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出来てあたりまえ!キレイ・ベンリならなお良し!のバスルームを考える

都市が進化して人々の暮らしが変化していく中で、家もまた変化して来ました。様々な新しい技術が開発され、今までに無かったライフスタイルが生まれて来たのも事実です。お風呂もまた様々な研究開発が行われ、より便利でより高機能のものが登場するようになって来ました。家を建てる、今回は出来て当たり前になったお風呂の最新技術を紹介をしながら、もっと便利でもっとキレイ、もっと心地よいお風呂を追求する私達日本人の心の奥底を覗いてみましょう。(常深)

ここまで進化したバス

ここでは最近導入が進んでいる新しい機能が付いたユニットバスについて、いくつか実際の商品を取り上げて見ていきたいと思います。

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冬場のバスルームで皆さんが不快に思われている点は、寒いバスルームに入って行くことと、次第に冷めていくお湯の二つがあると思います。ここではこういった問題に対応した商品をご紹介します

bath_kinou_01attaka_samo サーモバス
熱を閉じ込める専用のフタと、熱を逃がさない浴槽保温材により、魔法ビンのようにお湯が冷めにくく温かさが長持ちします。一度沸かしたお湯は、6時間経過した後でも温度低下は約2℃と言われています。(INAX
bath_kinou_01attaka_tokonatu 床夏シャワー
入浴前にスイッチを入れると、40~45℃に設定したお湯が噴出口から出て、その蒸気で浴室の床と室内が温まります。わずか1分で床の温度が約20℃まで上がります。(クリナップ)

上にあげた高機能なものだけでなく、最近のユニットバスには寒さを感じにくい床パンを採用したり、壁に断熱材をいれてバスルーム全体で保温し、寒い冬特有の不快感を軽減するような工夫がされています。

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バスルームでのお悩みといえばやはりお掃除だと思います。お風呂に入るのは好きなのにお掃除は面倒くさいと感じられる方も多いと思います。ここでは手間をかけずに簡単にお掃除が出来る商品をご紹介します。

bath_kinou_02osouji_sugopika 有機ガラス系人造大理石浴槽

有機ガラス系人造大理石浴槽(スゴピカ素材)は、浴槽表面の凹凸が少なく滑らかで、耐久性や防汚性能に優れています。また撥水・撥油成分が素材に練り込まれているので、表面に傷がついても水はじきが変わらずキレイな状態を保てます。(Panasonic)

写真 お手入れ簡単ドア

換気口のガラリとゴムパッキンを無くしたお手入れしやすいフラットな形状のドアです。換気口は浴室扉の上に設け、気圧の変化で自動で開閉する仕組みになっています。(YAMAHA)

bath_kinou_02osouji_kireiyuka キレイ床

身体から出る皮脂汚れをはじく撥油機能と、汚れを浮かせて流しやすくする親水機能を合わせ持ち、汚れが落としやすくなっています。また従来の床に比べ、溝が広がり深さも浅くなり、お掃除しやすくなっています。 (INAX)

bath_kinou_02osouji_numeri ヌメリま洗

スイッチひとつでカウンター下にあるノズルから抗菌力のある銀イオン水コートを散布し、ヌメリやにおいのもととなる雑菌の増殖を抑えることができます。1日に1回散布することで、洗い場部分を清潔に保つことができます。(TOTO)

bath_kinou_02osouji_haisuiko01 お掃除ラクラク排水口

広い開口部と、凹凸の少ないシンプルな筒状にすることで、洗いやすくさっとひとふきするだけで汚れを落とすことができるようになっています。(TOTO)

bath_kinou_02osouji_numeri 簡単ヘアキャッチャー

流れてきた髪の毛やゴミを集め、手を汚さずに簡単に捨てることができます。(ナスラック)

