« | メイン | »

800.「よるのあいだに… みんなをささえる はたらく人たち」
文:ポリー・フェイバー 絵: ハリエット・ホブデイ 訳:中井はるの/BL出版

少し前、娘が「夜に働いている人っているの?」と聞いてくることが何度かあり、保育園でそんな話を聞いたのかもしれません。子供にとっては「夜=寝る」、働いている人がいるなんて、びっくりすることだったのかもしれません。そんな時図書館で「きれいな色の絵本だな。」とたまたま手にとってみたのがこの絵本、ナイスタイミングな出会いでした。

「わたし」のお母さんが、夜になると出勤していくところから始まり、夜の間に働くいろいろな人が登場します。そうやって昼だけでなく夜も誰かが働いているおかげで暮らしやすい生活が成り立っているんだなと、大人の私も改めて気づかされます。登場人物が職業で紹介されるのではなく、みな〇〇さんと名前で呼ばれているのが、読んでいる子供たちも親しみがわくようで良かったです。

ちなみに昨年時点の娘の将来の夢は「京都市動物園のしまうまの飼育員」。将来どうなるでしょう。

2025-04-15-TUE
799.「くすのきだんちのあめのひ」
作:武鹿悦子 絵:末崎茂樹/ひかりのくに

今日は土砂降りの雨。音楽家のきつねさんはピアノを弾き、うさぎの看護師さんたちは手芸、、くすのきだんちの住人たちは、それぞれの時間を過ごしています。管理人のもぐは、雨の日も変わらず忙しそうですが、みなの普段の生活や趣味が垣間見えるのがいいです。

そしてこの大雨で大喜びなのはかえるさん。「こんないい天気、めったにないですよ!」ガールフレンドもやってきて、とても楽しそう。お部屋のてるてるぼうずならぬ、ふれふれぼうずには笑ってしまいます。ウキウキのかえるさんを見ていると、雨の日もいいかもねと思えてきます。

娘が小学校に行き出してから1週間、ずっと青空が続いていて有難いです。(週末は結構な雨でしたが、、)まだランドセルを背負って歩くだけで精いっぱい、傘をさすのは難易度高そうなので、もうしばらく晴れが続きますように。

2025-04-14-MON
798.「10ぴきのおばけのけんこうしんだん」
にしかわおさむ/ひかりのくに

かわいいおばけたちに癒されるこのシリーズ、今回は健康診断です。おじいさんが腰を打って救急車で運ばれ、心配で病院にやってきた10ぴきのおばけたち。いつの間にか、健康診断にやってきた子供たちに混じってしまいます。

おばけって心臓の音がするのか。興味津々でおばけに聴診器をあてるお医者さんの気持ちが何だか分かります。おばけもいろんなタイプがいるのだと思いますが、この10ぴきのおばけたちは、おじいさんと手もつなぐし、ベッドで眠るし、ご飯も食べるし、実体はありそうです。それなら日々体が成長したりするのでしょうか?おばけってこうなんじゃない?と子供たちの想像が広がりそうな楽しいお話でした。そしてやっぱりおばけたちがかわいい!

先日ハニカムの健康診断の予約をとりました。毎年この時期に案内が届いて、夏に健康診断を受けます。予約をとると、そろそろちゃんとしないとなという気分です、、

2025-04-07-MON
797.「なんでもおんなじ?」
作:コリンヌ・アヴェリス 絵:スーザン・バーレイ 訳:前田まゆみ/フレーベル館

りすのソレルには、仲良しの友達セージがいます。2人には同じことがたくさん。好きな歌にしっぽの模様、、「同じ」が嬉しいソレルですが、ある日セージの家に泊まりにいってびっくり!大きな立派な木にたくさんの親戚家族が住んでいて、ソレルの家と同じじゃないのです。

「同じじゃないことをセージが知ったら、、」と不安になるソレル。セージが、自分の家に泊まりに来れないよう、あれこれ言い訳を一生懸命考えます。その様子がかわいくて笑ってしまいますが、何だか懐かしい気持ちにもなります。同じことが嬉しくて安心したり、違うことで悩んだり。きっとたくさんの人が経験したことがあるはず。作者はイギリスの方、こんな気持ちは海外でも同じなのでしょうか。(やっぱり同じは嬉しい。)

この絵本、1~2年前に読んでいたのですが、娘がいよいよ小学生、ソレルとセージのように、相手と同じことだけではなく違うことも認め楽しみ、そんなふうに過ごしていけますように。と願いを込めて、もう一度借りてきて読み聞かせしたのですが、伝わっているのか、この親心。

2025-04-07-MON
796.「ぴのちゃんとさむさむねこ」
松丘コウ/BL出版

さむいさむいと、ぴのちゃんが家への道を急いでいると、道の真ん中に丸まったねこ。焚火で毛皮を焦がして穴があいてしまい、寒くて動けないんだそう。かなり大きな穴です。寒そうというより、めっちゃ痛そうでもありますが、、

自分のコートの中にねこをすっぽり入れてあげるぴのちゃん。1週間後、すっかり毛皮が生えそろったねこがお礼にしてくれたこととは、、とてもかわいいけど、ちょっと怖いと思うのは私だけでしょうか。どういう仕組みになってるの、その毛皮!まあ細かいところは置いといて、、子供は(きっとねこも)ぎゅっとされるのが大好き。コートの中に入れてもらったねこは嬉しくて、ほっと温まったのだと思います。心も体も。ぎゅっを運んでいく「ゆうびんやさん おねがいね」のお話を思い出しました。

先日、娘の卒園祝いにお花を頂きました。こちらも見るたびにほっと心が温まります。

2025-04-03-THU
795.「ねこのおいしゃさん」
文:ますだゆうこ 絵:あべ弘士/そうえん社

このねこのおいしゃさんはすごい。どんな患者さんがきても、ニャー!!と叫んで気合で治してしまうのです。ニャー!!

