今日色眼鏡   ハニカムの日常を映す色眼鏡

2012年 no.9

5月10日(木) 「空豆と田舎の定義」

天に向かってさやを付き出すように実を付けている姿を、実際に見たことがある人は少ないかも知れませんが、4月の半ば頃からちょうど夏前まで旬を迎えるのが空豆です。まるまると太ったさやから大振りの実を取り出して塩茹でにしたり、さやのまま直火にかけて焦げるぐらいに焼くと香ばしい焼空豆が食べられます。好き嫌いがあるような気はしますが、この頃になると結構我が家の食卓には空豆は並んでいることが多いのです。秋の銀杏と同じような位置取りですが。さて田舎に住みたいという人の田舎の定義ですが、僕の場合空豆が育つ所と言う風に思うのです。

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5月9日(水) 「味噌の話」

博多駅に向かうタクシーの中で日本国中を走り回ったという運転手さんが自慢げに話していたので、じゃ福岡のことは詳しいのかと尋ねたところ、まあそれなりにと言う返事でした。それでは福岡で美味しい味噌は何ですかと尋ねたところ、面喰らったのか、味噌ですか?という一声の後、おいしい明太子とかおいしいラーメン屋さんはとかは聞かれたことはありますが、美味しい味噌を聞かれたのは始めてですと言われました。別に日本全国で美味しい味噌を探しまわっているわけではないですが、味噌と方言はその場所でしか味わえない豊かな文化だと思うんですよね。

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5月8日(火) 「シュレッダー」

病気かも知れませんがシュレッダーにかけるのが大好きです。一定のペースで紙を呑みこんで行くシュレッダーですが、うちの会社の僕の席の後ろにあるシュレッダーはまだ古いタイプで、スイッチを入れると轟音とともに紙を食いちぎって行きます。僕はそれに負けじと必死でA3の紙をA4サイズの口に合うように折りたたんで突っ込んで行くのですが、食いちぎるスピードが速いか折りたたんで突っ込んで行くスピードが間に合うかといつも楽しんでしまいます。こんなことが毎日出来ることに感謝しつつ、これからもシュレッダーをかけ続けたいと思います。

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5月7日(月) 「銀杏の雄花 」

御堂筋沿いの銀杏の木にも花が咲きます。雄花が枯れて強めの雨が降るとそのまま落下して雄花の絨毯が出来るのです。でもそれを目にする人は少ないので、今この目の前にあるモコモコとしていて風に吹かれるままに道の片隅に集められたものが何であるかなんて誰もわからないのです。ゴールデンウィ―クが終わり、あともう少しすれば大阪にもどんよりとした梅雨がやって来ます。それまでに一杯お日様のパワーを蓄えて頑張りたいものです。長い間今日色眼鏡をお休みしましたが、また書き始めるつもりです。夏休みまでは長いなぁ~。

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4月27日(金) 「晴れた日のすっきりとした朝」

外はもう初夏かと思うような日差しが降り注ぎ、透き通った空気の中をどんどん薄着になって行く人達とすれ違いながら銀行まで来ると、明日からGWだと思われる人達が詰めかけてどこの銀行も長蛇の列です。ようやく用事を済ませて会社に帰ろうかと思いながら自転車にまたがるも、あまりにも気持ちが良かったので御堂筋から淀屋橋のあたりで建築中の朝日新聞社のビルを見て、そこから中ノ島あたりをふらふらとしてしまいました。どれだけ人間が美しい建物や工芸品や音楽を作ろうともこんな晴れた日のすっきりとした朝にはかなわないと思います。ハニカムも少しお休みです。

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4月12日(木) 「桜見上げる君へ」

昨日は一日車であちこちと動きまわっていましたが、埃っぽい4月の街角で先日の雨で満開を見ずして散って行こうとしている桜をガードレールのポールに腰掛けて見上げている女性がいました。なんとなくやわらかいそんな季節の表情で、印象深い風景でした。見上げると言えば、すぐ近くの国の人達が歓迎されざるものを打ち上げようと躍起になっていると聞きます。本当にこの空からそんなものが降って来るという事実を想像すると何となく怖くなってしまいます。どんなに恐ろしいことも、こんな普通の日常に突如やって来るのだということなのですね。

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4月11日(水) 「友蔵死去について」

アニメちびまる子ちゃんで友蔵さんの声優でも知られた青野武さんがお亡くなりになられたというニュースを見て、朝からなんとなく顔も知らないくせに、親しみを覚えていたのか淋しい心持ちになったのは僕だけじゃないかもしれません。友蔵死去という見出しの本文を読んでいると、2代目の友蔵の声を務め2年間の闘病の末に天国に召されたと書いてあって、さて?友蔵に初代も3代目もあったのか?というのが僕の率直な感想なのです。桜も散らすような今日はひどい雨になりました、涙雨です。友蔵さんのいや青野さんのご冥福をお祈りします。

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4月10日(火) 「ドライブラック」

桜に対してなぜそんなに騒いでいるのだと、世界の人達は日本人を奇妙に思っていることでしょう。蕾の頃から始まって、開花宣言はいつか、花見の日取りはどうする、この雨で桜は散らないのか、桜前線はどこまで行ったかなど、考えたらただの花の咲く木の話なのですが、日本人にとってはそれだけにはとどまりそうにはありません。そしてこの時期、こんなに桜の木があったのかと思わされるのも事実です。そんな中、花はそっちのけで呑みたいだけの人もいるかもしれません。そんな人にこのビールお勧めです。アサヒビールの久々の大ヒットになる予感です!

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4月9日(月) 「お花見とウェディング」

暖かった昨日はさすがに寒いと言って言い訳していたお父さんもひ引き連れて近くの公園にお花見に行かれた方も多かったことでしょう。大阪城公園も午前中は世界各国からの観光客のみなさんで一杯で、大阪もいつからこんなに観光都市になったのだろうと思ったほどでした。午後からはさらに人出が増えたようでたくさんの方が汗ばむほどの陽気の中思い思いのお花見を楽しんでおられました。中でも最近では海外でウェディング写真を撮ろうというカップルが多いのか、そんなお二人さんが専属のカメラマンを連れて撮影している姿に日本人はみんなびっくりしていました。

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4月7日(土) 「どうでもいい話~ナンバープレート」

癖と言えば癖なのですが、車のナンバープレートを見ると勝手に頭の中で妄想の回転が始まるのです。1122がいい夫婦なのは有名ですが、1173ならいい波だからこの人サーファーだなとか、0618ならこれは誕生日かなとか勝手に楽しんでいるので、そんなに問題はないのですが、1107でいい女とかにしている2シーターの車なんかを見つけるとドライバーを確認したくなるし、1178はいい縄?どんな職業だろうかと勝手に想像が膨らんでしまってどうしようもないです。つまりこういう話がきっとどうでもいい話なんですねぇ。

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