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毎日子供が寝る前に絵本を3冊読みます。ある日ふと思いました。一日3冊、、、一年間に1000冊以上!せっかくなので記録に残してみる事にしました。
470.「もりのクリーニングやさん」
作:舟崎靖子 絵:舟崎克彦/偕成社

もりのシリーズ、今回はうさぎのクリーニングやさん。ある日うさぎさんが洗濯から帰ってみると、干していたはずのあなぐまさんのお気に入りの白いシーツがない!うさぎさんは森のあちこちをさがしまわります。

その途中で、何だか気になる丸とか三角の布きれがでてくるのですが、、、シーツは風でとんでく途中で穴があいて、はりねずみさんのレストランのテーブルクロスになっていたのでした。気になる布切れはシーツの一部だったのです。

最後にシーツを縫い合わせたうさぎさん。布切れは赤とか緑にそめられていたので、カラフルなパッチワークになっていました。

お気に入りのシーツがパッチワークになっても、きっとあなぐまさんは怒らない。はりねずみさんは、穴だらけの布もテーブルクロスにしちゃう。森のシリーズを読んでいると、普段ちょっと失敗したって何も悩むことないんじゃないかと思えてきます。子供たちに対してもせかせかせずに、ゆったりと接したいなと思わせてくれます。

今朝もきれいに咲いていました。これは花が小さくて、渋い色のあさがお。あさがおの色って何種類くらいあるのか。

花が咲き始めてから、今で1か月くらい。結構長いこと咲き続けるというのも発見です。

2022-08-09-TUE
469.「あさがお」
荒井真紀/金の星社

先月も書きましたが、小学生といえばあさがお。あさがおを育てて2学期に種を持っていかねばならないのです。そんなわけで借りてみたこの絵本。

種をまくところから種ができるところまで、丁寧に描かれていてとても勉強になりました。本葉は、たくさんの日を浴びるために、いろんな向きで生えること。ツルは反時計まわりにのびていくこと。今まで知りませんでした。

そして絵がとてもきれいで、あさがおの一生が一つのお話のようでもあり、絵本としてもおもしろかったです。

朝になってもひらかないお寝坊さんもいる。

ついに種をゲット!ミッションクリアです。この絵本によると、多い時で一株から200粒の種がとれるんだとか。

来年、2年生はあさがおを持って帰ってくるのか分かりませんが、来年もあさがおを育ててみたくなりました。

2022-08-08-MON
468.「ぐりとぐらのえんそく」
なかがわりえことやまわきゆりこ/福音館書店

大きなリュックを背負って、ぐりとぐらが遠足にでかけます。野原について、お昼の時間かな?と時計を見てもまだ10時。(目覚まし時計をリュックに入れてる!)12時まで、2匹は体操をしたり、マラソンしたりすることに。

ぐりとぐらが「一、二、三、四」と体操するシーンがかわいくて、子供たちも一緒に布団の上で「一、二、三、四!」とやりだします。続いてマラソンしていると(子供たちも布団の上を走りだして)、野原で毛糸を見つけて丸めて転がしていくと、くまさんの家に到着。(毛糸は、くまさんのベストがほどけていたのでした。)

そしてやっと待ちに待ったお昼の時間。はりきってお弁当を用意しすぎたので、くまさんも誘って一緒にお昼ご飯です。最後のシーンで、小さくなったぐりとぐらのリュックと見ていると、お話は遠足に行くところから始まりますが、きっと前の日の準備からとても楽しかったに違いない。

ちなみにこの絵本は1983年発行、もう40年近くも前の絵本で、毛糸玉を押すシーンの「くたばらないぞ ぐりとぐら」の「くたばらないぞ」って今は言わないかもなーと思うのですが、遠足を楽しむ様子は全然変わらないなと思います。

