モルテン・アンダーセン写真集

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Morten Andersen(モルテン・アンダーセン)「Jetlag and Alcohol」Self published/Shadowlab(Oslo)、2009年。

アントワーヌ・ダガタの写真集「VORTEX」の表紙写真を撮影したことでも知られているモルテン・アンダーセンは1965年ノルウェー生まれ。

1990年から91年にかけてニューヨークを訪れて昼も夜も写真を撮り続けた。歩道や電車の中、バーやナイトクラブでカメラを向けて、笑う人、酔い潰れる人、踊る人、眠る人、遊ぶ子供などを捉えているが、そのいずれかはぼやけていたり傾いていたりまだ醒めていないような表現になっている。ニューヨークという都市とそこに暮らす人々をぼやけた知覚越しに捉えたということだろうか?タイトルは直訳すると「時差ぼけとアルコール」ということになる。