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毎日子供が寝る前に絵本を3冊読みます。ある日ふと思いました。一日3冊、、、一年間に1000冊以上!せっかくなので記録に残してみる事にしました。
350.「あしたもともだち」
作:内田麟太郎 絵:降矢なな/偕成社

ある日突然、様子がおかしくなるオオカミ。遊びを早く切り上げたり、キツネに何か隠しています。実はオオカミは、怪我をして動けないクマの看病をしていたのですが「強くて乱暴者のオオカミ」が「優しい」なんて言われたくなくて、キツネにはひみつなのです。

訳も分からず落ち込むキツネ、、、「明日は地球の果てまでも一緒に散歩してやるからな。」とオオカミは心の中で思います。しかしその気持ちは伝わらず。キツネは「ぼくの他にもいいともだちができたの?」と詰め寄ります。もうこの会話、彼氏と彼女のようで笑ってしまいました。

オオカミとケンカした後、キツネは後をこっそりつけて事情を理解します。もやもやしているキツネを見るとちゃんと話してあげたらいいのに!と思ってしまうのですが、オオカミのポリシーを否定せずに尊重するキツネ。私よりよっぽど大人かもしれません。なんていろいろ考えていると、ともだち関係に正解はないのかもしれません。きっと本人たちがどう思っているか。

昨日は息子の誕生日。「夜は何食べたい?」と聞くと「たこやき!」、、なので保育園の帰りにスーパーによると、何とたこやきが売り切れ。そしたら「たらこおにぎり食べたい。」と。誕生日の夕食メニューにも正解はないはず。

2021-11-09-TUE
349.「こびとのおうち」
鬼頭祈/WAVE出版

こびととリスが旅をしています。途中で出会うもの、どんぐりやラムネ、つみき、イチゴ畑、何でも2人にかかればおうちになります。

何かと出会う→「おうちになった」というセリフの繰り返しでお話が進んでいくのですが、娘も覚えて「おうちになった!」と言ってくれるのが楽しいです。

途中温泉を掘り当てた2人、たくさんの動物たちと一緒にお風呂に入るシーンがあるのですが、ライオンもキツネもリスもこびとも全部同じ大きさなのがおもしろくて気になって仕方ありません。どんぐりとかイチゴを家にするサイズのこびとと同じ大きさ、ということは動物たちも普通の動物ではなくて、小さい種類の動物なのか、、、どこかにそんなこびとと小さい動物たちの世界があるのかと思うとおもしろい。

最後はどんぐりの家にただいまと帰っていく2人。家のまわりの木の成長とかポストにたまった手紙の量を見ると、かなり長い間旅に出ていた様子。たくさんの家を作っていたけど、落ち着く家はここなのか。休んだらまた旅に出るのか。何だか2人のことをいろいろ想像してしまう絵本です。

先日王子動物園に行きました。木の間にはさまって微動だにしないコアラ。コアラはここが落ち着く場所なのか。

2021-11-08-MON
348.「恐竜トリケラトプスの大決戦 肉食恐竜軍団と戦う巻」
黒川みつひろ/小峰書店

長い旅を続けてきたトリケラトプスたち、もうすぐでいよいよ新天地というところで、たくさんの傷ついた草食恐竜に出会います。この先にある「悪魔の谷」を抜けたら新天地に行けるのですが、そこには恐ろしい肉食恐竜軍団が待ち構えているそうなのです。

トリケラトプスと草食恐竜たちは作戦会議をします。肉食恐竜軍団を、悪魔の谷から戦いやすい平原までおびきだそうという話になりますが、、、一番危険な囮役にはリトルホーンが「ぼくが行く!!」

シリーズ一作目では肉食恐竜が怖くてかたまっていたリトルホーンが、自ら囮役に!しかも肉食恐竜軍団のボスは、一作目から登場している凶暴で残忍なダスプレトサウルスのダス!息子が心配でたまらないけど群れのリーダーとして、囮役を任命するビッグホーン。胸が痛いシーンです。

リトルホーンと一緒にヒプシロフォドンとパラサウロロフスが囮になり、トリケラトプスの突進で肉食恐竜を追い詰めたところで、アンキロサウルスのハンマーがダスの足を強打!この草食恐竜たちの連携プレーも見ごたえがありました。

そしてついに!とうとう!トリケラトプスたちは新天地に到着します。トリケラトプスたちが緑豊かな新天地を前にたたずむラストシーンは何とも言えません。これで全7冊の「恐竜の大陸」シリーズは終わりとなります。一つのドラマか映画を見終わったような読後感でした。おもしろかった。

次は、トリケラトプスたちが新天地を守る「たたかう恐竜たち」シリーズに続きます。読んだことがあるのもちょこちょこあるけど、とりあえず一から読んでみます。

2021-11-05-FRI
347.「むしむしでんしゃ」
文:内田麟太郎 絵:西村繁男/童心社

いもむしでんしゃがはたけ駅を出発。ののたん、ののたん。おいけ駅、さとやま駅、よわむし駅などいろいろな駅に停車しては、走ります。ののたん、ののたん。

虫、動物、人、妖怪、昔話のキャラクターなど、いろいろな生物が電車に乗ったり、下りたり。駅ごとにうつりかわる風景も楽しくて、読む年齢によって違う発見や楽しみがあるような気がします。

