今日色眼鏡   ハニカムの日常を映す色眼鏡

2013年 no.4

「世界の幸せ」

小さな世界の中で毎日をそれなりになんとか暮らしている僕達ですが、さらに大きな世界ではミサイルも飛んで来るし騒がしい限りです。でももっと小さなスイレン鉢の中の世界で暮らしているメダカの二人の為に毎日忘れないように餌をあげるのが唯一のちゃんとした日課だと思って頑張っています。2週間に一回程度、鉢の水を半分替えてあげるたびに竜巻に巻き込まれた人のような驚きを見せてくれるのも、新しい家を買ってあげるとしばらくするとなんとなく気持ちよさそうに住みついてくれたりするのも世界のちょっとした幸せなのです。

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「春のエンジン」

あっという間に桜の花が散ってしまったので、花見も出来なかったなあ!と今年の春にうらみ節です。食卓にホタルイカや空豆が並んでいるのを見ると、そうだ春ってこんな物あったよねと思うほどです。そうか春なんだよね!何か春らしい事をしなくてはと思っていると、奥さんが友達から野球のチケットをもらったと言うので、阪神甲子園球場に行ってきました。伝統の一戦ということで盛り上がってはいましたが、あっさり2時間半で終了したので、寒いから良かったわ!という感想の阪神ファンと供になかなかエンジンかからない春です。

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「ままどおる」

福島に帰っていた知り合いから「ままどおる」をいただきました。福島県郡山市の株式会社三万石がお届けする福島を代表する銘菓ですが、僕はこの手の洋風系和菓子と申しましょうか、白餡を薄く甘い生地でくるんだお菓子に目が無いのです。ざっと全国にこの手の銘菓は五萬とあるのでしょうが、様々にその土地土地の名前になってそのどれもが僕達を(僕を)幸せに導いて行ってくれるそんな日本が平和で大好きです。ひよこ饅頭よりしっとりしていて、博多通りもんよりさっぱりしてるのがいいところで、実にスティック状にしたのが大発明なのです。

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「見つめるメダカ」

冬籠り中だと思っていたメダカ達が水面に上がって来て、おいそろそろ春なんだからご飯をよこせと言うので、ちょうどいいと思ってスイレン鉢の掃除も兼ねて水を入れ替えてあげました。ぐだぐだになっていた水草を取り除くと、なんと死んだはずだよのスイレンの葉が一枚今にも水面にまで届きそうな勢いで、思わず見とれていました。新しい水草に替えてすっきりと透き通った水の中のメダカはお礼でも言わんばかりに見つめて来ます。どうしてこんなに見つめるのかと思っていたのですが、すっかり仕事を終えた気分の僕は餌をあげるのを忘れていたのです。

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「ZEPPなんば」

ZEPPが南港から難波に移って来て初めて行ってきました。何がいいかって言うとそれはLIVE後のハイテンションな気分をぶち壊すような目に遭わない事です。寒くて暗い道を延々と歩く必要もないし、難波の繁華街が近くにあるのですぐに飲みにも行けるし帰れるしと、まあ便利になりました。leccaのZOOLANDERツアーの出来も内容も良かったのでいい感じで帰って来ました。しかしもう少し音が良くならないのかといつも思うのですが、ライブハウスなんてそんなものよ!と言われちゃうのかも知れません。なんば最近便利です。!

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「春は花・・」

お彼岸なので実家にお墓参りに行って来ました。知らんぷりをしているわけではないのですが、あたりまえに両親は老いていき、おばあちゃんは来月白寿を迎えます。姪っ子は4月から中学生になり、おじさんの僕はどんどんおじさんになっていきます。それでも春ですよとばかりに花は咲き誇りうぐいすはホーホケキョと鳴きました。春は花・・曹洞宗の開祖、道元禅師の句ですが、続きは夏ほととぎす秋は月冬雪さえてすずしかりけりと続きます。すずしかりけりなどとはなかなか言えませんが、季節が進むように僕達も進んで行くのです。

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「小さく開けて」

好きなことを好きにやって来たような人生ですが、決して嫌いなことをしなかったわけではなく、それなりに自分でそれらを受け入れてきたつもりです。明日から好きに生きて行きなさいと今日言われても、別に困らないのがこんな生き方のいいところですが、明日から決められた様に生きて行きなさいと言われそうな所からは進んで逃げてきたようにも思うのです。いい加減な言い様ですが、嫌いなことを無理やりやっても何も得ることはないし、好き嫌いが直らなくても大人にはなるのです。と、僕は口を小さく開けていつも言うのです。

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「カウンターに座る人々」

決まってと言うほどではないのですが、どんなお店に入ってもカウンターに座ります。寿司屋のカウンターに座っていると調理場が見れるので大将の指さばきとをじっと見てしまうのです。石窯で焼くピザが美味しい店に入ってもそうです。なんとなくめらめらと燃える石窯を見ていると落ち着くし、器用に広げられていく生地が見事においしいピザに仕上げられていくのを見つめます。半年以上ぶりのピザ屋さんだったのですが、以前来られましたよねと声を掛けられます。ずいぶん前だよと言うと、いやあんまりカウンターに座られる人は珍しいものでと言われます。

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「置き靴物語」

駐車場に靴を置いておかないでください。とはさすがに書いてないとは思いますが、よく駐車場に靴が置き忘れられているのを見ます。特にハイヒールなどの女性物の靴が多いようですが、土足厳禁の車に乗り込む時にそういう状況が起こるんだろうなと想像するのです。急がなくちゃと慌てて脱いで行くのでしょうが、二日たってもまだそのままの状況を見ると、気が付いても取りに来れないのか、もういいやと諦めてしまったのかだと思います。それでも半年ぶりにまたその駐車場を訪れてまだ、ハイヒールがずっと持ち主を待っていたらと想像すると感動してしまいそうです。

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「つるっと春に」

今日は朝から頭が痛くってボーとしています。若干顔が腫れぼったいし・・。長い間の花粉症歴の中で、この状態を通常第2期と呼んでいます。この後はずっとくしゃみ鼻水もろもろが続くのです。それもこれも暖かくなってきたからで、今日なんかは上着を着ないでお昼のお弁当の買い出しに行かれるOLさんで本町はにぎわっています。春になるとなんだかうどんが食べたくなるので久しぶりにふうふう亭さんに行って来ました。相変わらずの人気ぶりでしたが、ちょっとうどんが細くなったのが残念でなりません。つるっと春になってしまえばいいのに。

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