鼻崎裕介写真集

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鼻崎裕介 Yusuke Hanazaki「City Lights」ふげん社、2018年。

鼻崎さんは、1982年和歌山県田辺市生まれの写真家である。2007年東京ビジュアルアーツ写真学科卒業。2007年‐2009年主婦の友社スタジオ勤務。その後はフォトグラファーのアシスタントを経て、現在はフリーランスとして活動する。2011年-2019年写真家 中藤毅彦氏が代表をつとめる「ギャラリーニエプス/Gallery Niepce」のメンバーとなる。2018年7月ふげん社よりファースト写真集「City Lights」を刊行。ふげん社にて出版記念展を開催する。その後も「東京」などをテーマに個展を開催している。

本書はストリートスナップで捉えた東京と大阪の街の風景を、前後半で半分づつ収録している。両都市の代表的な場所で捉えた、ユニークなキャラクターに焦点を当てたショットや、各々の季節の様々な天候や時間帯の異なる街の様相を切り取っている。一口にストリートスナップと言えども、作家の視点により全く違った切り取り方になるのが面白く、後年また見返した時に新たな驚きがあるのが、ストリートスナップの良さかもしれない。