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毎日子供が寝る前に絵本を3冊読みます。ある日ふと思いました。一日3冊、、、一年間に1000冊以上!せっかくなので記録に残してみる事にしました。
580.「とりかえっこ」
作:さとうわきこ 絵:二俣英五郎/ポプラ社

図書館で見かけて、これ昔読んだわ!と懐かしくなって借りてみました。

お散歩に出かけたひよこちゃん。ぴよぴよ。そして出会った動物たちと鳴き声をとりかえっこしていくのです。ねずみと出会って、ひよこちゃんが「ちゅうちゅう」、ぶたさんと出会って「ぶうぶう」。

子供のころに読んでいて、お散歩が終わってお母さんの元に戻った時、ひよこちゃん、ぴよぴよと鳴けなくなってて大丈夫かな、なんてちょっと心配になったのも思い出しました。

娘もすっかり気に入って何度も読んでいました。動物たちの鳴き声のセリフを娘にお願いすると、はりきって読んでくれます。かめの「む」が一番おもしろいらしい。「何でむ、やねん。」とつっこんでいます。(日々、関西弁が達者になっていく、、)

そんな娘の最近のブーム、ジャンボリミッキー。保育園で踊るらしいです。初めて聞いたときは何て言っているのか分からなくて、段ボールミッキー?がんばーるミッキー?となりましたが、ジャンボリでした。子供が躍るととてもかわいいけど、大人が躍るととても疲れます。

2023-05-24-WED
579.「ぞろりぞろりとやさいがね」
ひろかわさえこ/偕成社

とある夜更け、ぞろりぞろりと野菜が出てきたと思ったら、みんなヨレヨレのしなしな。ジャガイモは芽がたくさん出てしまっています。彼らは家の中で忘れられてしまった野菜たちなのです。

野菜たちは集まり、「おいしく食べてほしかった!」「くやしい!」と不満を言い合い、人間への復讐を考えますが、、、そこへ現れたのはミミズ和尚。

私は普段、食材は週末にまとめ買いするので(と言い訳、)気が付いたらトマトにカビが生えていたり、ネギがしんなりしていたり、心当たりがありすぎるので、どきどきしながら読んでいたのですが、ミミズ和尚の「人間たちも忙しいんじゃ。」の言葉にもう頭が上がりません、、

いたんでしまった野菜たちは、ミミズ和尚に導かれ、土の肥料となり、新しい野菜を育てるための糧になります。この絵本、子供たちに食べ物の命を大切に頂くことを伝えていると思うのですが、大人の私にぐさりぐさり。冷蔵庫の野菜を見るたびにこのお話を思い出します。

ご近所さんから野菜を頂くことが多いので、いたむ前にというより、新鮮で栄養たっぷりのうちに、、となるべく心がけています。(とれたてレタスには必ず青虫類がいるので、息子にチェックしてもらいます。この日もナメクジとミミズ和尚が!)

2023-05-24-WED
578.「かいけつゾロリのだ・だ・だ・だいぼうけん!後編(48)」
原ゆたか/ポプラ社

子供だけが感染する謎の病気、、その薬がいざ完成。それを試しに飲んでみたところ、とんでもなく苦く、病気の子供たちが飲むことができない。そこでゾロリは薬をチョコレートでコーティングすることを思いつきます。

スイーツと言えば、ブルル製菓!ゾロリたちは、ブルルの工場に忍び込み、マーブルルチョコを作る機械で薬をコーティングします。

そして体育館で横たわる子供たちの上に、空から降り注ぐマーブルチョコならぬマーブルルチョコのくすり。その映像を思い浮かべるとなんだか涙がでそうです。このシーンとても良かった。そしてやっぱり会社の宣伝にちゃっかりしているブルル社長ですが、今回は子供たちの命が救われたのだから、いいよいいよという気持ちです。

気になるゾロンド・ロンとゾロリの関係は、、、彼は口では「ゾロリは息子ではない。」と言うのですが、きっと名乗りでることのできない気持ちがあるのだと思います。今後またゾロンド・ロンが登場するお話はあるのか、このままで終わってほしくありません、、

