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毎日子供が寝る前に絵本を3冊読みます。ある日ふと思いました。一日3冊、、、一年間に1000冊以上!せっかくなので記録に残してみる事にしました。
360.「がまんのケーキ」
かがくいひろし
教育画劇

美味しそうなケーキを前に我慢のこいたろうさんとかめぞうさん。けろこさんが帰ってきたら一緒に食べる約束なのです。

こいたろうさんとかめぞうさん、ケーキ食べちゃおうよと誘ってみたり、妄想してみたり、、、頑張る2人がとてもかわいい。ケーキを食べた過ぎて口が伸びちゃったこいたろうさんを、かめぞうさんが「これ、口が長い!」と叱るシーンは毎回爆笑です。

最後は誘惑に負けかける2人ですが、けろこさんの「ケーキを一緒に食べよう。」という置手紙に気が付いてギリギリ踏みとどまります。そして帰ってきたけろこさん。何だか存在感がすごくて、もしケーキを先に食べてしまってたらやばかったんじゃ、、、と思うのは私だけでしょうか。

久しぶりにかがくいさんの絵本を読みましたが、やっぱりおもしろかったです。登場人物が何故コイとカメとカエルなのか。同じ池でルームシェアという設定なのか。気になります。

この間クリスマスケーキを予約してきました。いちごの生クリームのやつ。楽しみです。サンタさんのマジパンはとりあいのケンカになりそうな予感、、、。

2021-12-08-WED
359.「わんぱくだんのどろんこおうこく」
作:ゆきのゆみこ 上野与志 絵:末崎茂樹/ひさかたチャイルド

雨上がりの公園、大きな水たまりで遊ぶわんぱくだん。泥水をかけあっておおはしゃぎ。するとそこへ突然泥人形の兵士がやってきて、わんぱくだんのことを「けん王子、くみ姫、ひろ博士」と呼びます。

兵士たちに連れてこられたのは大きなお城。政権を狙うワル大臣に捕らえられた王様とお妃様を救うべく、わんぱくだんが戦います。

泥人形じんの国という新鮮な設定に子供達は興味深々。剣で戦うシーンもあるので、特に息子がはまっていました。わんぱくだんのお話は、子供がわくわくする要素がぎゅっと詰まっているんだろうなと思います。今回も楽しい冒険でした。

この間初めてサンタさんに手紙を出してみました。今までは子供の書いた手紙を預かるだけだったのですが、6歳になった息子が「どうやって出すの?」と突っ込んでくるので、実際に出してみることに。

カナダのサンタさんに出したのですが、カナダ郵便局の職員・退職者のボランティアの方がお返事を書いて下さるそうです。(返信切手も不要で!)楽しみ!息子は信じるかな?6歳、ファンタジーもまだ少し信じつつ、現実も知りつつある年頃です。

2021-12-07-TUE
358.「ごめんねともだち」
作:内田麟太郎 絵:降矢なな/偕成社

キツネとオオカミの「おれたち、ともだち」シリーズ、今回はケンカのお話です。オオカミの家でゲームを楽しむ2人。でも今日は何をやってもキツネの一人勝ち。オオカミは悔しくて、つい「インチキだ!」と怒鳴って、ざんざんぶりの雨の中、キツネを家から追い出してしまいます。

謝りたいのに謝れないオオカミ。キツネも、またオオカミと一緒に遊びたいのに話しかけられない。それでも同じ木の下にいる2人のシーンがあるのですが、その大きな木が2人の心の距離にも見えるし、仲良しに戻るまであとちょっとと木が包んでくれているようにも見えます。

オオカミは自分から謝れなかったのですが、ひょんなきっかけで仲直り。意地っ張りなオオカミだけど、キツネは大好き。「悪い事をしたら謝る。」が基本ではあるけど、いろんな形があるというのは何だか救われる気がします。

それにしても、最初の大喧嘩のシーンのキツネの服がまたおもしろい。黒づくめにサイコロの着ぐるみ。深刻なシーンなのに笑ってしまいます。オオカミとゲーム大会をするからはりきって作ったのでしょうか。毎回、キツネの服は、キツネの素直な気持ちを表しているようで、すごく素敵だなと思います。

2021-11-27-MON
357.「つみきでとんとん」
文:竹下文子 絵:鈴木まもる/金の星社

つみきをとんとん。子供たちがいろいろな物を作っていきます。最初はつみき2~3個で作っていたのが、だんだん大きな物になっていって、、、何が出来るかと思ったらつみきざうるす!そして最後には広大なつみき王国!

