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毎日子供が寝る前に絵本を3冊読みます。ある日ふと思いました。一日3冊、、、一年間に1000冊以上!せっかくなので記録に残してみる事にしました。
540.「かいけつゾロリのてんごくとじごく(31)」
原ゆたか/ポプラ社

えんま帳に名前がのっている「ゾロリ」という人物が、まだ地獄に来ていないと気が付いた閻魔大王様。「早くゾロリを連れてこい!」と手下の悪魔に命じます。イシシとノシシも道連れに地獄へ落ちてしまったゾロリの運命は、、。

そしていざ地獄でどんな展開になるんだろうと思っていたら、地獄の入口で、わなげを頭にのせて天使に変装。あっという間に天国行きのエスカレーターへ、という流れに笑ってしまいます。

そして今回のみどころは何と言っても、天国でゾロリママに会えたこと。1巻からずっと、幽霊姿で草葉の陰からゾロリを見守っていたママ。本当のママの登場には感慨深いものがあります。ずっとママのことを思いながら旅をしていたゾロリ、、ママとの再会シーンには目頭が熱くなります。

このままママと天国で暮らそうかと考えるゾロリでしたが、ママは厳しく突き放します。「ちゃんと自分の人生を生きてから天国に来なさい。」と。ママの気持ちを理解したゾロリは、もう一度地獄へ戻って、生き返ってやろうと決意するのでした。覚悟を決めたゾロリはかっこいい!そんなこんなでお話は後半に続きます、、。

2023-02-22-THU
539.「おへそのあな」
長谷川義史/BL出版

お母さんのおなかの中のあかちゃん、おへその穴から外をのぞいています。あかちゃんが生まれてくるのを、家族が楽しみに待ちわびている様子をずっと見ています。ちゃんと逆さまで見ているのも何だか愛しい。

最後に赤ちゃんが生まれていこうとするシーンは、とても幸せな気持ちになります。

妊娠中にお腹に話しかけていたのは、どのくらい伝わっていたのか、、。子供たちは、自分が生まれた時のことなんか覚えていないと思いますが、赤ちゃんが生まれるってこんなに皆が嬉しくなって幸せなことなんだと、この絵本を読んで感じて欲しいです。

保育園の娘のクラスでは、赤ちゃんの弟妹のいる子も多く、娘はそれが羨ましい様子。自分の赤ちゃんはいつ来るの?と聞いてきたりします。もし娘に弟妹がいたら、どんなお姉ちゃんになっていたのやら、見てみたかった気もします。

リカちゃんで遊ぶ娘。「おしゃれしてどこ行くの?」と聞いたら、「友達の男の子と結婚しにいくのー。」だそうです、、。この間まで赤ちゃんだったのに、子供の成長は本当に早い。

2023-02-21-TUE
538.「パンどろぼう」
柴田ケイコ/KADOKAWA

この絵本、本屋さんでピックアップされていたり、名前は聞いたことがあって、いつか読んでみたいと思っていたら、、、先日娘が保育園で読んでもらっておもしろかったようで、また読みたいと言うので図書館で借りてきました。

私はずっとパンどろぼうは、パンのキャラクターだと思っていたのです。(表紙もよく見たことなかったので。)パンじゃなかった、、って事にまずびっくりです。パンどろぼうは、パンをこよなく愛するネズミの泥棒、パン屋に忍び込むためにパンをかぶっていたのでした。すっかり変装に騙されていました。

このネズミくんが表情豊かでとてもいいです。パンを食べる時の嬉しそうな顔、パンやのおじさんに諭されてしゅんとなる顔、自分でおいしいパンを焼いた時の何とも幸せそうな顔。そしておじさんのパンを食べた時の顔。

このシリーズ、大人気のようで、最新巻と思われるお話は図書館で70人待ちです。皆このネズミくんにはまっているのかもしれない。

今娘がはまっているアクアビーズ。やりだした頃はうまくできなくて泣いていましたが、今ではさくさく一人で作れるようになりました。作品を、宝箱と呼ぶ箱に入れたり出したり、床に並べたり、数を数えたり、日々愛でています。

