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630.「かいけつゾロリのちていたんけん(62)」
原ゆたか/ポプラ社

「かいていたんけん」で、乙姫様たちの追尾を逃れ、地底の穴に逃げ込んだゾロリたち。今度は地上を目指す「ちていたんけん」になります。

地底人、化石、海底火山爆発、、地底探検にふさわしいあれこれが盛りだくさん、ついでにモグラのグラモも出てきたり!最後にいよいよ地上近くまで登りつめたところで、地底まで真っ逆さまの展開にはハラハラしつつ、一瞬で地上まで戻ってくるゾロリたちには笑ってしまいました。

浦島太郎の他、舌切り雀もモチーフになっていて、それに妖怪学校の先生と妖怪たちが絡めば、それはもう大きいつづらから出てくるのは、、、とオチは想像つきましたが、お宝はなくてもみんなが無事のハッピーエンドが一番!

先日ランニングを始めたと書きましたが、、暑い。17時でも暑い。そんなわけで、最近はリングフィットでごまかしていましたが、子供たちから「ランニング!ランニング!」と催促され。かといって暑いので、この間のお休みは森のような木の多い公園に行ってきました。木が多いと日陰も多く気温も湿度も全然違って、緑のパワーに恐れ入りつつ、頑張って2km走ってきました。催促してくれる子供たちにも感謝です。

2023-08-24-THU
629.「おしりたんてい かいとうVSたんてい」
トロル/ポプラ社

オオヤギ家に、怪盗Uから予告状が届きます。オオヤギ家に代々伝わるお宝「ほしぞらのかがやき」を狙っているらしい。変装の名人でもある怪盗Uは、いつの間にかオオヤギ家の人々になりすまし、お宝を狙います。

怪盗Uとおしり探偵の攻防戦にハラハラ、ドキドキする探偵物らしいストーリーでしたが、個人的には、2話目に収録の「ブラウンものがたり」が大好きでした。

この街に住む犬たちは大きくなると、わんころ警察養成学校に入学するらしい。そこでの訓練を通して、犬たちは、マルチーズ所長のように言葉を話し、2足歩行ができるようになるらしい。衝撃の事実、、。ブラウンたち生徒が、様々な困難を乗り越え、歩き始め、話しはじめる様子に感動してしまいます。

わんころ学校の熱血教師で紀州先生というキャラクターがいるのですが、子供たちに紀州犬を教えたくて、こんなのも借りて読みました。

2023-08-22-TUE
628.「かいけつゾロリのかいていたんけん(61)」
原ゆたか/ポプラ社

ゾロリたちは、思わぬところで亀を助けて、竜宮城へ連れていってもらえることに。そこはまるで遊園地。すっかり竜宮城をエンジョイしたゾロリたちでしたが、しかしそこは実は「りゅうぐうじょう」ではなく「ゆうぐじょう」。迎えてくれたのは乙姫様ではなく甲姫様。乙姫様のいる竜宮城はさらに深海にあるという。しかし乙姫様と竜宮城は何だか怪しい、、。

ゆうぐじょうからのりゅうぐうじょう、という仕掛けに感心してしまいます。「浦島太郎」からこんなに話が広がるなんて!そして、美しい甲姫が実は亀という展開から、乙姫様の正体が気になっていましたが、これまたびっくり。驚くところがたくさんで、子供たちと「えー!えー!」と言いながら読みました。

ゾロリはうっかりエラ呼吸手術をされる寸前で、竜宮城を脱出。お話は次の「ちていたんけん」に続きます。

夏休み、去年も行ったコナンの里へ。巨大迷路に入ったら、謎解き問題が去年と変わっていてびっくり。また来年も行くかもしれません。この迷路、謎を解かないと出れないので、夏に行くと暑さとの闘いです。次は涼しい季節に行きたい、、

2023-08-18-FRI
627.「まゆとうりんこ」
文:富安陽子 絵:降矢なな/福音館書店

やまんばのむすめ まゆのシリーズ。今回はまゆが、迷子の赤ちゃんイノシシと出会い、お母さんが見つかるまで、お母さん代わりをしてあげるお話です。赤ちゃんイノシシに振り回されて、「おかあちゃんって大変だなぁ」と思いつつも、一生懸命頑張ります。

