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840.「マインクラフト ゴーレムにいどめ! 石の剣のものがたり(5)」
著:ニック・エリオポラス 絵:アラン・バトソン クリス・ヒル 訳:酒井章文/技術評論社

石の剣のものがたり第5作。今回挑むのはネザーで待ち受けるゴーレム。「一人ずつ」宝物を取りにいくというミッションを下されます。今までは「皆で」立ち向かってきましたが、今回は「一人ずつ」。

一人目の挑戦はモーガン。貴重なアイテムを独り占めして、自信満々で挑むも失敗。続く他のメンバーもそれぞれに攻略法を考えるも失敗。最後に残されたのはジョディ一人。

落ち込むメンバーですが、アッシュの助言で大事なことに気が付きます。皆、「一人ずつ」にとらわれすぎていたのかもしれません。もしくは「自分がクリアしてやる!」という欲にかられていたのかもしれません。一人ずつだけどチーム。一人ずつだけど協力して立ち向かうことはできる。私もアッシュの言葉で目が覚めた気分です。

石の剣シリーズは、毎回異なるモブ、異なるミッションに立ち向かうのがおもしろい。けれどもいよいよ次回、最終巻。楽しみです。

2025-10-20-MON
839.「100えんたんけん」
文:中川ひろたか 絵: 岡本よしろう/くもん出版

100円で買えるのはどんなもの?100均では何でも100円。お肉屋さんだと豚肉に比べて牛肉は少し。商店街をめぐる100円探検がはじまります。

いろいろな「100円」が出てくるのがおもしろいです。100円の価値について考えさせられました。

子供たちがお金について考えるいいきっかけにもなりました。上の息子はそろそろお小遣いを渡そうかなと悩む頃。多分そんなに使わず貯める性格だと思いますが、買ってみたり失敗してみたり、いろいろ経験して欲しいなと思います。私はいまだにセリアでつい買いすぎてしまったり、反省です。

2025-10-08-THU
838.「きみだけの夜のともだち」
作:セング・ソウン・ラタナヴァン 訳:西加奈子/ポプラ社

夜がこわいガスパール。なかなか眠れません。私もその気持ちがよく分かる。だいぶ大人になった今でも夜が怖い。夜はただ夜というだけなのに、夜中に目が覚めると何だか得体のしれないものがおしよせてくるような気になります。そんなタイプの人は、まずこの絵本の表紙、不思議なシルエットにどきっとするはず、、

そんな眠れないガスパールのもとにあらわれたのはネズミの女の子。彼女と一緒に「夜だけのともだち」に会いに行きます。いろいろな悩みをもつ「夜だけのともだち」と出会い、一緒に過ごすうちに、ガスパールはいつの間にか眠りにつきます。ガスパールの悩みも軽くなったのかもしれません。

作者はフランスの方。しんと静かな夜にひそかにあふれるにぎやかな色彩がきれいで、見ているだけでも楽しめる一冊です。

気がつけば秋空。

2025-10-07-TUE
837.「マインクラフト ハチのなんもん 石の剣のものがたり(4) 」
著:ニック・エリオポラス 絵:クリス・ヒル アラン・バトソン 訳:酒井章文/技術評論社

石の剣のものがたり第4作。今回キーとなるのはハチですが、今までのモブのように戦うわけではない様子、、ハチたちの目的は?

現実世界でも、ハチの群れを観察する授業が始まります。そのハチたちが突然元気がなくなり、死んでしまうものも。マイクラ世界と現実世界、両方のハチたちの思いを受け取るため、ハーパーたちは悩みます。

自然環境のバランスについて考えさせられるお話でした。ハチや虫たちがいるから、花が咲き植物が育つ。植物が光合成をしてきれいな空気が生まれる。頭では分かっていても、自分事としてとらえるのは難しい。この暑すぎる夏もバランスがかわってしまったからでしょう。この先、子供たちが大きくなる頃を思うと不安になります。子供たちも環境について考えるきっかけになればいいなと思います。

2025-09-03-WED
836.「ほんやくすると」
作:斉藤倫 うきまる 絵:くのまり/ブロンズ新社

ぼくがしっぽをふるのは、、ほんやくすると「とってもうれしい!」ぼろぼろのぬいぐるみは「おきにいり!」。おかあさんのいってらっしゃいは「元気なただいまをまってるよ」。

このお話を読んだあと、「言葉になっていなかったけど心の中にただよっていたようなこと」を絵本にしてもらえた、、そんな気持ちになりました。

気持ちを言葉にすることはもちろん大事で、子供たちにもそう伝えていますが、言葉以外のところでも、たくさんの気持ちを送っていたり感じていたり。それを「ほんやくすると」と表現しているところがおもしろい。心温かくなる1冊です。

2025-09-02-TUE
835.「キダマッチ先生!(2) 先生かんじゃを食べちゃった!?」
文:今井恭子 絵:岡本順/BL出版

今回もいろいろな患者さんがやってきます、キダマッチ先生シリーズ。表紙は、コウモリのやぶれた羽を先生がミシンでガガガッと縫っているところ。コウモリがお酒を飲んでいい気分の間にという寸法です。何だかいろいろ突っ込みたくなります。