2023-02-20-MON
537.「かいけつゾロリあついぜ!ラーメンたいけつ(30)」
原ゆたか/ポプラ社

ラーメン王と呼ばれる有名な評論家に変装して、とある町の2軒のラーメン屋を競わせて(お店のつぶし合いをさせて)、後でお店をのっとって大儲けをしようと悪だくみをするゾロリたち。

悪だくみをしても結局人の役に立ってしまった、、というパターンが多かった最近ですが、今回は本当に悪いことしかしていないんじゃ。食べ物を使っての悪い事というのが、どうも気になってしまいますが、、、でもお客さんの取り合いや利益の為に、卑怯な手を使ったり、安全ではない食品を使ったり、、、実際にあることなのだと思います。

2軒のラーメン屋の子供たちが協力して、お客さんの為を思った本当においしいラーメンを作り出すラストには救われます。このお話、子供じゃなくて大人への投げかけなのかもしれません。

2023-02-20-MON
536.「こんやはどんなゆめをみる?」
工藤ノリコ/Gakken

5つごの子ブタたち、そろそろ寝る時間。パジャマに着替えて、腹巻きをして、お気に入りのぬいぐるみを抱えてベッドへ入ると、今夜はどんな夢を見たいのか、子ブタたちの想像が広がります。

ジャングルで遊ぶ夢、お姫様の夢、海賊になって大だこと戦う夢、、、細かく描き込まれた夢の風景をじっくりながめるのが楽しくて、どの夢も子ブタちゃん5人が主人公ってところがいいです。

子ブタちゃんたちのいろんな夢を見ていると、子供たちも想像が広がるようで、自分はこんな夢みたいあんな夢みたいと楽しそうです。今夜はどんな夢を見るのかなとわくわくした気持ちになる、寝る前に読むのにぴったりの絵本です。

ちなみに、娘は眠い時、私のお腹をふみふみする癖があって、そのおかげか私は大体夢見がよくありません。昨日は家の鍵が誰かに開けられそうになって、ドアノブを抑えていたら、侵入者に手をがしっとつかまれる夢でした。怖い!

2023-02-17-FRI
535.「かいけつゾロリのきょうふのカーニバル(29)」
原ゆたか/ポプラ社

ゾロリたちが旅の途中に立ち寄った町では、カーニバルが行われるようで、山車を作っているところ。しかし予算がたっぷりあって豪華な山車を作っている隣町に対して、この町はお金がなくて皆は諦めムード。

そこで山車作りを手伝うことになったゾロリたち、お金はなくてもアイディアはいくらでもある!かわいくて元気いっぱいの牛の姉妹でグループを結成、その名もモーむす。山車の上で歌って踊ります。(懐かしい、、)諦めないゾロリやモーむすの姿に、町の人達が次第に活気を取り戻していく様子がいいです。

ゾロリは本当は、カーニバルのどさくさにまぎれて銀行から金塊を盗もうと企んでいて、その為に山車作りを手伝っていたんだけど、結果町おこしに一役買ってしまい。悪役になりたいのに皆に感謝されてしまうことの多い最近のゾロリです。

こんなのも借りて、日々ダジャレのレパートリーを増やしている息子。

2023-02-16-THU
534.「いっしょにあそばへん?」
岡田よしたか/金の星社

子供たちが寝静まった真夜中、なるおくんちのカスタネットは外に遊びに出かけます。「一緒にあそばへん?」と、とらこちゃんちのトライアングルや、りこちゃんちのリコーダーを誘って、公園に行くと、次々と楽器が集まって大演奏会に!

