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楊英吉(Yingji Yang)「英吉/Ying Ji」亦安工作室/Aurastudio,Taipei、2016年。
楊英吉は1989年上海生まれ、現在はドイツ・ベルリンと中国・北京で活動する写真家でありアーティストである。2006年出版社ShanghaiArt＆Designに入り、その後すぐにイングランド南西部に移住、 バース大学(University of Bath)に入る。2013年北京フィルムアカデミー(Beijing Film Academy)を卒業。2017年ミュンヘン美術アカデミー(Academy of Fine Arts in Munich)を卒業、写真の修士号を取得する。2020年には同大学で美術の修士号を取得している。中国をはじめミュンヘン、コペンハーゲンなどで個展・グループ展を開催、多くの受賞歴がある。
本書は、2013年「Prisoner of childhood」2014年「The End of Spring」2015年「Black Persimmon」」の3作品を収録しており、北京の家里画廊(Jiali Gallery)を発行人として台北の亦安工作室(Aurastudio)より刊行された作品集である。スクエアなフォーマットのモノクロ写真は、様々な感光材を用いノスタルジックな表現となっている。自身の体の一部を使い、様々な静物や人工物とが入り混じった表現など、詩的な方法で身体と空間の関係を探求している。現在も精力的に活動しており、2017年「she/he」2020年には「Mornig,body,burst」「She wants to devouur the non-exi」「Until that day she revealed a」と立て続けに発表、ドローイングや映像表現などに活動を広げている。その他の著作物として、2017年「Aspartime」がある。