つみきの数と遊ぶ場所があれば、こんな王国を作ることも可能なんだと改めて思いました。つみきってすごい。

つみきで遊ぶのは「せんろはつづく」と同じ子供たちです。つみきと同じで、せんろもつなげばどんどんつづく。改めて「せんろはつづく」も読むと、何だかものすごい広がりを感じます。

家だとどうしても「限られた数のつみき、限られた部屋のスペース」になってしまうのですが、この絵本のような可能性もあることを感じてくれたらいいなと思います。

写真は、この間息子が誕生日に祖父母に買ってもらった仮面ライダーのベルト、DXツーサイドライバー。こういうヒーロー物のおもちゃは、音がうるさいしすぐ飽きるし、、、と思っていましたが、毎日リバイスをみながら、一緒に真剣に変身している姿を見ると、一時的な興味だとしても、これはこれで大事だなと思う今日この頃です。

2021-11-26-FRI
356.「どうぶつしんちょうそくてい」
文:聞かせ屋。けいたろう 絵:高畠純/アリス館

今日は動物園の身長測定の日。ゴリラ先生がやってきますが、カンガルーはジャンプするし、ワニは3匹積み重なっちゃうし、コウモリは逆さまになっちゃうし。なかなか大変そうです。

動物の特徴がうまいこと身長測定にあらわれていて、この間動物園に行った日の夜に初めて読んだら、「そうそう!こんな感じだった!」と大盛り上がりでした。一番絵本とそっくりだったのは、ずっと寝ているコアラでしょうか。

作者の聞かせ屋。けいたろうさんは元保育士で、保育園での身体測定の様子からこのお話を思いついたんだそうです。この間娘の担任の先生から、最近娘が身体測定で泣かなくなったと聞きましたが、保育園の身体測定も毎回大騒ぎなのかもしれません、、、。先生、毎月ありがとうございます。このお話を読んで、保育園の身体測定の様子もこっそり覗いてみたくなりました。

ペンギンは上手に身長はかれそう。

2021-11-25-THU
355.「トリケラトプスの大逆襲 ふたたび肉食恐竜軍団とたたかう巻」
黒川みつひろ/小峰書店

前回ビッグホーンたちが新天地に辿り着いたところで「恐竜の大陸」シリーズが終わり、「たたかう恐竜たち」シリーズの始まりです。新天地到着から2年がたち、リトルホーンの妹ミニホーンも生まれています。

リトルホーン兄妹がお気に入りの泉に遊びに行くと、ダス率いる肉食恐竜軍団と遭遇!新シリーズのはじまりと思ったら、また因縁の肉食恐竜軍団との戦い。新天地で食べ物に困らなくなっても、肉食恐竜と戦う日々が終わったわけではないんだなと、、厳しい日々です。

最後はビッグホーンが、ダスたちをトリケラトプスの砦におびきよせ、落石のしかけでやっつけます。群れで狩りをする恐竜はいたようですが、罠をしかけるということは実際あったのでしょうか。

このお話を読んで、恐竜たちの寿命も気になってネットでちらっと調べてみたのですが、ティラノが約30年という説しか分かりませんでした。(30年といっても寿命を全うできたのはわずからしいですが。)トリケラトプスは何年くらい生きたのか。読めば読むほど恐竜が気になってくるシリーズです。

先日息子が誕生日を迎え、LaQの恐竜セットをプレゼントしました。まずはティラノを作り上げ、「今日はこれ完成したからビッグホーン読むわ。」とのこと。やっと6歳、もう6歳、これからも元気でいてくれますように。

2021-11-24-WED
354.「じごくのそうべえ 桂米朝・上方落語・地獄八景より」
田島征彦/童心社

かるわざしのそうべえ、綱渡り中に足をすべらせて死んでしまいます。地獄へ落ちるのですが、歯ぬきしのしかい、医者のちくあん、山伏のふっかいと出会い、、、

それぞれ自分の特技をいかして、地獄を突破していく4人。針の山をかるわざですいすい進んでいくそうべえがかっこいい!

