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毎日子供が寝る前に絵本を3冊読みます。ある日ふと思いました。一日3冊、、、一年間に1000冊以上!せっかくなので記録に残してみる事にしました。
270.「おばけのてんぷら」
せなけいこ/ポプラ社

天ぷらが食べたくなったうさこ、お小遣いをはたいて材料を買い込みます。天ぷらはあげたてが一番と、あげては食べ、あげては食べ。本当に美味しそうです。その匂いにつられておばけがやってきて、、、。最後は子供たちも大笑いの美味しい楽しいお話です。

この絵本を初めて読んだのは何年か前になりますが、一度読んだら忘れられないユニークなお話で、たまに読みたくなります。最近娘が保育園で読んでもらってお気に入りのようです。

先日ご近所さんのたまねぎ掘りに参加させてもらいました。収穫したたまねぎをたくさん頂いて帰って、たまねぎのかき揚げを作りました。「おばけのてんぷら」を読んだ後は、大体毎回天ぷらを作っているような気がします。無性に食べたくなるのです。

2021-06-07-MON
269.「けがをした恐竜 化石が語るティラノサウルスの話」
黒川みつひろ/こぐま社

発見されたメスのティラノサウルスの化石に足の骨折が治った痕があったそうです。肉食恐竜が足に大怪我を負えば狩りができなくなります。怪我をしてまた治ったというのはとても珍しいようです。(それが化石から分かるのも不思議。)その化石から想像のお話が始まります。

ティラノサウルスの家族のリーダーのお母さん。ある時ヨロイ竜の衝突で足を骨折、動けなくなったお母さんを、お父さんと子供たちが守っていきます。

今まで草食竜が主人公の話を読むことが多く、ティラノサウルス(肉食竜)が悪役として登場することが多かったのですが、この話では逆にトリケラトプスがティラノサウルスを襲います。

獰猛な赤い目のトリケラトプスの大群の恐ろしさといったら、ナウシカのオウムの群れ、、、。立場変わればというやつが少し子供たちにも伝わればいいな思います。

子供たち、外で石を拾うと「恐竜の化石だ!」と大騒ぎしていますが、その気持ちも大切に。

2021-06-07-MON
268.「ノンタンはみがきはーみー」
キヨノサチコ/偕成社

娘がたまに読みたくなるらしいノンタンシリーズ。たまに定期的に選んできます。今回ははみがきのお話。ノンタンと動物たちが「はみがき はーみー、しゅこしゅこしゅっしゅっ」と順番にはみがきをしていきます。

「はーみー」とは何なのか。深い意味はないのかもしれませんが、言いやすいし覚えやすいし繰り返したくなるフレーズです。寝る前の絵本が終わって、部屋の電気を暗くした後も、娘が何かお話してと言ってきた時はこのはみがきはーみーよく話します。

かといって、はみがきが好きになるかというのはまた別の話。

2021-06-07-MON
267.「ぼくがきょうりゅうだったとき」
まつおかたつひで/ポプラ社

ぴょーんを読んでからまつおかたつひでさんが気になり借りてみた一冊です。

プレゼントで恐竜の着ぐるみパジャマをもらった男の子。それを着て公園に遊びに行くと、本物の恐竜が現れ、恐竜の世界に誘われます。

いつもの公園に実は恐竜世界につながるトンネルがあって、、、そこを抜けるとどうなるのとわくわくしながら読むと、眼下に広がる雄大な恐竜世界。陸地よりかなり高いところに出てくるのですが、見下ろす景色が迫力があってとてもきれいでした。

そしてケツァルコアトルスのケツァルタクシーに乗って草食竜の島へ。秘密のトンネルとか空飛ぶタクシーとか、恐竜と友達になるとか。わくわくする事が沢山詰まっているお話です。

最後はちょっと不思議な余韻を残す終わり方です。どこからどこまでが夢か想像か現実なのか、、、初めて読んだ時は、息子も「えー!!!」と叫んでいました。そして「僕も恐竜パジャマ欲しい!!」だそうです。

2021-05-31-MON
266.「にほんざりがに」
文:川井唯史・野中俊文 絵:浅井粂男/福音館書店

この春ざりがに釣りに挑戦しました。するめと棒と凧糸を用意して、よく釣れるという噂の近くの池に通い、4回目にしてついに成功!

そして釣ってみたものの。生態がさっぱり分からないので、図書館で絵本を借りてみたわけです。

ざりがにと言っても、にほんざりがにとアメリカざりがにがいるようで。本を見る限り釣り上げたのはアメリカざりがにのようです。

にほんざりがにに比べてアメリカざりがにはかなり大きく成長するようで、、、息子は「ざりがにどん」と命名してかわいがっていますが、この先どうなるやらどきどきしています。

娘はまだ「ざりがに」が言えず、何故か「さるかに合戦」と呼ぶのがかわいくてたまりません。ざりがに、、さるかに、、似てるか。

2021-05-31-MON
265.「もぐとぐるとうみかぜごう」
文:安江リエ 絵:及川賢治/福音館書店

料理が得意なもぐと発明好きなぐる、双子のもぐらの冒険物語です。二人はいつも山の上から海を眺めていますが、実際に近くで見たことがありません。そんなある日、落とし物のスニーカーをスポーツカーに改造して、初めての海へ出発!

