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毎日子供が寝る前に絵本を3冊読みます。ある日ふと思いました。一日3冊、、、一年間に1000冊以上!せっかくなので記録に残してみる事にしました。
530.「ようかいじてん」
土屋富士夫/ひかりのくに

お母さんに連れられて図書館にやってきた男の子。「ようかいじてん」という本を見つけて開いてみると、そこにのっていた子供のような妖怪が、ページから飛び出してきて、、、

妖怪は男の子の帽子をうばって逃げたかと思うと、まわりをうろちょろして、家までついてきます。どうもかまって欲しい様子。男の子はその妖怪について本で調べて、作戦をたてて、帽子を奪い返します。

あとがきを読むと、土屋富士夫さんは図書館が好きで、このお話に出てくる図書館は、ニューヨークで行った図書館からイメージしているんだとか。しんとした空気が伝わってくるようです。子供から見た図書館って、高い書棚の向こう側はどうなっているかも分からなくて、迷路のようで、ちょっと不思議な場所なのかもしれません。

2023-02-14-TUE
529.「のはらひめ おひめさま城のひみつ」
なかがわちひろ/徳間書店

ある日まりの元に、おひめさま城から馬車でお迎えがきます。そこは一人前のお姫様になるための勉強をするところ。壁には世界中のお姫様の肖像画。(シンデレラや白雪姫だけでなく、日本のかぐや姫や乙姫様も、、、)そして素敵なドレスがあふれる衣装部屋で、好きなドレスを一枚選んで、、、見ているだけで夢が広がります。

でもお姫様になるための勉強は、結構、いやかなり大変そう。世界中の言葉の学習、食事のマナー、優雅な身のこなし、ガラスの靴で階段を駆け下りる練習もしないといけないし、王子様に頼らずドラゴンと戦う練習も!お姫様って大変。

それでも全ての勉強をやり終えたまりは、「好きなお姫様になれます。どのお姫様になりたいですか?」と聞かれ、、、。

とてもきれいな優しい絵で、見ているだけで楽しいお姫様の世界。保育園でもプリンセスが流行っていますが、この絵本を読んだら、女子たちは「お姫様になりたい!」なのか「やっぱりやめとく!」なのか、まりのようなお姫様を目指すのか。いろんな女子の感想を聞いてみたらおもしろそうです。

この間娘とレゴで遊んでいて、デイジーちゃんの車を作っていると思ったら、大砲がついている、、物騒、、。プリンセスにもうっすら興味はあるのですが。

ドライブした後はお茶会。

2023-02-10-TUE
528.「かいけつゾロリぜったいぜつめい(28)」
原ゆたか/ポプラ社

山の中で、穴の中に落ちた美しい女性スノウを助けたゾロリたち。スノウの家で、キノコ料理をご馳走になることに。そこでイシシとノシシがトリュフを見つけてきます。それは実はトリュフそっくりのどくドリフ!(よく見ると長さんの顔!)

どくドリフを食べると8時間以内にアンダコリャの花を食べないと死んでしまうのです。ゾロリたちの必死の花探しが始まります。ドリフだけに、いまいち緊張感がわかないのですが、かなりのピンチ!

お話のラスト、自分の命がかかっていても、花をスノウに譲るゾロリの姿には胸をうたれます。やっぱり恋は実らなかったけど、いつか素敵な出会いがありますように。

この間地元の道の駅で見つけたむかご。子供の頃よく食べていて、懐かしくて買って帰りました。昔はよく山菜やキノコをとりに山へ連れられて行っていたのですが、今自分で毒があるものを判別する自信は全くない、、でも山菜は食べたい。誰か一緒に連れていってくれるプロの方がいないものか。

2023-02-07-TUE
527.「おにのおにいさん」
さいとうしのぶ/ひさかたチャイルド

おにくが大好き、おにのおにいさん。人間の町のレストランにおにくを食べに行きたいけれど、おにとばれるのは怖い。帽子をかぶって角をかくして、ばっちり変装して出かけてみたけれど、、、。

お話の中で何度も出てくる「おに」という言葉。声に出して読むとよりいっそうおもしろい、ことば遊びの絵本です。

おにのおにいさんの方が実は人間を怖がっていて、それでもおにくは食べたくて、どきどきしながら出かける様子はつい応援してしまいます。そしてやっぱり自分の家が落ち着くわーってところにはかなり親近感。お目当てのレストランには行けずじまいだったけど、おいしいおにくが食べられて良かった、おにいさん!

保育園にくる鬼がめっちゃ怖い娘。乳児クラスの頃は一人大騒ぎし過ぎて、まわりをパニックに陥れたと言われた娘、、、、先日の節分はさぞ大泣きしていただろうと思いきや、保育園からのメールを見ると、必死の形相で豆を投げる娘の写真が。娘にこんな勇気があったとはびっくりです。

子供たちの事はよく分かっていると自負していたけれど、私が思うよりずっと成長しているんだな、、と思う事がこの1年たくさんあって、何だか感慨深い今日この頃です。

2023-02-17-TUE
526.「る」
さいとうしのぶ/PHP研究所

タイトルが「る」の一文字、どんなお話なんだろうと思ったら、読んでみて納得、これはおもしろい!しりとり博士がしりとりをしていて、「る」のつく言葉に困って、「る」のつく言葉を探すお話なのです。

そう、子供の頃しりとりをしていると「る」で困った。当時の私の「る」は、ルビーの指輪とルコウソウでした、、懐かしい。「る」ってないなって皆思っていたことだったのか、それが絵本になるなんておもしろい。

絵本を読むと出てくる出てくる「る」のつくもの。ルー、ルッコラ、ルーレット、「るみこさん」を追いかける青年には笑ってしまいました。文字では出てこないのですが、さりげなく部屋の中にあるのは、ルイヴィトン、ルンバ、ルームランナー。全然ないと思っていた「る」、結構ある!