いもむし電車の走る音、ののたん、ののたん、も味わい深いです。何回も繰り返し読んでいると心地良くて、いもむしでもなく電車でもなくまさに「いもむし電車」にぴったりの響きだなと思います。

終点は「はなばたけ」。いもむし電車はさなぎになって蝶になります。花いっぱいの花畑から大空に羽ばたくシーンは何度読んでも素敵です。

先日親戚宅で、「青虫を育て、さなぎから羽化する瞬間は感動的だ。」という話を聞いて感化されたお父さん。近所の畑で青虫(いもむし?)を見つけて育てはじめました。それがいつの間にか虫かごの外に脱走!(家の中で!)

今までもカブトムシとかザリガニとか脱走してきましたが、青虫の脱走はまじでやめてと言ったところ、玄関の外に引っ越しとなりました。でもそういった幼虫は何になるか大きくならないと分からなくて、ハチみたいなのになる場合もあるそうです。恐ろしい、、、。絵本はいいけど、リアルはなかなか。

2021-11-04-THU
346.「かぞえておぼえる かずのえほん」
島田ゆか/鈴木出版

テレビが一台、フライパンがふたつ、自転車が3台、、、ひろ君が家の中にあるものを数えていきます。10くらいまでかなと思っていたら、20まで数えて、その後も、30、40、50、、、、100まで続いたのにはびっくり!家の中って結構いろんな物があるなと感心してしまいました。

息子が何となく100まで数を覚えたところなので、頑張って数えるのですが、途中で分からなくなるとまた1から数え始めるので、早く寝たい母はあーもう!!となるので、昼間に頑張ってもらうといいのかもしれません。

バムケロの島田ゆかさんの絵本なので、絵を見てるだけでも楽しいです。ちょいちょいバムケロのキャラクターが隠れているので、数えるのをそっちのけで探してしまったりもします。ぶーちゃんとおにいちゃんを読んでも思ったのですが、違う出版社でバムケロが出てくるのはいいものなのか、気になります。(バムケロって言っているわけではないけれど。)読むほうとしては嬉しいのですが。

この間、保育園で遠足がありました。コロナでずっと中止だったので1年半ぶりくらい?!こっそり買っていたバムケロのお弁当袋をやっと使うことができて嬉しかったです。

2021-11-02-TUE
345.「わんぱくだんのきょうりゅうたんけん」
作:ゆきのゆみこ 上野与志 絵:末崎茂樹/ひさかたチャイルド

先日読んだわんぱくだんのにんじゃごっこをきっかけに読み始めたこのシリーズ。今回は、けん、くみ、ひろしが恐竜すべりだいで遊んでいると、大きな卵を発見。突然卵が転がりだし、追いかけていくとそこは恐竜の世界!

けんたちは、ステゴサウルスの背中に乗って恐竜世界をお散歩。トリケラトプスに出会ったり、ティラノサウルスに追いかけられたり。ビッグホーンシリーズを読んでいる息子は、恐竜絵本としては少し物足りない様子でしたが、娘にヒットして借りている間毎日読んでいました。

私はステゴサウルスとトリケラトプス、ティラノサウルスが一緒に出てきていることが気になり、、、。トリケラトプスジュラ紀にいくによると、生きていた時代が違うはず。

夢か現実かあいまいな世界なので、あえて子供達がよく知っている恐竜をピックアップしたのか、もしくはステゴサウルスがトリケラトプスやティラノと同時代に生きていたという説もあるのか、、、本当のところは分かりません。(が、気になる。)

公園に戻ってきたわんぱくだんの手には、恐竜の卵のかけらが。恐竜すべりだいの恐竜も、けんたちを見守るように、ちょっと表情がかわっています。このシリーズ、現実世界に帰ってきた時に、「夢だったのかな?」「夢じゃないわ!」とわんぱくだんが言い切ってるところがいいなと思います。息子と娘も夢じゃないと信じています。

2021-11-01-MON
344.「にんにん!さすけまる」
絵:ねこまき 文:たきのみわこ/白泉社

さすけまるは、お城の殿に仕える忍者犬。ある日殿の帽子とマントが盗まれる事件が!さすけまるは殿の命を受け、犯人を追いかけます。

「忍者」とか「盗難事件」とか出てくる言葉は物騒ですが、表紙の通りふんわりした絵本です。さすけまるがかわいいのです。このさすけまるとか、のらねこぐんだんとかぽめちゃんとか、、、コドモエの絵本は、無表情だけど妙にかわいい動物が多い。

探し物クイズや迷路やあみたくじに挑戦しながらお話が進んでいくので、さすけまると一緒に犯人を追いかけてる感があって楽しいです。

この絵本は最近息子が「忍者」に興味があるようなので借りてみたのですが、「忍者って何?」と聞かれたことはありません。「忍者」を何だと思っているのだろう、とふと思います。多分生まれて初めての忍者との出会いは「にんじゃってなんじゃもんじゃ」(おかあさんといっしょ)。保育園では廊下を静かにささっと行くとき「忍者歩き」と言うらしい。

こんな絵本も読みつつ、テレビとかで情報も入りつつ、日々「忍者」について知識が構築されていっているかと思うと何だかおもしろいです。

レゴのNINJAGOも好きです。忍者が悪者と戦うシリーズらしいのですが、飛行機に乗る忍者、、?