どしんとピアノまでやってくるシーンや、カスタネットが何度も開いてしまう小ネタには、子供たち、「なんでやねん。」とつっこまずにはいられないようです。今回も流れるような関西弁の会話が楽しいお話です。

娘が保育園でいろんな楽器に触れているようで、合奏の練習もしているので、興味を持つかなと思って借りてみましたが、気に入って何度も読みました。が、いざ声に出して読んでみて思ったのは、楽器たちの音を読むのって難しい。ドンドンドン、ジャンジャラジャン、ピーピーピーのポロンポロン、、、メロディをつけるべきか、どんな拍子にするか、、本当は同時に奏でて大合奏しているシーン、その大合奏感を出すにはどうしたらいいのか。難しかった、、。

2023-02-16-THU
533.「おしりたんてい かいとうとねらわれたはなよめ」
トロル/ポプラ社

おしりたんてい、たまにテレビで見ることはあっても、めっちゃはまっているわけではなかった子供たち。この間図書館で何となくこの本を借りてみたら、娘がめっちゃはまりました。

1冊の中に「かいとうと ねらわれた はなよめ」「おりの なかの けいかく」という2つの話がはいっているのですが、娘は怪盗Uが主役となる「檻の中の計画」にめっちゃはまり。

1週間連続、毎晩「檻の中の計画」を読むはめになり、怪盗Uのセリフ「アデュー!」がすっかり頭から離れない母です。

基本アニメと同じで、クイズ、迷路、間違い探し、おしり探しなど子供たちの大好きなものが要所要所に入っているのですが、本の方がじっくり時間をかけて考えることができて、娘のペースにあっていたのかもしれません。

それにしてもおしり探偵、、何故おしり、、でもそれ以外を徹底的にエレガントにジェントルにまとめているから何だかバランスいいのかもしれません。

ある日娘が何やら書いていると思ったら、「檻の中の計画」のお話の冒頭部分。「数日前、ケロケロ王国で捕まった怪盗Uは、オリノナカンゴクに送られました。」これは本当にびっくりしました。
この本先月借りたのですが、延長を重ね、まだ返していません、、。

2023-02-15-WED
532.「ほうれんそうマンのようかいがっこう」
作:みづしま志穂 絵:原ゆたか/ポプラ社

「ほうれんそうマンシリーズ」、主人公はブタの男の子、ポイポイ。ほうれん草を食べると変身します。そして悪役として登場するのがゾロリです。ほうれんそうマンは私が子供の頃によく読んでいたのですが、ゾロリシリーズを読んでいたら、ふと、ほうれんそうマンでのゾロリってどんなんだったっけ、、と読みたくなって借りてみました。

ゾロリシリーズでは、いじわるだけじゃなくて、何だかんだかっこいいお話も多いのですが、ほうれんそうマンでは、ひたすらいじわる・ずるいでいいとこなしのゾロリ。やっぱり天才発明家ではあるのですが、、。ゾロリシリーズを読み終えたら、ほうれんそうマンシリーズもまた1から読み直してみたいです。

子供の頃に読んでいたほうれんそうマン、、私が大人になって、母になって、、という何十年の間にもゾロリの旅は続いていたかと思うと何だか感慨深いです。

最近図書館でドラゴンボールも借りて、すっかりはまっている息子。児童会にも置いてあるらしい。表紙のデザインとか色合いとか、今見てもおしゃれだなと思います。これもまた時代を超える作品。

2023-02-15-WED
531.「あぶくたった」
さいとうしのぶ/ひさかたチャイルド

あぶくたった、にえたった、煮えたかどうだか食べてみよ、の歌絵本なのですが、この絵本では、ネズミのお母さんが大きな鍋で小豆をコトコト。子供たちもお父さんも、おじいちゃんもおばあちゃんも、皆で歌いながら踊りながら、小豆が煮えるのを待っています。

この本を読むと子供たちも一緒に大合唱。寝る前に読むと騒がしいくらいですが、楽しい1冊です。

そして最後にネズミの家族がぜんざいを食べるシーンがとてもいい。とても美味しそうであったかい。あぶくたったの歌は、何を煮ているのか分からないのですが、もうぜんざいのイメージしかありません。

読むとぜんざいを食べたくなる絵本NO.1!

2023-02-14-TUE

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