285.「かばんうりのガラゴ」 島田ゆか/文溪堂 |
かなり前に読んでいたものの、記事にするタイミングを逃していたのですが、バムケロブームが起こったため、最近また借りてきました。「うちにかえったガラゴ」の前作になります。 ガラゴは旅するかばんやさんですが、ちょっとそこらのかばんやさんではありません。「ライオンらしく見えるようになりたい!」と言うライオンにはたてがみのかばん。ガラゴのひっぱるガラガラカートはドラえもんの四次元ポケットのようです。私は荷物が軽くなるかばんが欲しい。 そしてカエルが子供(おたまじゃくし)を入れるかばんが欲しいとやってきます。カエルはまさにケロちゃんそっくり。以前この絵本を読んだ時は、バムケロとはパラレルワールドの様な感じで、直接関係ないのかなと深く考えていなかったのですが、、、 きっとカエルはケロちゃんのお母さんで、ガラゴの元に残ったおたまじゃくしはケロちゃん!、、、という解釈であっているはず。これに気が付いた時は息子と大盛り上がりでした。 ガラゴの持ち物を細かく見ていると、きっとバムと友達で、大きくなったケロちゃんをバムがひきとったのかなとか、バムは親代わりだからあんなに愛情込めてお世話しているのかなとか、いろいろ想像が膨らんでしまいます。おもしろいです。
ガラゴ、創作のキャラクターかと思っていたら、ショウガラゴというモデルの動物がいるそうです。
2021-06-25-FRI
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282.「どろぼうがっこう ぜんいんだつごく」 かこさとし/偕成社 |
「どろぼうがっこう」では、最後に全員捕まってしまった(というか自ら牢屋に入ってしまった)くまさか先生とかわいい生徒たち。その後のお話になります。 くまさか先生と生徒たちは刑務所で真面目に仕事をして過ごしていますが、頃合いを見計らって脱獄計画をたてます。 作者のかこさとしさんは、このお話を描くのにどんな脱獄方法にするのか悩んだといった事が後書きに書かれていましたが、その結末は見事でした。多分くまさか先生も予想していなかった合法的な脱獄(?)です。 「泥棒」とか「牢屋」とか子供がどんな風に受け取るのかなと気になる題材ですが、その内知っていくこと。それが優しく分かりやすく、お話としてもおもしろくて「泥棒」を知る入門としていいのかもしれません。 この絵本を読んだのは少し前で、今はまた「どろぼうがっこう」を借りて読んでいます。息子、毎日爆笑です。娘は少し怖いみたいで遠巻きに聞いています。
昨年飼っていたカブトムシが卵を産んでいたのですが、無事冬を越し、先日成虫が土から出てきました。と思ったら、早速虫かごの蓋を開けて脱走です。去年も脱走騒ぎがあったし、この間ザリガニも脱走したし、虫全般得意ではない母としては、しっかり警備を強化してもらわないと困ります。
2021-06-23-WED
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