「靴を車に改造」とかがどうも息子の心をくすぐるらしく。わくわくしながら聞いていました。

そして途中で車が壊れたり何やかんやありつつ海に到着。私はこの海のシーンが大好きです。もぐとぐるが初めてみる海。海の音に波の音、そして海にかかる夕焼け、海の描写がとても素敵です。

最後に浜辺でもぐの作ったミミズハンバーガーを食べます。とても美味しそうなんだけどミミズ、、、。ミミズすり潰してるんかな、ハンバーガーだしね、とかも想像してしまいます、、、。

最近、家の前の花壇で野菜を育てているのですが、やっぱり切り離せない、ミミズとか青虫とかナメクジとか、、、。幸い息子が全て処理してくれるのですが、「ナメクジ半分にしたよ。」とか教えてくれなくていい、、、。

2021-05-31-MON
264.「なにたべているのかな?」
とよたかずひこ/アリス館

いぬとねこ、何か美味しそうな物を食べています。「何食べているのかな?」と子供に聞きながらお話をすすめていく「はなしかけえほん」です。

そしてたろうくんのお皿にも美味しそうな物がいっぱい。でも一つだけ、たろうくんの嫌いな人参が、、、するとウサギが出てきて人参をパクリ!

ウサギが食べちゃったよ!とちょっとびっくりしつつ笑ってしまいましたが、「たろうくんもそのうちね。」という優しい終わり方にほっとしました。「嫌いな物も頑張って食べた!」もいいのですが、こんな展開もいいなと思いました。

子供に嫌いなものをすすめる匙加減、本当に毎日悩みます。食べないことを認めるとそのままずっと食べられないんじゃないかと不安になってしまうのですが、この絵本を読んで、その一回の食事だけで見るのではなくて、もう少し力を抜いて長い目でみていいのかなと考えさせられました。

週末、生地をこねてフライパンで焼くだけ!みたいな簡単なパン作りをしました。子供たちそれぞれソーセージとか好きなものを詰め込んで、、、。こういう好きなものばっかりのご飯は2人共ご機嫌で、私もご飯の時はできればいつもにこにこの顔を見ていたいのですが、やっぱりそれでも玉葱とかピーマンも使わないとね、、、。

2021-05-24-MON
263.「とんぼのうんどうかい」
かこさとし/偕成社

運動会を題材にした絵本はこれまで何冊か読んだことがありますが、大体開会式で始まり閉会式で終わります。しかしこのお話は、、、

始まりは普通の運動会。それがえらいあっさり終わっていくなと思っていたら、何と帰り道にギャングこうもりが現れ、とんぼのこどもたちを誘拐。こどもたちの第二の運動会(!?)が始まります。

えっどうなるの?!という後半の展開にすっかりはまってしまいました。コウモリのセリフもおもしろく、ちょっと悪そうな感じで読んでいたら、娘を怖がらせてしまいましたが、、、。のどかな表紙からは全く想像できなかったお話で、とてもおもしろかったです。

この間、紙で形を作って懐中電灯で壁に大きな影をうつす影遊びをしていたのですが、お父さんが鬼を作って、これまた娘を怖がらせてしまいました。散歩している犬も怖いし、部屋の中を飛んでいる小さい虫も怖いし、毎日頑張っている娘です。

2021-05-17-MON
262.「す~べりだい」
鈴木のりたけ/PHP研究所

ぼくの~シリーズの鈴木のりたけさんのお話なので、どんなすべりだいがでてくるんだろうとわくわくしながら読みました。

出てきたのは、どれも基本的なすべりだいの形はまもりつつ、でもちょっと(いやかなり?)違う。それがす――――べりだいとか、すべりだい―――――という言葉で表現されているのが、なるほど!という感じです。ぼくの~シリーズとはまた違ったバリエーションでおもしろかったです。

最後のめちゃくちゃ長いやつは、読むほうとしても気合が入ります。どんな風に読んだら楽しいかな?といろいろ想像が広がるお話です。

子供は大体そうなのかもしれませんが、息子も娘もすべりだい大好きなので、おもしろそうなすべりだいがある公園を調べては遊びに行ったりします。

写真は、コロナが流行りだす直前に行った恐竜すべりだい。少し遠くの公園なので、また落ち着いたら遊びに行きたいです。

2021-05-10-MON
261.「おかん」
作:平田昌広 絵:平田景/大日本図書

我が家で一時期ブームだったおとんですが、先日図書館で「おかんもあるじゃないか!」と早速借りてみました。

「おとうさん」の呼び方をいろいろ試す「おとん」と同じパターンかと思いきや全く違い、主人公の男の子とおかんが何気ない会話を続けるお話、というか男の子が「なあ、おかん。」と延々と話しかけるお話でした。

うまく言えないのですが、「おとん」と「おかん」のお話の違いが見事だなと思います。おとんと息子、おかんと息子の関係をよく表しています。

それにしても子供というものは、本当に毎日延々と話しかけてくるわけで(2人同時に全く違う内容を!)、全部ちゃんと聞いていたら確実に日常生活が滞りまくるわけで、どうしたもんやらなのですが、「おかん」を見習ってあまり真剣になりすぎず軽快にいきたいものです。(でもちゃんと返事はする。これが難しい。)

そういえばおとんの時は、私の呼び方が「おたーたん」だった娘、最近は「たーちゃん」です。

2021-05-07-FRI

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