トイレの間取り
ここではトイレの間取りについて、トイレの進化とともに考えてみたいと思います。
昭和30年代に見られた間取り
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現在に見られる間取り
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・日当たりが良いと臭気が増すので北側が良いと言われていました。 ・換気用窓取付の為、壁側にある場合が多かったようです。 ・現在のように玄関の近くに置かれた間取りもありますが、このようにトイレだけ隅に置かれるのは昔の特徴と言えます。 |
・トイレ・バス・洗面・キッチンといった水まわりを一か所にまとめる間取りが主流になっています。(配管工事が安く上がる為) ・2階建の場合は各階に一台ずつ設置される場合が多いようです。 |
下水道の整備により水洗式トイレが普及し、衛生面が改善されました 。 | 洋式便器は大小兼用になるので空間がコンパクトになる、しゃがむ動作より座る方が体への負担が少ない、施工性が良いなどの理由から需要を伸ばしました。 | タイル施工の床に水をまいて掃除する湿式から、乾式が一般的になってきました。さっと拭き掃除しやすくデザインが豊富な塩ビシートの床材などが多く見られます。 |
最近の家は水まわりをまとめるのが一般的のようではありますが、家それぞれの使い方にあわせて自由な間取りも可能になってきました。家の内部に設置される場合もありますし、高齢の家族の為、寝室の中に専用のトイレを設置するという事例も多く見られます。昔のトイレと言えばうす暗くひんやりした印象がありましが、衛生面の技術が進み、快適性が追求され、今ではより居住空間に近づいているのかもしれません。(賀戸)
サザエさん家の間取り http://allabout.co.jp/gm/gc/26692/ e-houseの「間取り」 http://www.e-house.co.jp/plan/stylebook/002.html