子供たちとしりとりをすると、ポケモンしりとりになり、「る」はたくさんいるのですが、何だと困るんだろう、、今度考えてみます。

2023-02-03-FRI
525.「たまたま たまご」
文:内田麟太郎 絵:北村裕花/文研出版

ある日原っぱにどどーんと現れた巨大なたまご。これは何のたまごなのかと、ゴリラやワニたちがあれやこれやと話し合います。

内田麟太郎さんの文章が読みたくて借りてみたのですが、やっぱりおもしろかったです。「ワニも やにわに にげだします」のおもしろさは子供たちには伝わっていなかったですが、、、巨大なたまごから何が出てくるのかと思っていると、、、結局たまご!ってところは大笑いでした。たまごが歌うたまごの歌も良かったです。たまごのまごじゃないんだよ♪

内田麟太郎さんを好きになったきっかけは、ともだちやシリーズですが、しばらく読んでいなかったので、この間ひさしぶりにあいつもともだちを借りてきました。これまたやっぱりおもしろい。

2023-02-02-THU
524.「かいけつゾロリのめいたんていとうじょう(27) 」
原ゆたか/ポプラ社

とある温泉旅館の浴場にある黄金のライオンを盗もうと計画するゾロリたち。すると何者かに先を越され、、!そしてそこに登場するのが、眼鏡をかけた旅館の息子、その名もコニャン!毎回どんなパロディがでてくるのかが楽しみな最近ですが、コナンもでてくるとは。子供たちも分かるネタは貴重です。

ゾロリはコニャンと対決するわけではなく、名探偵ゾロリとしてコニャンと一緒に犯人を追い詰めます。お宝を先に盗まれたから、、。この調子の良さがゾロリですが、いつかゾロリ対コニャンのお話も読んでみたいです。

この間「劇場版名探偵コナン 瞳の中の暗殺者」コミック版を図書館で借りてきたら、息子がえらいはまって、多分10回くらい読んでいました。おもしろいんだろうけど、そないおもしろいかいとつっこんでしまいます。

2023-02-02-THU
523.「ぐりとぐらの1ねんかん」
作:中川李枝子 絵:山脇百合子/福音館書店

1月、2月と、ぐりとぐらの1年間が綴られた絵本です。

季節の流れに沿うように、日々を送るぐりとぐら。冬は雪遊び、春の準備をして、夏はトマトを育てて、冬には皆でごちそうを作って集まって。普通のお話のぐりとぐらより大きなサイズの絵本なので、ぐりとぐらのかわいい絵をじっくり楽しむことができます。

2月は、ぐりとぐらが森の仲間とそり遊びをする様子が描かれているのですが、娘はそれを見て「鬼がくるやん。」とぼそり。2月=鬼といつの間にか理解していることにびっくりしつつ、それも季節感といえば季節感、、、多分今週末来る。

保育園は季節に沿った行事があり、季節の飾り付けがされ、季節のご飯がでたり、、今まで季節を感じるのは保育園にお任せしていた感がありますが、上の息子が小学生になるとそんな機会も少なくなり、家族で季節を感じる工夫もしないとなと思う今日この頃です。

2023-01-30-MON
522.「しょうぎのくにのだいぼうけん」
作:中倉彰子 絵:福山知沙/講談社

息子が「児童会に将棋がある。駒に進む方向が書いてあるやつ。」という話をしてくれて、3月のライオンが好きな母としては、それなら家でもやってみようと、矢印付きの将棋セットを買ったのが昨年の9月頃。

それからすっかり将棋にはまっている息子です。ルールもよく分からないし、敷居が高いように思っていましたが、私もいざやってみたらおもしろい!それで将棋の絵本もないかと探してみたら、こんな絵本がありました。作者の中倉彰子さんはプロの棋士なんだそうです。

細かいルールより将棋の楽しさを伝えることを第一に考えて作られたというこの絵本、駒が擬人化され、それぞれの個性を生かして、敵国の王様から宝を奪い返すというストーリーで、「将棋って難しそう」が「おもしろそう」になるんじゃないかなと思います。羽生善治さんも推薦されています。

この間は、市のこども将棋大会に参加して敢闘賞を頂きました。頑張った!

2023-01-30-MON
521.「ぼくらはうまいもんフライヤーズ」
岡田よしたか/ブロンズ新社

岡田よしたかさんの食べ物シリーズ、今回はあげものたちが野球チームを作ることに。メンバーは、エビフライやアジフライ、オニオンリング、コロッケ、ポテトたち、、、チームに入りたいたい焼きとたこ焼きもあげてもらいます。アイスたちは、、、さすがにあげれないので、応援団に。

流れるような関西弁が楽しいこのシリーズ、声にだして読むのが楽しいです。トンネルをしてしまうオニオンリング、協力して皆でボールをキャッチするポテト、、あげものたちの特徴(?)が野球に生かされているのもおもしろい。みんなフライしてしまったり。フライだけに!

練習を重ねたみんなは、チーム名を「うまいもんフライヤーズ」と決め(いい名前!)、いよいよ隣町のチームとの試合に挑むところでお話は終わります。隣町のチームは、お玉とか包丁とか強そうなキッチンツールたち。うまいもんフライヤーズがめった切りになっていないか心配です。試合結果はどうなったのやら。

2023-01-24-TUE

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