2022-08-03-WED
467.「かいけつゾロリのママだーいすき(9)」
原ゆたか/ポプラ社

ある日、ベビーカーにのった赤ちゃんが坂道を転がってきます。ゾロリは、赤ちゃんのママに「オレが助けてやるぜ!」とベビーカーを追いかけます。

ちなみにゾロリのママは小さい頃に亡くなっています。ゾロリにとってママはとても大切で特別な存在なので、泣いてる赤ちゃんのママもほっておけないのです。

元気いっぱい猪突猛進の赤ちゃんを、どこまでも諦めずに追いかけて助けたゾロリとイシシ、ノシシ。最後にちょっとお宝に目がくらむところもあったけど、今回のゾロリは赤ちゃんとママのために一生懸命で素敵でした。

シリーズ1作目から、いたずらする時も「ママ―見ててねー!」、ピンチの時は「うえーん、ママ―!」といつもママに話しかけているゾロリ。そんなところもあるからいじわるしてても、憎めないのかもしれません。ゾロリのママもいたずら好きだったのでしょうか。

うちの子供たち、普段おかあさん呼びなのに、甘える時だけ「ママ―!」になるの、何でだろう?

2022-08-02-TUE
466.「ぼくはめいたんてい なくなったかいものメモ」
文:マージョリー・W・シャーマット 絵:マーク・シーモント 訳:光吉夏弥/大日本図書

ぼくはめいたんていシリーズ、今回の事件は、友達のクロードからの依頼。なくした買い物メモを探してほしいというもの。それも午前中のうちに!

どこでなくしたかも分からない小さな紙切れを探すなんて、かなりの難題だと思いますが、ネートはクロードが通った場所の地図を作成して実際に歩いたり、周辺を聞き込みしたり。やっぱり丁寧な仕事ぶりです。

そして今回も見事にメモを見つけて事件を解決!ネートが最後に「人は誰でも、自分の見たいように物事を見てしまうのさ。」といったことを言うのですが、深い、、。無意識にそうしているということを、常に意識していないといけないなと思います。

この間娘が何やら一生懸命お絵描きしていると思ったら、ひとつめでした。一緒に読んだ絵本がこうやって娘の中に残っていると思うと嬉しいです。この後ひとつめをたくさん描いて、「ひとつめのくに!」だそうです。

2022-08-01-MON
465.「まくらのせんにん さんぽみちの巻」
かがくいひろし/佼成出版社

マシュマロが大好きなまくらの仙人。ずっと食べているので、敷き布団のしきさんと、掛け布団のかけさんが「ちょっとたべすぎじゃないですか?散歩に行きましょう。」と誘います。

散歩の途中、寒くて凍える老木やお母さんとはぐれた卵をあたためてあげます。しきさんとかけさんがびよーんと伸びてくるんであげるのです。くるんでもらったものは、体だけじゃなくて、きっと心も温まってすごく幸せそうです。(そのシーンで何だか泣きたくなるのは、ちょっと疲れているのかもしれない。)

最後に出会ったのは、ひろーい畑のたくさんの大根たち。あまりに広いので、ここではまくらの仙人も一緒にびよーんとなって大根たちをあたためます。娘はそこがお気に入りらしく。「めっちゃおもしろいやつ読むわ。」と言って、一人で本を開いています。

まくらの仙人が、最初から最後までマシュマロを引きずっているのもおもしろかったです。うちの子供たちもマシュマロ大好き。焼きマシュマロもおいしい!

まくらの仙人シリーズ、大好きなんだけど、2冊しかなくて残念です。

2022-07-29-FRI
464.「かいけつゾロリのきょうふのゆうえんち(8)」
原ゆたか/ポプラ社

宿敵アーサーとエルゼ姫の住むお城を狙うゾロリ。今回はお城の隣に遊園地「ゾロリーランド」を建てて、そこでアーサーをやっつける計画です。

本物のワニが襲い掛かってくるジャングルクルーズ、まわりすぎるコーヒーカップ、そして恐ろしい仕掛けがしてあるジェットコースター。今までゾロリが作っていたドラゴンやピョンシーロボットもすごかったけど、遊園地まるごと作り上げるとはさすがゾロリ。