そして普段ジャムパンを食べている先生、それは絵本の世界だからだと思っていたのですが、深い理由があるようです。昔はカエルらしく虫などを食していた先生、ある時うっかり患者のメダカのばあさんを食べてしまったんだとか。それからカエルらしい食事をあきらめたんだとか、、。絵本の世界観に、微妙な匙加減で現実のルールが持ち込まれてくるところが、何とも言えずおもしろいです。

そして寒い冬に、先生のところに転がりこんできたキリギリスとトカゲのおくさん。春まで入院の2匹と先生(カエル)の間にただようものすごい緊張感、、。春にはどうなったのか、誰もいなくなったのか、、、分かりません。

2025-08-27-WED
834.「くすのきだんちは サン!サン!サン!」
作:武鹿悦子 絵:末崎茂樹/ひかりのくに

くすのきだんちシリーズ、季節は夏。くすのきだんちの大きな木陰に、レストランくるみていのリスさん夫婦がかき氷やさんをひらいています。住人以外にもたくさんの動物たちが涼みにやってきて、とてもにぎやかな今回のお話です。

みながひとやすみしていると、干していたたくさんのシャツがいつの間にか行方不明に!?管理人もぐが探していると、、、アライグマさんが、近くの川で洗濯してくれていたのでした。ちょっとした親切も、考えすぎるとやりにくくなるこの頃。アライグマさんの気持ちをみなが嬉しくうけとって、そんな素直なやりとりがうらやましいなと思います。夏の光があふれるような明るい色彩も、見ていてさわやかな気分になります。

以前も書いた、息子がはまっている恐怖コレクター。話を聞いていると実はそんなに怖くないかも?そんなにおもしろいなら!、、とこの間1巻を読んでみたのです。

もうめっちゃ怖い。その夜何時間も眠れなくなり、トイレに行くのも怖かったのに、息子「怖いと何でトイレに行けなくなるか分からない。」だそうです。クール。26巻も出ていてまだ続いている人気シリーズで、読みやすくて先が気になるのも分かる。でも怖い!

2025-08-26-TUE
833.「ハンバーグつくろうよ」
作:角野栄子 絵:佐々木洋子/ポプラ社

おばけのアッチシリーズ、第2作。読んでいると思い出しました。私も小学生の時にこのお話を読んでいたことを。すっかり料理好きに変身したアッチが作る独創的な料理、そしてノラネコのボンとのハンバーグ対決。昔このシリーズをどれくらい読んでいたか覚えていませんが、多分この「ハンバーグつくろうよ」が一番好きだった気がします。

大好きなえっちゃんの誕生日にハンバーグを作るアッチとボン。料理中は、歌になっているセリフが多いので、読み聞かせする時はどういう感じでいくか悩むのですが、2人のやりとり(バトル?)が楽しいお話です。

そして2人のハンバーグを焼いていくと、、、アッチのハンバーグはイルカの形に、ボンのハンバーグはイワシに!私が昔読んだ時も、このシーンが印象的で憧れつつ、イワシはちょっと嫌だなと思ったのですが、娘も「イワシは嫌だな」と。小学生にイワシは渋すぎるのかもしれませんが、多分イワシはボンの好物。そんなボンのえっちゃんを思う気持ちのあらわれなのかな、と今は思います。誰かのために料理を作って美味しいと言ってもらえる、、とても嬉しいことだなと思います。

小学校の夏休み終わり!お弁当作りも終わり!アイスもよく作った夏休みでした。

2025-08-25-MON
832.「ようかいとりものちょう(20) 妖怪捕物帖X八眷伝篇肆 最後の眷士と暗黒妖狐」
企画・原案:大崎悌造 著:ありがひとし/岩崎書店

7月25日、待ちにまった最新刊の発売日。お昼休みに紀伊国屋へ!

もういろいろありましたが、子供たちと叫んだのは、最後の八眷士が「八」ではなくて「零」という展開。その可能性については考えたこともあったのですが、「ゼロ」だしね、赤ちゃんだしね、と話していたのです。そして成長したゼロ吉。冥界彷徨篇が完結した時点で、ここまでの話は考えられていたのでしょうか。ここまで読めて良かった、、。お話が引き継がれたことに改めて感謝です。大崎悌造さんの新しいお話を読むことができないのは残念ですが、今までの作品をこれからも繰り返し読むと思います。

八眷伝篇5もまた大きな波乱が起こる予感、、楽しみです。

2025-08-21-THU
831.「めがねうさぎのうみぼうずがでる!!」
せなけいこ/ポプラ社

図書館で久しぶりにめがねうさぎシリーズを見かけて、懐かしくて借りてみました。子供たちが小さいころは、おばけのてんぷらが好きでよく読んだものです。

今回もまたまたうさこを怖がらせたいおばけ。海ぼうずが怖いらしいぞ、という噂を聞いて、海坊主になろうと考えます。でもおばけは泳げないし、海坊主は真っ黒なのにおばけは真っ白。前途多難です。海坊主に弟子入りして必死に頑張る健気な姿は応援せずにはいられません。いつかうさこを怖がらせることができる日はくるのか。読むたびにおばけに愛着がわいてしまいます。

今年は海には行けず。おばけの海坊主なら会ってみたいです。

2025-08-19-TUE

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