« | メイン | »

710.「どっち?」
まつおかたつひで/ハッピーオウル社

かえるちゃんがかえるカーに乗ってお出かけ。いろいろな虫と出会い、オスとメスの違いについて学びます。

ダンゴムシやセミについては、しまじろうで読んで知っていたのですが、モンキチョウのメスは白い(モンシロチョウととても似ている)、クモのオスはメスよりだいぶ小さくて、メスに食べられることもある。クモのオスにはなりたくない!(かえるちゃん談)などなど、、、。そしてかえるちゃん本人はオスメスどっち、、、??

かえるは鳴くのがオス、鳴かないのがメスなんだそうです。なのでケロケロ鳴いているかえるちゃんはオス!もっと単純なお話かと思っていたら、とても勉強になりました。子供たちと、へー!へー!と言い合いながら読みました。

この間久しぶりに、同じくまつおかたつひでさんの「ぴょーん」と「うわーっ」をまた借りてきました。3年たっても布団の上でジャンプ!ジャンプ!は変わりません。

2024-06-05-WED
709.「ようかいとりものちょう(4) ゼニガメ平次と呪いの妖刀」
作:大崎悌造 画:ありがひとし/岩崎書店

ここのところ妖怪お江戸件を騒がしている連続辻斬り事件。刀で切りつけられ、妖力まで吸い取られてしまうという恐ろしい事件です。岡っ引きの先輩でもあるゼニガメ平次も加わって、調査にのりだします。

黒幕は、実体をもたない妖怪「影法師」。影ゆえまわりから嫌われ疎まれていた彼は、1000人分の妖力を集めるとどんな願いも叶うという妖刀怨正で辻斬りを重ね、強く美しい実体が欲しいと願っていたのでした。

今回初登場のゼニガメ平次、お江戸で大人気のイケメン岡っ引きなのですが、亀なので、甲羅に手足をひっこめた姿が何とも言えないインパクトがあります。そしてそのまま大回転で空を飛んでいく、、子供たち大爆笑、、。子供たちは「影」という存在にも興味津々、影なのにどうやって刀を持つんだ、ご飯はどうしてるんだとか想像を巡らせていました。今回もいろんなおもしろさが詰まっていて、何度も何度も読みました。

この間の週末、川に入ってみたらめっちゃ冷たい。冷たすぎて足が痛くて私はすぐに上がったのですが、子供たちは全く平気な様子。川遊びをエンジョイしていました。不思議、、!

2024-06-04-TUE
708.「空の絵本」
作:長田弘 絵:荒井良二/講談社

ここはどこかの山奥でしょうか。雨が降って、嵐がきて、光がさして、、その景色がうつりゆく様が描かれています。

絵も美しいのですが、言葉もとてもいい。私が空を見たとき、どの空でも「きれい。」としか表現できません。こんな様々な言葉で表現できるものかと驚きます。心の中でぼんやり感じていたことを、言葉にしてもらったような気がします。

絵と言葉をじっくりかみしめながら、声にだして読みたい絵本です。

娘作、夜空。傑作です。

2024-05-31-FRI
707.「なんだかへんなのね」
文:内田麟太郎 絵:岡山伸也/絵本塾出版

へのぽん、へのぽん、たぬきのおじさんがお散歩をしています。「むしむしでんしゃ」の「ののたん、ののたん」も良かったけど、へのぽん、へのぽんもいい。

そしてイカに挨拶すると怒り出す。イカと以下のダジャレ。イカは、以下だと言われたと勘違いしたのです。あらすじを書いていると何のこっちゃなのですが、たぬきのおじさんのお散歩は続きます。へのぽん、へのぽん。

そして、とある看板。「空あり」。たぬきのおじさんは思います。「そら、あり。親切な看板だ。」また別の日同じ場所を通りかかると、看板がない。でも「そら」はある、、。この調子でたぬきのおじさんの散歩と言葉遊びは続いていくのです。

内田麟太郎さんの文章が大好きで読んでみたのですが、岡山伸也さんの絵もとてもいい。この本は、声にだして読むのがおすすめです。ちょっとふふっと笑いながら、何とも言えない味わいに癒されるのです。

2024-05-30-THU
706.「たろうめいじんのたからもの」
こいでやすこ/福音館書店

きつねのきっこシリーズ、夏のお話。きっこは泳ぐのが苦手です。ちいとにいに連れられて、「たろうめいじん」に泳ぎを教わりにいくことになりました。

何と言っても「たろうめいじん」という名前がいい。「たろうさん」とか「たろう先生」じゃなくて「めいじん」です。タイトルにもつくことで、「たろうめいじん」って何者!?と気持ちが高まる。そしてたろうめいじんの正体とは、、!

