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毎日子供が寝る前に絵本を3冊読みます。ある日ふと思いました。一日3冊、、、一年間に1000冊以上!せっかくなので記録に残してみる事にしました。
310.「バルボンさんのおでかけ」
とよたかずひこ/アリス館

最近娘のお気に入りのバルボンさん。シリーズを順番に読んでいます。

このお話は、バルボンさんが朝起きて動物園に出勤するまでの風景。朝起きて、通勤ラッシュのバスに乗って、、、ワニは手が短いので、吊皮は口でつかむんですね。まわりは人間ばかりで、バルボンさん浮いているような、、、。

動物園の動物たちが、街中に人間と一緒に暮らしていて、毎日動物園に出勤しているという設定のシリーズで、それなら動物園に動物を見に行かなくていいんじゃないかと思ってしまいますが、それは大人の独り言です。

このワニ、最近家にきたのですが、娘が「バルボンさ~ん」と一人でこっそり話しかけているのを、この間目撃しました。何かぬめっとしていて本物ぽくて、私は触りたくないやつなのですが、温かく見守りたいと思います。

2021-08-04-WED
309.「むしばあちゃん」
作:苅田澄子 絵:おかべりか/佼成出版社

むしばあちゃんは、皆の口の中にいる小さなおばあちゃん。毎日夜中になると歯をきれいに掃除してくれます。でもあまりにも歯磨きをさぼると、むしばあちゃんは怒ってあばれむしばあちゃんに変身!

「歯磨きしないと怖い虫歯のバイキンがやってくる」、、みたいな流れはよくありますが、むしばあちゃんって何なんだろう、、、。斬新な設定に一気にお話に引き込まれてしまいました。

むしばあちゃんの部屋が耳の中にあったり(素敵な和室)、むしばあちゃんの設定がとてもしっかりあるので、何だか本当にいるおばあちゃんのような感じがしてきます。

息子も娘もむしばあちゃんが気に入って、借りている間何回も読みましたが、歯を大切にしようという気持ちにつながっていたらいいなと思います。

近所に新しくできた歯医者さんに、子供のフッ素塗布と定期検診で通っているのですが、終わったらガチャガチャがあるし、アニメも見れるし、おもちゃもあるし、多分子供たちはまだ歯医者さんは楽しいところと思っていそう。

今はまだ私が仕上げ磨きをするし、子供に「自分でしっかり磨く」という意識が育っていないのが心配ですが、その内大きくなって虫歯になって痛い思いをして、自分で自分を大事にするようになるのかな?

2021-08-03-TUE
308.「たたかえ恐竜トリケラトプス 旅立ち前夜の巻」
黒川みつひろ/小峰書店

ずっと黒川みつひろさんのビッグホーンシリーズを読んできた我が家ですが、最近びっくりした事がありました。今まで読んでいたのは
・「たたかう恐竜たち」シリーズ(新天地を守るお話)
・「恐竜だいぼうけん」シリーズ(群れを離れたビッグホーン達が新天地を目指すお話)
で、その前に「恐竜の大陸」シリーズ(新天地を求めて旅をするお話)があったのです。

この「たたかえ恐竜トリケラトプス」が「恐竜の大陸」シリーズの第一作目で、ビッグホーンの絵本第一作目になるかと思います。多分。ビッグホーンは最近の絵柄に比べると何だか荒々しい感じがします。

そして一番違うなと思うのは、ビッグホーンの息子リトルホーン。最近はビッグホーンに負けないくらい勇ましい彼ですが、今回のお話では肉食恐竜が怖くて震えてしまう姿も。(そんな姿を見るのは初めて。)きっとこれから続く新天地までの長い旅の間にたくさん成長していくんですね、、、。「恐竜の大陸」シリーズ、全7巻楽しみです。

ビッグホーンを読み始めた頃は蝉も怖かった息子ですが、最近は手づかみで捕獲します。成長したものだ、、、。

2021-08-02-MON
307.「勇者のツノ 化石が語るトリケラトプスの話」
黒川みつひろ/こぐま社

少し前にけがをした恐竜 化石が語るティラノサウルスの話を読みましたが、これはトリケラトプスが主人公のお話。同じくはじめに骨格化石が出てきます。今回は大人と子供の2体。大人のトリケラトプスの角にはティラノサウルスにかみつかれたような傷跡があるようです。そこから想像のお話が始まります。