2021-10-29-FRI
343.「ぶーちゃんとおにいちゃん」
島田ゆか/白泉社

ぶーちゃんはお兄ちゃんが大好き。いつも後をついてまわって、お兄ちゃんの真似してばかり。お兄ちゃんは、そんなぶーちゃんがちょっとめんどくさいことも、、、。

バムケロ、ガラゴシリーズの島田ゆかさんの絵本ということで借りてみましたが、やっぱりあちこちに隠れてる、隠れてる。島田ゆかさんの絵本は、インテリアや雑貨が本当にかわいいのですが、それだけじゃなくていろんなキャラクターが隠れていたり、見るたびに発見があります。息子はお話そっちのけで、バムケロのキャラクター探しに夢中になっていました。

ふと思い出されるのは、かばんうりのガラゴに登場していた子犬のお客さん。兄弟が欲しいと、犬のかばんをもらっていたのですが、その子犬がもしかして今回のお兄ちゃん?!ガラゴにかばんをもらった後、本当に弟(ぶーちゃん)が生まれたのかも?でも子犬とお兄ちゃん、見た目が違う気もするので、別人なのかもしれません。でもそうだったらおもしろいなと思います。

弟が欲しいと思っていたお兄ちゃん(想像)。でもいざ生まれてみると、かわいいんだけど、うるさかったり、めんどくさかったりするんだと思います。セリフはないけど、そんなお兄ちゃんの気持ちがひしひし伝わってきます。うちの兄妹関係にそっくりなので、重ねて見てしまうのかもしれませんが、、、

お話の最後、お母さんの植木鉢を割ってしまったお兄ちゃん、ぶーちゃんに口止めするため、普段は使わせないおもちゃをたくさん貸してあげます。うちの兄妹ももうちょっと大きくなると、そんな風に2人の秘密を持つようになるのか、怖いような楽しみなような。

2021-10-28-THU
342.「ともだちくるかな」
作:内田麟太郎 絵:降矢なな/偕成社

今日はオオカミの誕生日。約束はしてないけど、きっとキツネがお祝いにきてくれると信じて、オオカミはずっと待っていました。でも来ない、、、。

悲しい寂しい気持ちを忘れられないオオカミは、「心なんかいらないぞー!」と「心」を吐き出してしまいます。そこにキツネがやってきて、、、

オオカミは自分の誕生日を思い違いしていたのです。キツネはちゃんと当日にお祝いにやってきたのですが、心を捨てたオオカミは、嬉しい気持ちも感じることができなくなっていました、、、というお話。

オオカミは森の仲間から恐れられる存在で、キツネのようなともだちができたのは初めてのことだったのかもしれません。寂しいなんて思うのもきっと初めて。違うことで紛らわそうとしてみたり、強がってみたり、、オオカミが「この気持ちは何なんだ?」と、一生懸命あがいている姿が胸にしみます。

キツネは大きなバースデーケーキと心をこめて選んだプレゼントを持ってきてくれましたが、きっとそれ以上の嬉しい「心」をもらった、いい誕生日になったんじゃないかと思います。

このシリーズ、息子にすすめられる順番で読んでいましたが、この間第一作目を読み直したのを機に、発行順に読んでいっています。これが第二作になるのですが、もうすでにめっちゃ仲いいやんという感じです。仲良くなるのは時間じゃないのかも。

2021-10-27-WED
341.「そらまめくんのはらっぱあそび ―なつのいちにち―」
なかやみわ/小学館

ある夏のよく晴れた日、そらまめくんたちは笹船にのって出発!着いた先ではひよこまめやスナップエンドウなど、豆の友達が待っていました。皆で原っぱで思いっきり遊びます。

タイトルからそらまめくん達が原っぱで遊ぶんだろうとは思っていましたが(そのまま)、笹船の作り方から始まり、手裏剣や的当て遊び、お花で色水やお寿司パーティーなど夏の草花を使った遊びがぎっしり詳しく書かれていてびっくりしました。こんな実践的な内容だったとは。

私も「こんな遊びしたなー。」と昔のわくわくした気持ちを思い出しました。つゆくさできれいな青い水を作るのが好きでした。

息子が早速やりたい!と言っていますが、今はもう原っぱの草花は枯れてるかもしれない、、、。夏に読めば良かった!夏にこの本を持って原っぱに出かけたら楽しそうです。

夏は終わり秋なので、、、この間のお休み、ご近所の畑で芋ほりをさせてもらいました。今年はモグラ大発生で不作なんだそうですが、、、(土の中にトンネルが沢山ありました。)

よく焼いて、、、

焼き芋おいしかったです。そらまめくんの「あきのいちにち」のお話もないのかな。読んでみたいです。

2021-10-26-TUE

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