今息子がはまっている一冊です。寝る前私が家事をしている間に息子が一人で音読して、その後布団で私が読む、、というのを毎日繰り返しているのですが、そんなに好きかいという感じです。

私も「今日もまたそうべえか、、」と思いつつ、勢いのある関西弁を読むのが楽しいです。落語を元にしたお話だからなのか、声に出して読みたくなる絵本なのです。気分は落語家。娘も話は全部分かっていないのかもしれませんが、要所要所で笑ってくれるので、さらに私の気分ものってきます。今夜も読むかな、、、

2021-11-19-FRI
353.「新幹線のたび ~はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断~」
コマヤスカン/講談社

青森に住むはるかちゃんが、新幹線を乗り継いで、鹿児島のおじいちゃんとおばあちゃんの家を目指します。

道中の景色が俯瞰で細かく描かれています。最初ちらっと見た時は細かくて難しいかなと思ったのですが、じっくり読んでみると各地の景色のおもしろさにはまってしまいました。

子供達の好きな探しものクイズとしても楽しめます。東京にはパンダがいたりミッキー型の雲が浮かんでいたり。関西だと鞍馬に天狗、あべのハルカスに安倍晴明と物の怪。海遊館とか六甲山牧場も描かれています。一番笑ったのは四国のアンパンマン列車。すごいゆるいアンパンマン列車がかわいいのです。

青森を出発した時は朝でしたが、九州を縦断する頃には、空も夕暮れ。そんな時間のうつりかわりも感じられるのが素敵です。こんな角度の風景はどうやって取材されて描かれたのか、、、。

本を読んだ後に知ったことですが、コマヤスカンさんは、2010年12月東北新幹線が青森まで、2011年3月12日に九州新幹線が鹿児島まで開通するのに合わせて、この作品に取り組んでおられたそうです。(発行は2011年3月20日です。)しかし九州新幹線の開通の前日に東日本大震災が発生。絵本に描かれている東北の海岸線や町は、震災前のもの。またもう一度じっくり読み直してみたいです。

シンカリオン好きの息子は、日本の新幹線と電車の位置関係も分かって良かったようです。

2021-11-17-WED
352.「わんぱくだんのペンギンランド」
作:ゆきのゆみこ 上野与志 絵:末崎茂樹/ひさかたチャイルド

ある寒い朝、公園の大きなみずたまりが凍りついていました。けん・ひろし・くみがスケートを始めると氷が割れて、雪と氷の世界に迷い込みます。

3人が吹雪の中で凍えていると、ペンギンたちが助けに来てくれて、ペンギンランドに案内されます。そして突然近くの火山が爆発!このままではペンギンランドも人間世界も危ないらしい!(唐突!)そこにペンギンのグルッグ博士が現れて「この危機を救えるのはわんぱくだんしかいない!」(唐突!)

怒涛の展開がおもしろく、わくわく冒険要素がぎゅっと詰まっていて、子供たちは夢中になっていました。

何回も読んで内容を覚えた娘は、私がお話を読むと、
「ここはどこだろう?」・・娘「なんきょくやで!」
「向こうに黒い影が見えるよ。」・・娘「ペンギンやで!」
と先回りして言うので息子にうるさいと言われる始末でした、、、。

毎回いろんな世界に連れていってくれるわんぱくだん、次はどれ借りる?と悩む子供たちです。

2021-11-12-FRI
351.「おやすみゴリラくん」
作・絵:ペギー・ラスマン 訳:いとうひろし/徳間書店

夜の動物園、警備員のおじさんが動物達におやすみのあいさつをしてまわっています。「おやすみ。」「いい夢みなね。」「またあしたね。」、、、でも檻の鍵をこっそり盗んだゴリラ君が、おじさんの後をついてまわって、他の動物たちの檻もあけていきます。

檻から出てきた動物たちは、家に帰るおじさんについていき、そのまま一緒に寝室に入っておやすみなさい。ゴリラくんをはじめ、ゾウもキリンもライオンもついてきてるんだけど、おじさんんが全く気が付いていないところがおもしろい。

おばさんだけがやっと気が付いて、動物たちを連れて帰ります。セリフがほとんどない絵本なのですが、おばさんは何だか慣れてる風でもあります。

檻から出た動物たちが夜の動物園で遊ぶとかじゃなくて、おじさんとおばさんと一緒に寝たいってところがかわいいです。お話の初めのおじさんの動物たちへの声掛けもとても優しくて、お互いの愛情を感じます。おじさん、ついてこられてることに気が付いていないけど。

初めてさらっと読んだ時は、おもしろいお話だなと思いましたが、何回も読んでいるとじんわり優しい気持ちになります。

娘は動物の中でウサギが好きなのか、ウサギの折り紙したり、ウサギの靴下を好んではいたり。ウサギの絵も、顔だけだったのが最近足と胴体もついて上手になってきました。

2021-11-11-THU

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