志賀理江子写真集

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志賀理江子 Lieko Shiga「螺旋海岸 | album」赤々舎、2013年。

何度か手に取ってまた棚に戻すこと一年と数ヶ月、ようやく手元に置いたのだが、まだ本当のところ うまく読み込めていないのではないかと常に心の奥のところをちくちくとつつくような本である。

ヴォルフガング・ティルマンス写真集

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Wolfgang Tillmans(ヴォルフガング・ティルマンス)「Still Life」Harvest University Art Museum、2002年。

2015年に国立国際美術館で開催された大規模な個展Your Body is Yoursが記憶に新しいところだが、この写真集は2002年にHarvest University Art Museumでの展示に際して刊行されたものである。ティルマンスの方が私より2つ年上。久しぶりに見返してみると中身よりこんなにカビひどかったかなと思ってしまった。形あるものはいずれ全ては衰退していくのだがティルマンスの写真を見た時の発見はいつまで経っても忘れないとおもう。思い出深い一冊。

アントワン・ダガタ写真集

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Antoine d’Agata(アントワン・ダガタ)「YAMA」SUPER LABO、2013年。

銀座ニコンサロンに訪れた時にたまたまマグナムの方に声をかけていただいて、もうすぐダガタ氏が来るというので待っていた。暫くして現れたダガタ氏は背が高く痩せていて窪んだ目の中でうごめく眼光が異様なまでにゆっくりと動いていたように記憶している。ダガタ氏の書く恐ろしく細いサインを見ていると、いったい彼のどこに制作へと向かわす源のようなものがあるのかなと不思議とそんな事を考えていた。2015年のことである。ちなみにスーパーラボはいつも良質な本を出してくれる。

大橋仁写真集

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大橋仁 Jin Ohashi「そこにすわろうとおもう」赤々舎、2012年。

2017年3月、金沢しいのき迎賓館セミナールームA1で開催された金沢大学国際機構主催の大橋仁さんのトーク&スライドショーに参加する為に東京から金沢に入った。内容はこれまでに出版した既刊の写真集3冊を紹介しながら大橋さんが話すというものだったが、これが熱かった。1999年の「目のまえのつづき」2005年の「いま」と常にテーマ性にこだわった本作りをする大橋さんの2012年に放った傑作である。あの時自前の写真集3冊をバックに入れて行って、肩が外れそうになったのは今でもしっかりと覚えている。

平敷兼七写真集

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平敷兼七 Kenshichi Heshiki「山羊の肺 沖縄 1969-2005年」影書房、2007年。

20センチにも満たない小さな写真集の中には当時の沖縄が確かにあり、その間間に語られる 平敷の沖縄人としての言葉が確かにある。

「台風がきたら沖縄の島々(人々)は通り過ぎるのをじいっとまつしかない。(中略)考えてみれば 沖縄の人々も時代が通りすぎるのを彼女たちと同じようにじいっとまっているような気がする。  胸の内は別だけど。」