今日色眼鏡   ハニカムの日常を映す色眼鏡

2013年 no.5

「水辺のデッドヒート」

週末は大川へ!というキャンペーンでも無いのですが、まだ暑くない朝の内に大川沿いをウォーキングするのが最近のもっぱらの週末の過ごし方です。先週末も歩いていると川沿いにドラゴンボート選手権なる文字があったのでお昼から興味津々で見に行ってきました。天満橋をスタートラインとして川下へ向かう直線250mのコースを一気に漕いで下ってタイムを競うという感じの大会でしたがデットヒートに次ぐデットヒートで水辺の戦いは盛り上がりを見せていました。じりじりの太陽に焼かれながら見ているこちらも最高に暑い一日になりました。

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「違う人生」

今とはもっと違う人生があったとしたら!とか、あの時にこうしていれば・・というような妄想は、僕の中にはこれっぽっちも無いのです。でももし自分の名前が今と違っていたら、もしかしたら違う人生だったのかも知れないなぁと最近思う事がありました。仕事で仙台に行く用事があって、事前に手配してもらった航空券に「テツロウ」の文字が、事務的なミスだという事で後で修正してもらったのですが、もし僕の名前が「鉄郎」とかだったら、きっと今とは全然違う人生を送っていたのだろうとなんとなく思うのです。それだけは自信があるのです。

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「フィンランド・デザイン展」

週末に中之島にある大阪市立東洋陶磁美術館に行ってきました。7月28日まで開催の特別展 森と湖の国 フィンランド・デザイン展を見に来たのですが、梅雨明け間直のじりじりの太陽にノックアウトで、たどり着いた途端近くの喫茶店に駆け込んで強冷房+キンキンビールでクールダウンというありさまです。「イッタラ」に代表されるフィンランドグラスデザインを集めた内容は良かったし、見やすい配置や構成で心地よかったです。フィンランドは今頃、長い夏季休暇です。別荘に向かう人や、首都ヘルシンキでも、短い夏を楽しんでいる頃でしょう!

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「七夕の夜」

七夕の昨日はちょうどお休みとかさなって各地でたくさんのイベントが開催されたのでしょうか。ここ大阪でも市内を流れる大川を使って大規模な催しが行われていました。雨に終わった昨年とは違い、とても晴れた今年は昼間の気温はうなぎ昇り、19時を越えた頃ようやく涼しい風が吹き始めると、天満橋駅あたりから流された青い光の玉(いのり星)が点々と天の川のように流れて行きました。誰かと誰かが出会えたのかは分かりませんが、ビルの谷間にも吹く風があり、街の間を流れる川がいつまでもきれいな大阪でありたいものです。

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「BENCH(ニュープロダクツ)」

ようやく皆様にお披露目が出来るようになりましたハニカム最新プロダクツのBENCHです。家具にこだわってプロダクツを進めているハニカムにとって久しぶりの新作になります。ハニカムが家具にこだわるのはいい家具との出会いが人を幸せにしてくれるのだという思い。思いこみかも しれませんが、そういう気持ちはいつも持っています。本当にいい家具をつくれば長い年月が経っても誰の手に渡っても、家具は主と一緒に年を取りながら人生を歩んで行くのだと淡い思いで思っているのです。その頃には作った人はもういなくなっているかもしれませんが・・。

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「SHIBUYA AX」

それはライブハウスという感じでは無くて、ほぼ郊外の古着屋さん?というイメージにしか見えないのですが。約3年ぶりのツアーになるLOVE PSYCHEDELICOのSHIBUYA AXでのLIVEを見る為にやって来たのです。1400番台の整理券を握りしめながら待つこと1時間。今回のツアーが過去最大の仕上がりだったことにただただ震える思いでした。大阪に引き続いて2回目の参戦でしたが、大阪での軽めの乗りと始まったばかりのバンドのまだ完成しきってない息遣いとは違って、ホーム東京での緊張感と帰って来ました感が伝わるいいLIVEでした。

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「渋谷ヒカリエ」

先日渋谷に行く用事があったので、前から気になっていた渋谷ヒカリエに行って来ました。ヒカリエのコンセプトは「新・渋谷、はじまる。SPARKMENT STORE」実にアートありカルチャーありショッピングありといった複合ビルでした。イベントホールがあって都心でも大型のイベントが開催されたり、少し小ぶりのフリースペースが設けてあって、主催者によって様々に趣向を凝らしたアートワークやイベントが開催されたり、さらにはミュージカルが出来るシアターやプラネタリウムまであるという事です。あべのQ‘Sモールといい最近絶好調の東急不動産です。

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「雨宿り2013」

本町駅を出た所であいにくの雨だったので、しかたなく雨宿りをしてみました。ほとんど雨が降らない今年の梅雨ですが、やっとという感じの空を見上げながらやまない雨に憎らしいばかりです。歩けば3分という距離に事務所はあるのですが、今日は雨のやみ間を待ってみようかという心持ちになったのでいろいろ考えていると、そうそう長い間今日色眼鏡を書いていないなという事に気づき、なんだか申し訳ないと言う気分です。忙しいとか時間が無いという事実はともかく、心の余裕がないことがいろんな物事をおざなりにしているのではないかと肝に銘じた時間でした。

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「この一句」

御堂筋の銀杏並木に季節外れの嵐が吹いたのでつき始めた銀杏の花が歩道に降り積もって丸い絨毯のようになっていました。春から初夏へと移ろうこの季節になるといつも、子供の頃学校で習った中村草田男の「万緑の中や吾子の歯生え初むる」という一句を思いだします。俳句を詠む趣味は毛頭ないのですが、時々ぽろっと読むとそれなりに心にずーんと来るものがあります。「この一句-108 人の俳人たち-」という本は松尾芭蕉から寺山修二まで、時代の寵児達が残した一人3句を集めた句集です。「ふと思うことありて蟻ひきかえす」今週も頑張りましょう。

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「村上ワールド」

4月12日午前8時27分紀伊国屋書店本町店の前では何の変哲もないテーブルの上に無造作にどっかと置かれたビニールでしっかりと結束された本の束を破いて、いきなり本の販売は開始されました。前日の夜に張り紙されていたのは知っていたので、きっと長蛇の列が・・と思いきや、なんとなくその時間に前を通った僕は恥ずかしながら一番乗りでした。「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」村上春樹さん待望の長編小説は、案外あっさりとしたスタートです。「大学二年生の~」で始まる彼の文章がまた僕を村上ワールドへ引き込んで行くのです。

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