今日色眼鏡   ハニカムの日常を映す色眼鏡

2011年 no.15

7月12日(火) 「新しい日課」

おおきなかぶ、むずかしいアボガドというエッセイ集を昨日から読み始めました。夏なので一日1項目。夏なのではどっちでもいいのですが、暑いのできちんと詰めて読むのは困難だろうという判断です。村上春樹さんが雑誌アンアンで連載していたエッセイに大橋歩さんがさし絵を付けたものをまとめた、村上ラヂオの第二段として出版されたものです。そんなに読みがいはないので、すらっと毎日読むのはいいかなって思います。村上さんて女性誌には女性誌なりの書き方をするのかなとか思いながら、読み始めています。日課ってあるほうがいいなあ。

7月11日(月) 「日本橋の話」

すっかり晴れて、梅雨なんていつの話だったかなぐらいの天気のいい日の午後に日本橋を歩いていると、左手に日傘を颯爽と持って、右手にはカセットウォークマンを握りしめて歩いているおばさんに遭遇しました。ちょっと前にMDウォークマンが発売中止になりましたという記事を読んだばかりなのに、今頃カセットだなんて、でもそのおばさんの絵になることと言えば本当になかったです。おじいさんが杖を持つようなぐらいに自然に。電脳の街、日本橋も一筋入ると古き昭和の匂いのする街です。ミステリアスな街日本橋をちょっと歩きたいですね。

7月9日(土) 「暑い夏③ ±0リビングファン」

±0というデザイングループの作るファンをなんとかゲットできないものかと考えています。2004に発売された電気ジャーポットを会社の設立の時にいただいて以来、なんとなく冬足元が寒いなーと思って買ったのが2010年に発売された遠赤外線電気ストーブだったりしてるので、このまま±0でいいんじゃないのということで今度はリビングファンを狙っています。奇をてらうようなデザインをせずあくまでも機能面を重視して、それでいてもさくなくてあまり高くないという所がいいんでしょうね。

7月8日(金) 「暑い夏② 冷やし塩ラーメン」

夏になると暑くて何も食べたくないと思う日があります。そんなお休みの日のお昼ごはんにお勧めのレシピを紹介しましょう。名付けて冷やし塩ラーメン、冷あつならば普通に売っているさっぽろ一番塩ラーメンを茹でて冷水にさらして器に盛り別の器に付属の出汁を空け、卵の黄身だけを移して適量のお湯で溶かします。出来るだけ熱いお湯を少し少なめに、後はつけ麺と同じように食べてください。ただし中盤ぐらいにしらすと梅干をスープに投入すると尚おいしくさっぱりといただけます。暑い夏を過ごすために、いっそ騙されてみてください。

7月7日(木) 「暑い夏① コンビニ麺」

最近のコンビニの麺類については相当いけてますとしか紹介のしようがありません。別にまたどうでもいいことだとお思いでしょうが全くどうでもいいことなのでさっと紹介します。特にセブンイレブンを注目してください。昨年までの冷たい麺は今でもコーナーは残されているのに新しいラインナップを別棚で展開しています。この麺がすごいです。おいしいとしか言いようがないのです。それが結構新鮮でちょっとはまってしまいます。きっとこんなことを熱く語るほど暑苦しいのでもうやめます。暑い夏を過ごすために、今日はコンビニ麺のお話です。

7月6日(水) 「佐々木マキ うみべのまち」

1960年代に雑誌ガロでデビューし、漫画家・イラストレーター・絵本作家として活躍する佐々木マキさんの 60年代から80年代初頭までの漫画家としての作品を集めたうみべのまち 佐々木マキの漫画1967-81が復刻されるということで少し喜んでいます。ガロについてはいろいろあるので、佐々木マキさんと言えば村上春樹さんの最初の小説である風の歌を聴けの単行本の装丁としても有名ですが、今でも仕事としては製作を受けないというスタンスは変わりないという当代きっての変わりものです。興味のある方はどうぞ。

7月5日(火) 「へーぐらいの話」

こんな風景みたことないって思うことが一生のうちに何度かあるかと思います。誰かに報告したくて仕方ないと。新幹線で新大阪を出てすぐ左側に奇妙な風景を運が良ければ見れると思います。青色の制服に黄色いヘルメットをかぶった作業員達が50本ぐらいの電信柱に登っている光景を。きっとかんでんエンジニアリングという名前の会社だと思うので、作業研修か何かをしているところだと思うのですが、その光景は圧巻です。そして新幹線なので一気に通り過ぎていくので心をとらわれっぱなしです。人に話すとへーぐらいな話なんですけど。

7月4日(月) 「七夕と短冊」

人の集まるような場所に大きな笹が取り付けられて、願い事を書いた短冊が揺れているという七夕の風景を見る季節になって来ました。見てはいけないのだけれど見てしまうと、そこにはいろんな現実が見えてきます。家のローンが払えますようにとか、妻が今年こそ痩せますようにとか、子供の字で犬が買えますように、本当は飼えるの間違いじゃないのかと思うようなものまで、ありとあらゆる願い事が書いてあります。現実は本当は決してロマンチックじゃありません。織姫と彦星も実は年に一回出会って、家のローンの話とかしてるのかもしれません。

7月2日(土) 「お葬式」

お通夜、お葬式と無事に終了していくのを見ていると、自分の最後はいったいどんな感じになるのだろうと何となく考えてみたりします。骨を海にまいてほしいとか、葬式はいりませんなど、死んだあとまで申しつけをして行くのもなんとなくめんどくさい死に方だなと思ってしまいます。44歳という若さで旅立った父の最後は立派なものだったと聞きました。一人残す母を頼む、強くなれよと言い残し、両親には先に行くことの無念さをいろいろご迷惑をおかけしましたと告げて旅立っていったということです。一人の男の最後のお話です。

7月1日(金) 「お通夜」

7月になりました。暑いのでしょうね。今日もお通夜に向かいます。お世話になった方が亡くなられるということが最近多くなってきたのも歳をとってきたせいなのかもしれません。自分がもし死の間際になって、本当に周りの人に何かして欲しいとかそんな欲求を持つのかと考えます。それは今も闘病中の人が本当にどんな思いを持っているのかと考えるからです。お見舞いに来てほしいとか、話し相手になってほしいとか、一人にしてほしいとか、一人にしないでほしいとか。ちょっとそんなことを考えたりします。ご冥福をお祈りいたします。

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