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ここではバスルームをもっと楽しんでしまいましょうという、お風呂好きの皆さまの為に開発された商品を紹介していきましょう。

bath_kinou_03hukakino_01TV バステレビ

地上デジタルチューナーを内蔵し、地デジ放送が楽しめる浴室テレビです。(日立ハウステック)

bath_kinou_03hukakino_02sound サウンドシャワー

天井の防湿スピーカーに携帯プレイヤーなどを接続すれば、浴室をオーディオルームにすることができます。(YAMAHA)

bath_kinou_03hukakino_03light ヒーリングライト

青・緑・赤など様々な色の光を組み合わせて、浴室内を美しく満たし、癒しのバスタイムを演出できます。(INAX)

bath_kinou_03hukakino_04mist ミストタワー

霧状のお湯を8つのノズルから噴射し、湿度100%温度40℃前後と本格的なミストサウナを楽しむことができます。(タカラスタンダード)

bath_kinou_03hukakino_05jetair ジェットエアーバス

気泡を含んだジェットエアーで、体の芯までリラックスでき、毎日気軽にスパ気分を味わうことができます。(クリナップ)

bath_kinou_03hukakino_06bihouyu 酸素美泡湯

酸素をたっぷり含んだ泡が全身を包み、身体の奥まで温めます。直径約18 ㎛の微細な泡でお湯がミルクのように白く見えるのが特徴です。(Panasonic)

bath_kinou_03hukakino_07danbo ミスト機能付温水式浴室暖房乾燥機

ミスト浴機能も付いた浴室暖房機で、浴室の暖房、涼風、換気、洗濯物の乾燥に役立ちます。(TOTO)

bath_kinou_03hukakino_08shower eco&ecoシャワーヘッド

ノーマル、ハード、ecoそうじの3種類のシャワーモードを使い分けることで、水道代と光熱費を節約することができます。(ナスラック)

bath_kinou_03hukakino_09suisen シャワー水栓

カウンターと一体になったタッチ式水栓で、ボタンを押すだけの簡単操作で、お湯を出したり、止めたりできます。(NORITZ)

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最近のユニットバスのトレンドは、デザイン性の高いものが増えていることと、もう一つはバスそのものの空間的な意味付けがはっきりしてきたことがあげられます。

bath_kinou_04trend_takara ブラウンを基調としたバス壁やダウンライトは落ち着いた空間を演出してくれます。浴槽内の段差は半身浴などさまざまな入浴スタイルが楽しめるよう設計されています。(タカラスタンダード)
バスルームは、単に身体を洗うだけではなく、リラクゼーションの場へと変化し、デザイン性の高いユニットバスが多く見られます。「明るくて広々とした」「ゆっくりとくつろげる」バスルームが人気のようです。

bath_kinou_04trend_art 一面をアートウォールにできるバス壁もあります。個性的な空間を求める方にはピッタリかもしれません。(日立ハウステック) bath_kinou_04trend_window 大きな窓を取り付けたバスルームも最近のトレンドの1つになっています。広さを感じる開放的な空間になると思います。(NORITZ)

(角元)

バリアフリーについて考える

ここではお風呂のバリアフリーについて考えてみたいと思います。歩行に不安のある高齢者にとって、浴槽をまたいだり、立ちしゃがみの動作は負担の大きいものです。手すりの取付や入り口の段差解消は転倒防止に役立ちます。一人での入浴が困難になった場合には、昇降ユニット付浴槽や椅子式シャワーなどが考えられます。こういった設備は家を建てる時点では必要ないものかもしれませんが、将来起こりうるいろいろな状況に対応できるような間取りを考えておくといいのかもしれません。(賀戸)

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手すり(TOTO)

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入り口の段差解消(INAX)

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昇降ユニット付浴槽(積水ホームテクノ)

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座シャワー(Panasonic)

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例えば…車椅子で入ったり介助者が入れるような更に広いスペースが必要になった場合

TOTO
http://www.toto.co.jp/products/ud/02.htm
INAX
http://inax.lixil.co.jp/ud/residence/products/bath/bathroom.html
積水ホームテクノ
http://www.toto.co.jp/products/ud/02.htm
Panasonic
http://sumai.panasonic.jp/bathroom/zashower/
e-houseの「間取り」
http://www.e-house.co.jp/plan/stylebook/005.html

