/KADOKAWA

今日もお店は大繁盛。そんなある日、やぎおばあさんからこんな頼み事が。「山の向こうに住む孫の誕生日に、ほかほかのメロンパンをプレゼントしたくてメェ」パンどろぼうは、出来立てのメロンパンをかついで、はりきって出かけますが、、

山の向こうははるか遠く、力尽きたパンどろぼうに協力してくれたのは自動車工場を営むブタの女の子。パンを焼く窯と、どこまでも走れるエンジンを積んだ「ほっかほっカー」を作ってくれるのでした。

パンどろぼうがブタさんに思いを伝えるシーン、真剣な顔がとてもいい。そして子供たちは気付いているか分かりませんが、ブタのブーブーと車のブーブーがかかっていることがじわじわおもしろい、、。パンどろぼうと言いながら、どろぼうをしていたのはいつの事やら、パン職人として邁進していくパンどろぼう。次のお話も楽しみです。

2025-05-28-WED
814.「スミレひめのにわづくり」
作:ハーウィン・オラム 絵:スーザン・バーレイ 訳:小川仁央/評論社

お城の庭師リヨンさんのお手伝いをしたスミレひめ。庭仕事は楽しいけど、お城の庭は広いし思っていたより大変。そこで自分の好みの庭を作りたいと思ったスミレひめは、設計図を書き、王様とお妃様に庭作りの許可をもらいにいきます。

この設計図が素晴らしく、スミレひめだけではなく、たくさんの人が楽しめるようになっています。しかし何度も設計図を見ているうちに気が付いた事が、、、。スミレひめは、前作で悪いねこを手玉にとって自分の欲しいものを全て手に入れていたお姫さま。そういう目で設計図を見ると、王様とお妃様に許可をもらうための工夫があちこちに伺えるのです。賢い!(あくまで個人的感想、、)

そしていよいよ庭作りがスタート!季節もかわり、何カ月もかけて庭を作り上げる様子が描かれていたのが良かったなと思います。庭造りの大変さ、スミレひめの情熱が伺えます。結果、出来上がった庭は、お城の皆のお気に入りに。さすがスミレひめ。

このスミレひめシリーズ、娘も私も大好きなのですが、2冊しかないのが残念です。

うちの庭(花壇)では、ただいまキュウリを栽培中。

2025-05-26-MON
813.「マインクラフト ダンジョンにもぐれ! 木の剣のものがたり(5)」
文:ニック・エリオポラス 絵:ルーク・フラワーズ 訳:酒井章文/技術評論社

シリーズ第5作、エヴォーカー・キングの力の源を探してみろという挑戦を受け、5人は座標0,0を目指します。現実世界では、演劇の準備が進み、、主役に抜擢されるモーガン、ステージでスポットライトを浴びたいポー、総監督に忙しいアッシュ。マイクラと現実世界、両方を描いているのがこのシリーズのおもしろいところで、どちらの世界でも問題が起こって忙しいけど、それぞれ一人で悩んだり、チームで解決したり、5人の心の成長が感じられるのが嬉しいです。(親目線)

そして今回マイクラ世界で5人の前に立ちはだかるのは、普通のマイクラにはいないナゾの強敵モブたち。それらをどうやって攻略するのか、5人のチーム力が見どころです。

かなりエヴォーカー・キングに迫っていったところで、お話は次巻でラスト。楽しみです。

この間、娘が誕生日の時にリクエストが。①プレゼントは隠しておく。②暗号でプレゼントの場所を見つけたい。そんな要望に応え、息子がマイクラで仕掛けを作ってくれました。たくさんあるレバーの中から当たりを選べば、プレゼントを隠している部屋が分かるというもの。もう私にはさっぱり分からない仕組み。

2025-05-23-FRI
812.「ねぐせのしくみ」
ヨシタケシンスケ/ブロンズ新社

朝起きるとすごいことになっている寝ぐせ。何でこんなことになるのか。それは寝ている間に彼らがやってきて、そーっと運ばれて、寝ぐせをデザインされたり、パレードに参加したり、滑り台にのったりしているから!、、かもしれない。寝ぐせひとつでどんどん広がっていく世界、もう止まりません。

何かハプニングがあった時、はぁ~と落ち込むのも一つ、そこから想像を広げるのも一つ。ヨシタケシンスケさんの絵本はいつも新しい視点を教えてくれます。

ちょっと話はそれますが、子供たちと外を歩いていて、道に何か落ちていた時、これがどうしてここに落ちているのか、推理する遊びをするのですが、なかなかここまでの想像力を働かすことはできません。ヨシタケシンスケさんの絵本を読んで、もっと想像力の柔軟性を高めたいです。

ハニカムオープン記念Tシャツが、いつの間にかミュウツーのユニフォームに。

2025-05-22-THU
811.「ぼちぼちいこか」
作:マイク・セイラー 絵:ロバート・グロスマン 訳:今江祥智/偕成社

消防士やパイロット、バレリーナ、楽隊、サーカスのつなわたり、、、かばくんがいろいろなお仕事に挑戦しますが、何をやってもうまくいきません。でもかばくんは気にしない。

のんびりユーモラスなかばくんに関西弁の訳がとてもあっています。うまくいかなくても「なれへんかったわ。」の一言。「ま、ぼちぼちいこか。」で、挑戦を続けるかばくんに何だか励まされます。

この絵本、娘のお気に入りで、何回も読んでは大笑いしています。そんな娘はというと、なんでも頑張りすぎるところがあるし、負けず嫌いだし、うまくいかないと大号泣だし、、かばくんを見習ってくれていいんだよと思いながら私は読んでいます。

先日誕生日を迎えた娘、今年も元気に、ぼちぼちいこか、な1年になりますように。今年の誕生日ケーキのリクエストは色違いのメガルカリオ。メガシンカがいまいちケーキやさんに伝わらず、、でもかっこいい!

2025-05-21-WED

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