130.「タンタンのハンカチ」 いわむらかずお/偕成社 |
「タンタンシリーズ」、今回はハンカチ。「ハンカチカーチカチ」とおまじないを唱えるとどんどん大きくなる不思議なハンカチでいろいろ遊びます。 最初はタンタンの胸ポケットに入っていた小さな赤いハンカチ、それがネクタイになって、マントになって、最後には何と夕焼け空に!マントくらいまでなら思いつきそうですが、まさか夕焼け空になるとは。 絵本自体は小さいのですが、真っ赤な夕焼け空が何とも見事で迫力があります。タンタンシリーズの中で一番好きなシーンです。
子供ってハンカチが好きなのか、私のハンカチ(というかお弁当包み)を引っ張りだしては、頭にまいたり、腰にまいたり、おもちゃを包んで宅急便屋さんしたり、おもちゃ隠してクイズしたり、いないいないばあしたり、、、何かいつも楽しそうです。 片づけても片づけてもどっかに持って行ってしまうのはやめて欲しいですけどね。
2020-02-21-FRI
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127.「ほげちゃんとこいぬのペロ」 やぎたみこ/偕成社 |
「ほげちゃんシリーズ」、今回のお話はほげちゃんの家で一日こいぬを預かるお話です。 家族の皆がかわいいこいぬのペロに夢中になり、やきもきするほげちゃんは皆が寝静まった夜中にいつもの大爆発。ほげちゃんお怒りのシーンは、一作目に比べるとインパクトが弱いなと思ったのですが、それよりもペロのお世話に奮闘するほげちゃんにびっくりしました。 文句言いながらもトイレの世話からお散歩、ちゃんとご飯もあげて、一緒に遊んで楽しそうなほげちゃん。こんなしっかり者だったっけ?! ほげちゃん、すっかりゆうちゃん家族の一員という自覚のようで、だからこそペロのお世話も頑張るのだと思います。ペロを背負って家まで走るシーンが大好きです。ほげちゃんの事がますます愛しくなった一冊でした。
2020-02-17-MON
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