お風呂の間取りいろいろ

一般的に、家の中におけるお風呂の位置は北側が多いと言われています。実際のところはどうなのか、インターネットに掲載されている平屋~3階建の間取りを50軒、ランダムに見てみたところ、やはり北向き-7件・北東向き-19軒・北西向き-21軒・東向き-2軒・西向き-1軒という結果になりました。家の間取りを決めていく中で、リビング・ダイニングが南側に配置され、お風呂・トイレなどは残った北側に…となることがその理由のようです。このように比較的優先度の低かったお風呂の位置ですが、最近では昔に比べじっくり間取りを検討する家も多いようです。お風呂で過ごす時間を積極的に楽しもうとする人が増えてきているのかもしれません。

◎最近増えてきた間取り

◎南向きのバスルーム
明るい日の光が気持ち良く、カビも生えにくいという点が好評です。夜だけではなく、朝や昼間もお風呂に入るという人にはおすすめです。

◎2Fのバスルーム
視線を気にせず窓を開けやすいので、開放感を楽しみながら入浴できます。
洗濯物を2Fに干す家では、お風呂・洗面(洗濯機)を2Fにまとめれば家事導線がスムーズになります。

◎窓のあるバスルーム
窓のあるお風呂は一戸建てならではですが、最近では換気用というだけでなく景色を楽しめる大きな窓や、庭につながる掃出窓・ドアが設計されたバスルームも増えています。

◎間取り例

bath_madori 2Fの東向きに設置されたバスルーム。バルコニーに面して窓もあり、朝にはバスルーム・洗面所に、明るい光が差し込んで気持ち良い一日を迎えられそうです。

e-houseの「間取り」
http://www.e-house.co.jp/plan/101/292.html

(賀戸)

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東急ハンズ心斎橋店4Fのバストイレタリー&インテリアのフロアにお邪魔して、最新お風呂グッズを調査して来ました。注目商品コーナーにはまずお風呂を暗くしてほのかに光る「ジェリーフィッシュバスライト」というくらげの形をしたバスライトがありました。お風呂にゆっくり浸かってリラックスしたい人向けの商品です。ほかに節電関連グッズとして、髪の毛を乾かす時により吸収力の高いマイクロファイバー線維で出来たターバンを使うことで、ドライヤーを使用する時間を短縮しようというものもありました。意外だったのが売り場面積を結構とっている「シャワーヘッド」です。節水を強調している物からマッサージ機能が付いている物や活性炭を入れて水を浄化したりするものもあり、この分野の熱さを物語っているのかも知れません。あとはカラフルな風呂桶と椅子が目につく売り場だったのが印象的でした。

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◎検証編 シャワーヘッドをかえてみる

ちょうど我が家のシャワーヘッドに不満があったので取り替えてみました。選ぶポイントは一つだけ、いかにシャワーのパワーがあげられるかでした。現在のシャワーヘッドは結構節水を追求しているので、ちょっと頼りない感じがしていたのです。早速付け変えてみました。結果簡単に取り換えが出来、どんなサイズのヘッドにも会うように設計されていて安心です。今ではこのハイパワーさとマッサージ機能に満足しています。お値段¥6289、少し高くつきましたが、今日から気持ちのいいバスライフになると思います。(常深)

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編集後記 お風呂の思いで

写真 小学4年生の夏、海洋訓練から戻ると家のお風呂が替わっていた。ピカピカのステンレスの風呂桶がそこにあって、蛇口をひねれば暫くするとお湯が出てきた。それまでのお風呂は円形の五右衛門風呂で、浮かんでいる底板に乗って器用に沈めて底の金具にひっかけなくてはならなかった。失敗すると釜でやけどをするような風呂だった。だから一番風呂はいつも子供か父の役割だった。寒ければ窓から母を呼ばなくてはいけないし、呼ばれれば家族の為に薪をくべなければならなかった。あれからたくさんのお風呂に入ったが、あの時ほど入浴に一生懸命だった時は無かったかもしれない。(写真:五右衛門風呂イメージ) (常深)

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