気合で治すというのが斬新です。ねこのおいしゃさんにはカラフルな髭がたくさん生えていて、これが不思議なパワーを持っていそう。子供たちに読むと、みんなでニャー!!ニャー!!と大騒ぎ。盛り上がります。一方看護師の奥さんが、妙にクールなのもいいコンビです。そんな奥さんがお腹が痛くなり、おいしゃさんがニャー!!と気合を入れると、、、ちょっと予想外の結末にも笑ってしまいます。

先日、娘が夜中に目を覚まして耳が痛いと言い、、、。翌日病院へ行き、中耳炎だったのですが、ニャー!っと早く治りますように。元気が一番。

2025-03-25-TUE
794.「みんなのくまくまパン」
西村敏雄/あかね書房

子供たちがもっと小さいころに好きだったくまくまパン。保育園でよく借りていたのですが、最近シリーズがあることを知ってびっくりです。

今回もまたカバの王様のご要望で、王子のためにパンを作ることになったくまさんと白くまさんですが、、、王子は、自分のために作られた特別なパンを気に入らない様子。王子は与えられるものではなく自分で考えたもの、そして一人ではなくみんなで食べたかったようです。

何だか子育てに通じるなあと思います。王子を喜ばせたい王様の気持ちも分かるのですが、まずは子供をよく見て、よく考える。と私も忘れないように。

そしてやっぱり「くまのパンやでぱぴぷぺぽ~」、この決まり文句は歌ってしまいます。

この間キッザニアに行ってきました。パン好きの娘、パン作りも迷いつつ、結局森永乳業のスイーツ開発へ。チーズクリームのケーキ、美味しそうでした。そしてお昼ご飯に結局パンを食べるのでした。

(食べかけのくまパン)

2025-03-25-TUE
793.「ナルニア国物語 ライオンと魔女 10歳までに読みたい世界名作(25)」
作:C.S.ルイス 編・訳:那須田淳 絵:佐々木メエ 監修:横山洋子/Gakken

映画になっていたり、タイトルは聞いたことがありますが、私も読むのは初めて。ピーター、スーザン、エドモンド、ルーシーの4人のきょうだいは、大きな洋服ダンスの中から、いつの間にか、雪が降り積もる不思議な国に迷い込みます。そこは白い魔女が支配するナルニアでした。

ライオンの姿をした真の王アスランたちに導かれ、ナルニアを取り戻す戦いに巻き込まれていく4人。冒険ストーリーがおもしろかったです。この10歳まで読みたいシリーズ、本来のお話を簡単にまとめた感じではありますが、自分で長いお話を読むとっかかりに良さそうです。

ちなみに、お話の中で白い魔女が「ターキッシュデライト」というお菓子をエドモンドに与えて操るのですが、、これが1つ食べるともう抗えないという魅惑のお菓子、とても美味しそうで創造上の食べ物かと思っていたのですが、ふと調べてみたら、これはトルコの伝統菓子ロクムとのこと。あれ?私トルコで食べたかも。美味しくてお土産にめっちゃ買って帰ったかも、、本来の物とは違うのかもしれませんが、確かに美味しかった。また食べたい!

お話は、ライオンと魔女以降も続いていくようなので、またじっくり読んでみたいです。

2025-03-19-WED
792.「大接近!工場見学1 おべんとクンミートボールの工場〈チルド食品〉」
構成・文:高山リョウ 写真:富永泰弘 /岩崎書店

大接近!工場見学シリーズ、今回はスーパーでもよく見かけるイシイのミートボールです。イシイのミートボールは1974年誕生、50年前からあるなんて知りませんでした。こだわりは、無添加調理であること、原材料がシンプルであること。そんなミートボールがどのように作られているのか、、

工場で大量に作られる様子を想像していても、実際に大量のひき肉を写真で見ると、ものすごい迫力です。揚げたてのミートボールは、ソースをつけていなくても美味しそう。このシリーズを読むと、日常で何気なく目にしているものが、どうやって作られているのか気になってきます。

そしてミートボールを見ると、もうすぐ春休み、毎日お弁当作らなきゃ、、、と思い出します。

2025-03-18-TUE
791.「マインクラフト かいていのひみつ 木の剣のものがたり(3)」
文:ニック・エリオポラス 絵:ルーク・フラワーズ 訳:酒井章文/技術評論社

シリーズ第2作、マイクラの世界で、難破船から宝の地図を発見した5人。宝目指して、船をクラフトして海へこぎだします。たどり着いた不思議な島では、ファントムに襲われて5人は水中へ逃げ込みますが、、そこで発見したのは海底神殿!その中には何とネザーゲートが!

現実世界でも問題はいろいろ。マイクラ仲間に入りたいというテッド。怪しい彼はエヴォーカーキングなのか。正体はまだ明かされないままです。

ちなみにこれがファントム。子供たちの解説によると、ファントムは3日間寝ないと現れるらしい。そういえば5人はずっと休むことなく船をこいでいました。なるほど、お話に出てこない詳しい設定がいろいろあるようです。シリーズ初めの頃は、マイクラの世界では建築をするくらいでしたが、今回はどんどん冒険が広がって行き、どんどんマイクラ用語が出てくるので、頑張って勉強しないといけません。ガスト、ゾンビピッグマン、中立、ネザー、黒曜石、、、

いつの間に覚えているやら、子供たちのマイクラの知識の量に、いつも驚かされますが、その興味、集中力が勉強に向けばすごいんだろうな、、と思いつつ。要は興味があるかないか?

2025-03-14-FRI

会社情報