今年のGWの思い出、京都にあるロゴスランドに行きました。広くてのびのび、気持ちよかったです。

140mのローラースライダー。上まで登るのが大変、、

2023-05-23-TUE
577.「もりのひなまつり」
こいでやすこ/福音館書店

大きなおうちの蔵に住むねずみばあちゃんの元に、もりのねずみ子供会から手紙が届きます。森にお雛様を連れてきて、ひな祭りをしてほしいというお願いです。「大丈夫かしら、、」というねずみばあちゃんの心配をよそに、蔵の中のお雛様たちは森へのお出かけにうきうき。

森に集まったねずみやウサギやキツネたちが、初めて見るお雛様の美しさにそっと見とれている表情がとてもいいです。お雛様が舞を披露したり、三人官女が甘酒をふるまったり、楽しいひな祭りは続きます。

帰り道、吹雪にあったお雛様はすっかり汚れてしまいますが、ねずみばあちゃんがお化粧をしなおしてあげて、おうちのひな祭りにも間に合います。

柔らかな絵と頼りになるやさしいねずみばあちゃんが素敵で、読んだ後に穏やかな気持ちになれるお話です。こいでやすこさんの他の絵本も読んでみたくなりました。

今年もご近所さんでイチゴ狩りをさせてもらいました。1年がかりで育てるというイチゴ、収穫だけ楽しませてもらって申し訳ないやら有難いやら。今年もバケツいっぱい!

2023-05-23-TUE
576.「かいけつゾロリのだ・だ・だ・だいぼうけん!前編(47)」
原ゆたか/ポプラ社

ゾロリたちがやってきた、とある町で、子供たちだけがかかる謎の病気が大流行。薬を作るための材料を手に入れるため、ゾロリたちの大冒険が始まります。今回は前編、後編になっている一大ストーリー。「だ・だ・だ・だいぼうけん」というタイトルがとてもいいです。

そしてこの大冒険の一番の見どころは何と言っても、今まで姿を見せることのなかった、赤い飛行機のパイロットの登場!「ゾロンド・ロン」という名前のキツネの彼、、。彼のブーツの模様を見ると、パパになってるよね!って息子と大盛り上がりです。

子供たちの薬はどうなるのか、ゾロンド・ロンは何を考えているのか、気になりつつ後編に続きます。天国のママもどんな気持ちで見守っているのやら!

祖父母からの誕生日プレゼントで、ニャオハとグレイシアを買ってもらった娘。結局ニャオハは欲しかった模様。家の中にぬいぐるみがあふれています、、

2023-05-22-MON
575.「りゆうがあります」
ヨシタケシンスケ/PHP研究所

鼻をほじってしまうぼく、「また鼻ほじってる!」とお母さんに怒られます。そしてぼくは考えます。理由があればいいんじゃないか。

鼻をほじるのは「まわりの人を楽しくさせるウキウキビームを出すため」。ごはんをポロポロ落とすのは「小さい生物たちに分けてあげてるから」。つい一段高いところを歩いてしまうのは「高い木から下りられなくなったネコを助けるための訓練」。

もうめっちゃある、という子供の行動がたくさん出てきてます。娘は、心当たりがあり過ぎるせいなのか、「この本めっちゃおもしろいんやで!」とまわりにアピールしていました。想像するっておもしろい!と思う新鮮なお話です。子供の言い分をちゃんと聞きつつ、注意もしつつのお母さんの対応も見習いたい。

先日娘が5歳を迎えました。去年のプレゼントはルカリオとエースバーン。今年は新シリーズのニャオハとホゲータが欲しい!と言っていたのに、いざお店に行くと迷いが出たようで、悩みに悩んで、ミュウとミュウツーになりました。渋い、、。元気いっぱいで5歳を迎えられたことに感謝です。

2023-05-11-THU
574.「地球をほる」
川端誠/BL出版

夏休み、地球を掘って裏側に行ってみることにしたつよしとけんたとお姉ちゃん。でも真下に掘るとマントルにぶつかるので、ななめに角度を調整していざ出発。目的地はお姉ちゃんのペンフレンドが住むアメリカです。

スコップでせっせと土を掘り、進んでいく3人。辿り着くわけないんだけど、マントルを避けていくとか、掘った土は邪魔になるので横穴に入れていくとか、妙に現実な設定がたくさんあるので不思議な気分になります。

そしてこの絵本、3人が土を掘り進めるのにあわせて、回転させながら読むのです。最後にアメリカに到着した時には、絵本はいつのまにか180度回転しています。地球の裏側に到着したことが体感できるような楽しい仕掛けです。