まゆシリーズを順番に読んでいますが、毎回全く異なるストーリーなところがおもしろい。初めて読んだ「まゆとおに」での豪快なまゆもいいけど、今回の小さいお母さん姿もいい。山の自然の中でのびのびと、まゆがいろいろな事を経験していく様子が愛しいです。

そして今回は何と言っても最後に出てきたイノシシのお母さんが大迫力。降矢ななさんの絵、大好きです。

夏休み、小さいいとこと会って、娘は「お姉ちゃん」を頑張っていました。少し前まで、保育園の移動動物園で大号泣だったのに、馬にも颯爽と乗るお姉ちゃんになりました。

2023-08-17-THU
626.「プリンちゃんのすてきなゆめ」
はやしばらめぐみ/小学館

ポケモンえほんシリーズ。分類:ふうせんポケモン、タイプ:ノーマル・フェアリー、つぶらな瞳が揺れるとき 眠たくなるような 不思議で 気持ちのいい 歌を 歌う、、、そんなプリンちゃんのお話です。

歌うのが大好きなプリンちゃんは、ポケモン仲間を集めてリサイタルを開きますが、みんな途中で寝てしまう、、。自分の歌はつまらないのかと落ち込みますが、実はみんな、歌を聞いて寝ている間、素敵な夢をみていると知ります。

ポケモンの能力いろいろありますが、自分の大好きなことで、まわりを幸せにするパワーまであるなんて最強かもしれません。昨日子供の寝かせつけやらあれこれで3時間しか寝れなかった私の枕元でも歌ってほしい、、、。

最近こんなのも読みました。「ポケモンをつくった男 田尻智」おもしろかったです。

2023-08-17-THU
625.「かくれんぼおに ほっぷとすてっぷ」
こいでやすこ/そうさくえほん館

うさぎのほっぷとすてっぷが野原で遊んでいると、テーブルの上に美味しそうないちごが。「どうぞめしあがれ」というメッセージも添えられています。喜んでいちごを食べる2人ですが、どこからか「もういいかーい」と声が聞こえてきて、、

突然あらわれた「かくれんぼおに」という女の子。見つけたらたべちゃうぞと追いかけてきて、ほっぷとすてっぷがどこに隠れても見つかってしまう。ちょっと怖い!

でもさすがはかくれんぼおに。迷子のぶたくんもちゃんと見つけました。かくれんぼが大好きなかくれんぼおにって何者なんだろう。どこから来たんだろう。不思議な余韻が残るお話です。

もりのひなまつり」の動物たちが素敵だったので、こちらも借りてみたのですが、ほっぷとすてっぷも表情がいきいきしていて、とてもかわいかったです。

美容院を開店中の娘。毛をふわふわにしてあげています。心なしか満足そうに見えるクマ。その後もどんどんお客さん(ぬいぐるみ)が来て忙しそうです。

2023-08-08-TUE
624.「おしりたんてい ラッキーキャットはだれのてに!」
トロル/ポプラ社

今回収録されているのは2話とも、カフェ「ラッキーキャット」のマスターがメインとなるお話。1話目では、マスターが何としても手に入れたい招き猫が、オークションに出品されることになり、、。子供たちは「オークション」が分かるのかな?という心配をよそに、オークション、ハックションのダジャレに大爆笑、、。

招き猫を狙うのは、マスターだけではないようで、、。いろいろな思惑が絡まりつつ、お互いを探りつつ、オークションは進みます。

今回はマスターの新しい一面や知られざる過去など盛りだくさんで、とてもおもしろかったです。普段みんなを穏やかな笑顔で見守るマスターですが、熱いパッションが隠されていました。すずちゃんのママも初登場。マスターに負けないすごいインパクト!さすがすずちゃんのご両親。おしりたんていシリーズの中でも、私が大好きな一冊です。

週末、電通大学のテクノフェアに息子と行ってきました。ロボットアームを動かしたり、学生が作ったTVゲームをしたり。すごくよく回る風車を作ったり。暗号を作ったり。いろいろな技術を体験させてもらえて、おもしろかったです。学生さん頑張ってる!