ある日トリケラトプスのお母さんと子供たちだけでエサを食べに出かけます。そこをティラノサウルスに狙われますが、お父さんが駆けつけて必死に群れを守ります。

最後はティラノサウルスを追い払い、めでたしでお話は終わるのですが、ふと読み返すと胸にひっかかることが、、、。はじめに登場していたのが大人と子供の骨格化石だったこと。

これは親子じゃないかもしれないけど、ティラノサウルスとの闘いの後で、何らかの原因で親子で命を落としてしまった、、、かもしれません。全て化石からの想像のお話で、実際肉食恐竜も草食恐竜もただ日々を生きていただけなのだと思いますが、「子供が命を落とす」ということに、つい過敏になってしまいます、、、。(多分母あるある。)

漫画でよくありそうですが、日常に自分を食べる存在がいるってどんな感じなのか。恐竜にとってはそれが当たり前の生活なのだと思いますが。

昨日娘が突然「大きくなったら会社に行くから、おたーちゃんは保育園に行ってね。」と言いだしました。そんな夢の生活送りたい。

2021-07-30-FRI
306.「ぐりとぐらのかいすいよく」
なかがわりえことやまわきゆりこ/福音館書店

海水浴に出かけたぐりとぐら。助けを求める海坊主の手紙を拾って、冒険に出発。海坊主は、ぐりとぐらしか入れないくらいの小さな穴に大事な物を落としてしまって困っていたのです。ぐりとぐらはお礼に海坊主にいろいろな泳ぎ方を教えてもらいます。

私も小さい頃よく読んだぐりとぐら、特に「ぐりとぐら(大きいカステラの話)」とこの「かいすいよく」が好きでした。ビンに入った手紙とか灯台で光る真珠とかわくわくするし、何と言ってもぐりとぐらの水着姿がかわいいのです。「海坊主」という名前の割に正体(?)がかわいい男の子なところも何だか不思議で記憶に残っています。

先日山の中の冷泉で水遊びしたのですが、足が痛くなるくらい冷たくてとても気持ち良かったです。標高が高いせいかそこまで暑くもなく。

本当はずっと海に行きたいなと思っているのですが、子連れで現実的にいろいろ考えると暑すぎてあきらめがち、、、。泳げなくてもいいので、涼しくなったら、ぐりとぐらみたいに浜辺で大きい山とか作りに行きたいです。

2021-07-29-THU
305.「ひ・み・つ」
たばたせいいち/童心社

こちらも連休中に読んでいた絵本です。主人公のゆうきは、七夕の日に80歳の誕生日を迎えるしんばあちゃんに「何が欲しい?」と手紙を書きます。しんばあちゃんからのお返事には、、、「天国のおじいちゃんと40年ぶりにダンスがしたい。」

しんばあちゃんの願いを真剣に受け止めて悩むゆうき。以前しんばあちゃんが劇の為に作ってくれた魔法使いの帽子をかぶると不思議なことが起こります。

絵がモノクロの線画でかかれているページとカラーのページがあって、そのせいなのか水彩画のようなカラーの絵がとてもきれいで際立っていました。七夕の夜の言葉の無い、ダンスシーンは見惚れてしまうほど。おじいちゃんとおばあちゃんが出会えたのは、魔法の力ではなくて、多分ゆうきの願いの力、、、そこが素敵だなと思います。

そういえば七夕の絵本を読むのは初めてだったかもしれません。現実と不思議が入り混じる温かくてロマンチックなお話でした。

少し前に保育園でも七夕祭りがありました。例年より規模縮小でしたが、盆踊りする子供の嬉しそうな顔とか見れると、しんばあちゃんじゃないけど「生きていく元気がどーんとわく」です。

2021-07-27-TUE
304.「ちびクワくん」
やましたこうへい/ほるぷ出版

連休は私の実家に帰省していたのですが、息子がクワガタをとりたいらしいと話していたら祖母(私の母)がこの本を借りてきてくれていました。

名前の通り他のクワガタに比べて体もおおあごも小さいチビクワガタ。普段は朽木の中で生活しているそうです。ある日チビクワガタのちびクワくんは家のお手伝いが嫌になって森に飛び出します。

森の虫の仲間に入れてもらおうと声をかけますが「得意なことを見せてくれたら仲間に入れてあげる。」と言われ、「自分の得意な事って何だっけ??」と悩みます。

実はちびクワくんが普段しているお手伝い(朽木を掘ること)が他の虫からしたらすごいことで、、、普通とかすごいとか人(虫)それぞれ。私も得意な事を聞かれても「何だっけ?」と困りますが、まあ無理に考えなくてもいいのかもしれません。