そしてアメリカの人に「どこから来たんだ!」と怪しまれて、3人が「ほら!」と示した証拠、、このお話のオチには、子供たちも大盛り上がり。夢と現実が本当にうまい具合に混ざったおもしろいお話でした。

2023-04-24-MON
573.「かいけつゾロリ きょうふのようかいえんそく(46)」
原ゆたか/ポプラ社

ようかい学校の先生に泣きつかれたゾロリは、ようかいの子供たちの遠足の引率をすることに。途中で若返りの水を飲んで、赤ちゃんになってしまったイシシとノシシの面倒もみつつ、子供たちをたくさん引き連れて、てんやわんや!

ようかいの出てくるお話のパターンではありますが、子供たちがゾロリと行動する中で、どんどん成長していく様子がいいです。ゾロリにそんなつもりはないんだけど、何だかんだ面倒見がいいのが、悪党になりきれないところ。

途中で大ガマに食べられかけるゾロリですが、それが実はPTA会長だったというおちに、息子大爆笑。(PTA会長の意味が分かっているのか、、)ようかいの子供たちの親が実は、今までに登場していた懐かしいようかいたちという展開にも盛り上がりました。

娘が氷の息をはけたと喜ぶ雪女のそのこさん、娘の首がのびないと心配していたろくろ首、、子供に口出しするのをぐっと我慢したり、成長を心配したり、、子供を見守る気持ちは妖怪も人間も同じようです。子供の遠足のお話だけではなくて、見守る大人がいるということも描かれていていいなと思います。この気持ち、息子と娘にも伝わるといいのですが、、

2023-04-21-FRI
572.「ゆうびんやさん おねがいね」
作:サンドラ・ホーニング 絵:バレリー・ゴルバチョフ  訳:なかがわ ちひろ/徳間書店

遠くの町に住むおばあちゃんへ、誕生日プレゼントを贈りたいこぶたくん。思いついたとっておきのプレゼントは「ぎゅっ」と抱きしめること。

こぶたくんのお母さんは郵便局で相談、そして「ぎゅっ」の配達が始まります。まずこぶたくんは、郵便局の受付のいぬさんをぎゅっ。そしていぬさんは仕分け係さんをぎゅっ。「ぎゅっ」は、運転手や航空便のパイロットや、町の郵便局、配達係、、いろいろな人がぎゅっとして運ばれて、おばあちゃんの元に届きます。

「ぎゅっ」を運ぶというストーリーがまずおもしろいのですが、遠くの町までどうやって郵便が運ばれていくのかという流れも、さりげなく分かりやすく表現されていて、すごいなと思います。

この特別な郵便に、最初はとまどったり、ちょっと照れたりする係の人もいたけれど、「ぎゅっ」を運んだあとは、やっぱりとても幸せそう。読んだあと、子供を抱きしめたくなります。

2023-04-20-THU
571.「かいけつゾロリきょうふのちょうとっきゅう(45)」
原ゆたか/ポプラ社

いつもお金がないと嘆いているゾロリたちが、珍しく電車の旅に出る様子。しかし同じ特急に乗り込む乗客の中には、タイガーとグラモの姿が!そして高価な宝石を身につけ、たくさんの護衛を引き連れたカバリス婦人も、、。

車内には、変装したブルルとコブルもいるし、忍者のゴリ丸たちも潜んでいるし、ゾロリの宿敵大集合!のにぎやかな今回のお話です。そして全員が虎視眈々と狙うのは、カバリス婦人の宝石!?

、、と思いきや、それは駅弁!!途中の停車駅で販売される、1か月に3個限定の幻のスペシャル駅弁。駅弁を手に入れることができるのは誰なのか。

普段悪だくみばかりのメンバーですが、今回は駅弁のために皆真剣。そんな話もたまにはいいなという感じです。そしてその駅弁がすごい。必死になる気持ちも分かる、豪華すぎる3段重。子供たちは3段目のデザートに釘付けです。最後はやっぱりいろいろあって、ゾロリたちは駅弁が食べられないんだけど、青空の下、海を見ながら、ゾロリ、イシシ、ノシシ3人で食べる焼きそば最高!という結末がいいなと思います。

2023-04-20-THU

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