すっかり泳ぐのが楽しくなってきたきっこは、最後の試練「水中の洞窟にある緑色の石を取ってくる」も無事にクリア!子供のころにやった、プールの底にばらまかれたおもちゃを潜って取りに行く「宝探し」。その時のキラキラした気持ちを思い出します。

これできっこシリーズは全部読み終わってしまって残念。新しいお話が出たら嬉しいです。

スイミングを初めて大泣きしていた娘、3回目にして楽しみになってきたようです。やれやれ。目指せアリエル。(以前のアリエル。成長です。)

2024-05-29-WED
705.「わんぱくだんのまじょのやかた」
作:ゆきのゆみこ 上野与志 絵:末崎茂樹/ひさかたチャイルド

昨年出ていたわんぱくだんの最新刊。シリーズが続いていて嬉しいです。今回は仮装パーティーに出かける3人。野原にあらわれた古いお城のような家に入ってみると、、

そこは一度入ったら外に出られない魔女の館!いつもの案内猫と一緒に、わんぱくだんの冒険が始まります。今回は探し物クイズもあり、子供たちと盛り上がりました。

館の主である魔女は、とんがり帽子に長い鼻、とがった爪。部屋には干からびた爬虫類が保存され、あやしい鍋を煮込んでいる、、というザ・魔女なのですが、子供たちはこうやって絵本で魔女のイメージを構築していって、それが伝わっていくんだな、、なんて思ったり。おもしろいです。

上の息子がよくわんぱくだんを読んでいたのが、5~6歳の時。今下の娘が同じくらいになり、またシリーズを初めから読み直しています。

ハニカムご近所の中華料理屋さん。薬膳担々麺にブルーベリージャムがついていて美味しかったです。

2024-05-28-TUE
704.「カ どこいった?」
鈴木のりたけ/小学館

手に蚊がとまった!ページをめくって、はさんでやっつけよう!

やっつけた!、、と思ったらいない。積み木の上、ケーキの上、次々にたたいていきます。でも逃げられる!!

この辺までは、なるほどね、おもしろいね、と思いながら読んでいたのですが、それだけでは終わらない。予想を超えてどんどん広がる展開。さすがです。最後は子供たちと大爆笑。そしてすっきり!

この間子供たちの鬼ごっこを見守っていたら、蚊にかまれました。まだ5月なのに。「鬼やって。」と言われて、「無理やで。」って冷たく断ってしまいましたが、一緒に走っとけば良かった。

2024-05-27-MON
703.「わにさんどきっ はいしゃさんどきっ」
五味太郎/偕成社

虫歯が痛むワニさん、いやいや歯医者さんにやってきた。どきっ。

怖そうなワニがやってきた。歯医者さん、どきっ。

ワニさん「こわいなあ、、」、歯医者さん「こわいなあ、、」。この絵本、ワニさんと歯医者さんが全く同じセリフを言いながら進んでいくのです。もうお見事!何度読んでもすごいなと思います。2人の必死な様子も笑っちゃ悪いけど笑ってしまう。お互い2度と会いたくない2人、お疲れ様です。

子供が矯正で定期的に歯医者に通っていて思うのですが、歯医者さんってめっちゃ手先が器用じゃないとできないのでは。とても細かい仕事です。心の中では「どきっ」とかしながら治療しているのかも。

2024-05-24-FRI
702.「ようかいとりものちょう(3) ヌエ対バク!妖獣大決戦」
作:大崎悌造 画:ありがひとし/岩崎書店

とある夜、コン七の夢に奇妙な化け物が出てきて夢を食べてしまいます。妖怪お江戸では、多くの人が同じような目にあっているようです。そんな時、コン七たちの長屋に訪ねてきたのは、大事な家族でもあるバクが誘拐されたという三郎太、、。コン七はこの不思議な事件を解決できるのか。

そしてバクを使って大儲けしようと悪事を働いていたのは、サル、タヌキ、トラの3人組。タイトルにある「ヌエ」は聞いたことあるけどどんな妖怪だっけ、、と思いながら読んでいたのですが、サルの顔にタヌキの胴体、トラの手足という、、、なるほど。合体シーンがおもしろい。

コン七・ゼロ吉のコンビも様になってきました。今回も子供たちが夢中で、何回も何回も読みました。(疲れました。)そしてふと巻末の作者紹介を見ていたら、大崎悌造さんは、ほねほねザウルスのぐるーぷ・アンモナイツのメンバー!ありがひとしさんは、ポケモンのキャラクターデザインも手掛ける方!びっくりです。

あじさいも咲き始めました。

2024-05-23-THU
701.「なつみはなんにでもなれる」
ヨシタケシンスケ/PHP研究所

「いいこと思いついたよ!」となつみちゃん。「もうすぐねる時間なんですけど。」とめんどくさそうなお母さんはスルーで、「なつみが何かの真似をして、それをお母さんが当てるゲーム」が強引に始まります。(この強引さがすごく分かる、、)

そして次々に繰り出されるなつみちゃんのクイズがおもしろい。分かるかい!と思いつつ笑ってしまいます。(そしてうちの子供たちもすぐに真似をしだして大騒ぎ、、)

子供は本当に「なんにでもなれる。」このタイトルと表紙の自信満々のなつみちゃんの顔もいい。読んでいてとても愛おしくなる絵本です。

先日遠足があった娘、事前におにぎりについて指令がきました。「おにぎりスペシャル、すけるとん、くりーぱー、えんだあまん(マイクラ)」、、、。3つは無理だ、1個にしてくれとお願いして、

頑張ってエンダーマンを作りました。遠足の日は無事に晴れてやれやれ。

2024-05-20-MON

会社情報