最後はアーサーを花火と一緒に打ち上げるつもりが、ゾロリが打ちあがってしまうのはお約束。出てくるたびにマイペース具合がアップしているエルゼ姫もいい感じです。

遊園地作れるなんてゾロリすごい!、、でもふと、遊園地作れるならお城も作れるんじゃない?と思ってしまいます。子供たちには言わないけど。

2022-07-28-THU
463.「おやすみやさい」
わたなべあや/ひかりのくに

おやさい生活えほんシリーズ、今回はおやすみのお話です。夜になると野菜たちはそれぞれのお布団で「おやすみやさい」。

にんじんたちは人参の皮のようなお布団にくるまって、そら豆たちは、ふかふかのさやの中でスヤスヤ。とうもろこしのつぶちゃんたちは寝る前にちゃんとトイレ。一粒一粒全員分のおまるがあって、皆で並んでトイレをしているページはインパクトがあります。(おまる何個あるの!?)

そして最後にブロッコリーちゃん。寝たくないブロッコリーちゃんたちがお部屋で遊んでいると、、テレビの画面からお化けが!!娘はこれが怖かったようで、「もう読まない。」となってしまいました。出てきたのはかわいいお化けで、他にもっと怖いもの見てるのになーと不思議でしたが、もしかしたら、自分がすぐに寝ないでウロウロしてる自覚があるから怖くなっちゃったのかもしれません。子供心おもしろい。

この間ベランダで色水遊びをしました。娘が色水でご飯を作ってくれて、「何ができましたか?」と聞くと「野菜の何とかと黄色いトマトです。」、、私が普段、あれとかそれとか何とかばっかり言っているからかと反省しました。

2022-07-26-TUE
462.「もりのレストラン」
作:舟崎靖子 絵:舟崎克彦/偕成社

もりのシリーズ、今回はやまあらしさんのレストランです。夜には森のみんながお店に集まってゲームをしたり、歌をうたったり。みんなこのお店に集まるのが大好きなんだろうなと思います。表紙の絵を見ると、入口のドアに「ネズミさん入口」もついているのがいい。

そしてお昼どきは、やまあらしさんはランチの配達に大忙し。ある日、お店になぞなぞで注文が入ります。配達するのはカレーを2人前、でも誰の家に届けるのかが分からない。

なぞなぞを解いた先には、またなぞなぞが。やまあらしさんはカレーを持ってあっちに行ったりこっちに行ったり、振り回されます。こんな困った注文をしたのは、、、なぞなぞ好きのスカンクさん!熱いカレーが食べられないから、時間をかけて配達してもらいたかったというお騒がせな理由!ちょっと困ったスカンクさんですが、この後のお話(もりのおべんとうやさん)で、なぞなぞにこりごりするので温かく見守りたいと思います。

先週うちにカブトムシがやってきたと書いたところですが、今度は子供がカマキリを捕まえてきました。虫かごがどんどん賑やかです。

2022-07-25-MON
461.「みつばちみつひめ どどんとなつまつりの巻」
秋山あゆ子/ブロンズ新社

主人公は、元気いっぱい好奇心旺盛な、ハチのお姫様みつひめ。ある日みつひめは、お城の者に内緒で、おっちゃんバチ達と城下の夏祭りに出かけます。

夏祭りの会場には賑やかな出店がたくさん並んで、浴衣姿の虫たちが楽しんでいます。何というか、虫たちの姿形がリアルに描かれているのに、みんなちゃんと浴衣を着ているところが、何とも言えないインパクトがありました。

そして夏祭りといえば花火!絵本で花火といえば、ホタルの出番。今回もホタルが出てくるのですが、ちゃんと花火師として仕事をしているところに予想を裏切られました。ホタル光らんのかいと心の中でつっこんでしまうのですが、ホタルたちのあげた花火はとても見事でした。

何だか今まで読んだ虫絵本と一味違っておもしろかったです。お城の中の様子とか、一見虫と関係なさそうなところも、虫の生態に基づいて描かれているんだろうなと想像します。じっくり細かいところまで眺めたくなる絵本です。虫だけど。

今朝うちのベランダに何とメスのカブトムシ。早速息子が捕まえて育てるようです。この間は蝉がいたし、クワガタなんかも来て欲しい。

2022-07-22-FRI

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