実はこの絵本を読んだ後、私の父がまさかのチビクワガタ(多分)を拾ってくるから皆でびっくり。その辺にいたんだそうです。(普段朽木の中にいて、見かけるのは珍しいんだとか。)

チビクワガタはしばらく観察してから逃がしたのですが、最後に息子が「クワガタ、元気でね。大冒険してね。」と声をかけていました。いつまでこんなかわいい事を言うのやら。

2021-07-26-MON
303.「ともだち いっしゅうかん」
作:内田麟太郎 絵:降矢なな/偕成社

「おれたち、ともだち!」シリーズ、いつもとちょっと違って、キツネの1週間の様子をまとめたお話です。

月曜日はおしゃれをしてみたいクマさんに服を仕立てます。デザインから縫製まで!いつもおしゃれなキツネの服、自分で作っていたのかな。火曜日はヘビ画伯のモデルになって、水曜日はオオカミからサプライズ!森の仲間の今まで知らなかった姿を見れたりして、とても楽しい1週間でした。

そしてめちゃくちゃ気になった、全ページにBGMのように流れている「コリャコリャコリャコリャコリャーラー♪」これがめちゃくちゃ楽しくて。毎回適当なメロディーで子供たちと大合唱していたのですが、誰かちゃんとしたのを考えてくれないかなと思っていたのですが、、、

このお話実は、ロシアの民謡「1週間」(日曜日に市場に出かけ~♪)のメロディーにのせて全編歌えるということが、後から分かってびっくりです。なるほど。もう1回絵本借りてきて歌わないと。

歌といえば、我が家ではいまだにドラえもんの「虹」がブームです。ドライブ中とかお風呂の中で大合唱です。娘はまだちゃんと発音できないので、「いっちょう(一生)そばにいるから~いっちょう(一生)そばにいて~♪」と歌っているのがまたかわいい。「夢をかなえてドラえもん」も人気です。

2021-07-21-WED
302.「にじいろのさかな」
作:マーカス・フィスター 訳:谷川俊太郎/講談社

昨日にじいろのさかな うみのそこのぼうけんについて書いていて、そういえばこっちがまだだったと思い出しました。

にじうおはきらきらのうろこを持つ美しい魚です。まわりの魚にきらきらうろこを欲しいと言われ、冷たく断ると仲間外れにされます。その後うろこを分け与えて、自分のきらきらうろこは一枚になってしまったけど、仲間ができて幸せを感じる、、、というお話。

仲間外れにされたのは、「自分はまわりとは違う特別な存在」という考えや普段のまわりへの冷たい態度から。独りになることで、自分にとって大切なことを考え直したのかな?まわりの魚もきらきらうろこをもらうことで、にじうおはかわったと思ったのかな?人との関わりについていろいろ考えさせられるお話でした。

人との関わりは難しいこともあるけど、そこから生まれる楽しさや喜びも必ずあると思うので、子供たちもいろんな経験をして欲しいなと思います。息子がだんだん手を離れ、親の目の届かない世界が広がっていく年頃なので、心配ばかりの母です。

話は変わって先日書いていたおじぎそうですが、ある日突然全部枯れてしまいました。何で、、、!種まき時期は過ぎていましたが、種があまっていたのでもう一度挑戦してみたところ、新しい芽が出てきました。前の名前はおーじーくんだったのですが、今回はオジラックスに。強そうになったし頑張って欲しい。植物との関わりも難しいです。

2021-07-20-TUE
301.「にじいろのさかな うみのそこのぼうけん」
作:マーカス・フィスター 訳:谷川俊太郎/講談社

きらきらうろこを持つにじうおの「にじいろのさかな」シリーズです。きらきらが印象的に使われていて一度見たら心に残るような、とてもきれいな絵本です。

「にじいろのさかな」できらきらうろこを仲間にあげて、自分のきらきらうろこは1枚になったにじうお。今回のお話は、その1枚のきらきらうろこを海の底深くに落としてしまい、、、

初めて行く海の底は真っ暗で、きらきら光る深海生物たちに助けられて、にじうおは自分の小さなうろこを見つけ出します。

困った時に誰かに助けを求めるのも、困っている人に手助けしましょうかと声をかけるのも、きっとどちらも勇気のいること。どちらの気持ちも大事にしたいな、、、とそんな事を思うお話でした。

初めて名前を聞く生物もたくさん出てきて楽しかったです。「ゆめなまこ」がかわいかったので、後で実物写真を検索してみたら、何とも言えないうねうねした感じにおおっとなりました。世の中不思議な生物いろいろ、、、。

2021-07-19-MON

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