267.「ぼくがきょうりゅうだったとき」 まつおかたつひで/ポプラ社 |
「ぴょーん」を読んでからまつおかたつひでさんが気になり借りてみた一冊です。 プレゼントで恐竜の着ぐるみパジャマをもらった男の子。それを着て公園に遊びに行くと、本物の恐竜が現れ、恐竜の世界に誘われます。 いつもの公園に実は恐竜世界につながるトンネルがあって、、、そこを抜けるとどうなるのとわくわくしながら読むと、眼下に広がる雄大な恐竜世界。陸地よりかなり高いところに出てくるのですが、見下ろす景色が迫力があってとてもきれいでした。 そしてケツァルコアトルスのケツァルタクシーに乗って草食竜の島へ。秘密のトンネルとか空飛ぶタクシーとか、恐竜と友達になるとか。わくわくする事が沢山詰まっているお話です。 最後はちょっと不思議な余韻を残す終わり方です。どこからどこまでが夢か想像か現実なのか、、、初めて読んだ時は、息子も「えー!!!」と叫んでいました。そして「僕も恐竜パジャマ欲しい!!」だそうです。
2021-05-31-MON
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261.「おかん」 作:平田昌広 絵:平田景/大日本図書 |
我が家で一時期ブームだった「おとん」ですが、先日図書館で「おかんもあるじゃないか!」と早速借りてみました。 「おとうさん」の呼び方をいろいろ試す「おとん」と同じパターンかと思いきや全く違い、主人公の男の子とおかんが何気ない会話を続けるお話、というか男の子が「なあ、おかん。」と延々と話しかけるお話でした。 うまく言えないのですが、「おとん」と「おかん」のお話の違いが見事だなと思います。おとんと息子、おかんと息子の関係をよく表しています。 それにしても子供というものは、本当に毎日延々と話しかけてくるわけで(2人同時に全く違う内容を!)、全部ちゃんと聞いていたら確実に日常生活が滞りまくるわけで、どうしたもんやらなのですが、「おかん」を見習ってあまり真剣になりすぎず軽快にいきたいものです。(でもちゃんと返事はする。これが難しい。)
そういえば「おとん」の時は、私の呼び方が「おたーたん」だった娘、最近は「たーちゃん」です。
2021-05-07-FRI
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