307.「勇者のツノ 化石が語るトリケラトプスの話」 黒川みつひろ/こぐま社 |
少し前に「けがをした恐竜 化石が語るティラノサウルスの話」を読みましたが、これはトリケラトプスが主人公のお話。同じくはじめに骨格化石が出てきます。今回は大人と子供の2体。大人のトリケラトプスの角にはティラノサウルスにかみつかれたような傷跡があるようです。そこから想像のお話が始まります。 ある日トリケラトプスのお母さんと子供たちだけでエサを食べに出かけます。そこをティラノサウルスに狙われますが、お父さんが駆けつけて必死に群れを守ります。 最後はティラノサウルスを追い払い、めでたしでお話は終わるのですが、ふと読み返すと胸にひっかかることが、、、。はじめに登場していたのが大人と子供の骨格化石だったこと。 これは親子じゃないかもしれないけど、ティラノサウルスとの闘いの後で、何らかの原因で親子で命を落としてしまった、、、かもしれません。全て化石からの想像のお話で、実際肉食恐竜も草食恐竜もただ日々を生きていただけなのだと思いますが、「子供が命を落とす」ということに、つい過敏になってしまいます、、、。(多分母あるある。) 漫画でよくありそうですが、日常に自分を食べる存在がいるってどんな感じなのか。恐竜にとってはそれが当たり前の生活なのだと思いますが。
昨日娘が突然「大きくなったら会社に行くから、おたーちゃんは保育園に行ってね。」と言いだしました。そんな夢の生活送りたい。
2021-07-30-FRI
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302.「にじいろのさかな」 作:マーカス・フィスター 訳:谷川俊太郎/講談社 |
昨日「にじいろのさかな うみのそこのぼうけん」について書いていて、そういえばこっちがまだだったと思い出しました。 にじうおはきらきらのうろこを持つ美しい魚です。まわりの魚にきらきらうろこを欲しいと言われ、冷たく断ると仲間外れにされます。その後うろこを分け与えて、自分のきらきらうろこは一枚になってしまったけど、仲間ができて幸せを感じる、、、というお話。 仲間外れにされたのは、「自分はまわりとは違う特別な存在」という考えや普段のまわりへの冷たい態度から。独りになることで、自分にとって大切なことを考え直したのかな?まわりの魚もきらきらうろこをもらうことで、にじうおはかわったと思ったのかな?人との関わりについていろいろ考えさせられるお話でした。 人との関わりは難しいこともあるけど、そこから生まれる楽しさや喜びも必ずあると思うので、子供たちもいろんな経験をして欲しいなと思います。息子がだんだん手を離れ、親の目の届かない世界が広がっていく年頃なので、心配ばかりの母です。
話は変わって先日書いていたおじぎそうですが、ある日突然全部枯れてしまいました。何で、、、!種まき時期は過ぎていましたが、種があまっていたのでもう一度挑戦してみたところ、新しい芽が出てきました。前の名前はおーじーくんだったのですが、今回はオジラックスに。強そうになったし頑張って欲しい。植物との関わりも難しいです。
2021-07-20-TUE
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