2023-08-07-MON
623.「わたしのわごむはわたさない」
ヨシタケシンスケ/PHP研究所

輪ゴムが落ちている。お母さんに聞いたらもらっていいって。これはわたしの輪ゴム!お兄ちゃんのおさがりでもない、みんなで使うものでもない、貸してもらうものでもない。わたしだけの輪ゴム!

娘もよく「これは自分だけの?」と聞いてきます。何でも自由に手に入れられるわけじゃない子供にとって、「わたしだけの」ってすごく大事なことなんだなと改めて気づかされます。何で?と思うものをとっておきたがるのも同じ。輪ゴムはもちろん、カレーの箱とか、果物の緩衝材とか。

そして主人公の「わたし」の「わたしの輪ゴムでこんなことをするの!」という想像がすばらしい。輪ゴムで悪者を退治したり、ロマンスが生まれたり。輪ゴム一つでそんなにアイディアが広がるなんて!

でも、ちょっとしたことで興味を失ってしまうのも、うちの子供たちと同じで笑ってしまいます。子供たちはその瞬間、瞬間を生きている。

小学校は夏休み、頑張って児童会のお弁当を作っています。息子に「何を入れてほしい?」と聞いたら、「キャラ弁」と言われて、ちょっと考えさせて。と保留にしています。去年頑張って挑戦してみたジバニャンが、あまりの出来栄えで、もうキャラ弁なんて作らない、、と思ったものの、頼まれると心が揺れます。そもそも何がいいか聞かないのが一番かもしれません。

2023-08-04-FRI
622.「アナと雪の女王 ありのままでだいじょうぶ」
文:バーバラ・J・ヒックス 絵:ブリトニー・リー 訳:おかだよしえ/講談社

映画では、エルサが子供の頃にアナを傷つけてしまい、部屋にこもるようになってから、女王になるまで一気に時間が進みますが、この絵本は、2人が成長していく様子がちょっとのぞけるような、そんなお話です。

全く性格の違う2人、エルサの気持ちは紫色のきちんとした字で、アナの気持ちはピンクの元気な字で書かれているところがおもしろい。お互いに対して「何でそうなの?」と思うことがあっても、「ありのままのあなたが大好き」と思いあう2人がうらやましくもなります。ありのままで大丈夫ってなかなか難しいものです。映画の作画スタッフだというブリトニー・リーさんの絵もとても素敵で、アナ雪の世界にじっくりひたれます。

この間、アナ雪2の映画2回目を見ました。エルサがアートハランへ向かうところから流れる「みせて、あなたを」が大好きな娘。このシーンを何度もお絵描きしています。ちなみに右からエルサ、ノック、アートハランです。アートハランの上は満月です。

2023-08-03-THU
621.「かいけつゾロリの王子さまになるほうほう(60)」
原ゆたか/ポプラ社

とある町のお姫様が王子様を公募していることを知ったゾロリ。応募条件は、なぞなぞが得意であること。しかもお姫様は、「なぞなぞ名人のゾロリ」を探しているらしい。

美人のお姫様に夢中になったゾロリは、早速王子様選抜戦に参加します。第一回戦はなぞかけ。(舞台は笑点風、、)第二回戦はお姫様のだすなぞなぞに答えること。

私は最後の最後まで、気が付きませんでした、、。お姫様の正体が彼女だったなんて。思い返せば、お話の冒頭に出てきた「なぞなぞ名人のゾロリ」のワードに、微かな違和感を感じていたのに。ゾロリは世間で、ずるいや卑怯で知られていても、なぞなぞで有名になっているはずがない。してやられた、、!!

ゾロリとお姫様が結ばれることはなかったけど、お姫様には、運命の人ブタマロさんとの出会いがあったようで何よりです。

息子の夏休みの宿題ワークの丸つけをしていたら。これじゃ生えてくるのは草のパワーじゃ。月見を月三とか、、知らない言葉を何とか漢字にしていておもしろい。

2023-08-02-WED

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