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毎日子供が寝る前に絵本を3冊読みます。ある日ふと思いました。一日3冊、、、一年間に1000冊以上!せっかくなので記録に残してみる事にしました。
620.「おっきょちゃんとかっぱ」
作:長谷川摂子 絵:降矢なな/福音館書店

ある夏の日、おっきょちゃんはカッパの子供、ガータロに出会います。お祭りに誘われて、水の中へもぐっていくと、そこには不思議な世界が広がっていました。おっきょちゃんとガータロがお祭りで買った魚の水笛。吹くと七色のあぶくが広がって、読んでいて胸がドキドキします。

しかしカッパの食べ物を口にしたおっきょちゃんは、家族のことや自分が人間であったことを忘れてしまいます。しばらくの間、カッパの子供として暮らしていましたが、あるきっかけで自分の家のことを思い出し、、、。

美しい水中の描写に夢中になっていると一転、おっきょちゃんが全てを忘れてしまう下りにぞっとしてしまいます。読んでいる方も不思議な世界に迷い込んでしまいそうです。ちょっと怖いけど、何だかとてもひきつけられるお話です。

最近妖怪ウォッチ シャドウサイドにはまっている子供たち。結構怖いシーンもあるですが、やっぱり子供は怖いもの見たさみたいなのがあるのかも。怖そうに見えて、結局怖くないところもいいのかもしれません。

2023-08-01-TUE
619.「キャベたまたんてい ハラハラさばくの大レース」
作:三田村信行 絵:宮本えつよし/金の星社

キャベツのキャベたまたんていシリーズ。ピンチの時は、頭のキャベツをはいで投げつけます!

キャベたまたんていは、カボチャ博士の発明した車で、砂漠横断レースに出ることに。これが大変なハラハラレース。サボテンのおばけに捕まって、炎天下の砂漠に、一日中縛られて放置されるというシーンが恐ろしいです。熱中症どころじゃない!

トラブル続きのカーレースですが、キャベたまたんていの機転とカボチャ博士の発明で、見事優勝。助手のトマトちゃんとじゃがバタくんも頑張りました。こんなカーレース出てみたくないような、出てみたいような、、、出てみたくない。

娘の最近の作品、動物園。大きな口をあけているのがライオン。ワニのオリは空いているそうです。おじいちゃんになって死んだのではなくて、ライオンに食べられたのだそうです、、。いろいろ考えて書いてるんだなと、、成長を感じます。

2023-08-01-TUE
618.「おしりたんてい やみよにきえるきょじん」
トロル/ポプラ社

夜道を歩く女性が宝飾品を奪われる、という事件が多発。しかも犯人は5mもある巨人らしい。町のレディーのため、おしりたんていとブラウンが捜査に乗り出します。

被害にあった女性の共通点は、同じ宝飾店で買い物をしていたということ。犯人は、宝飾店の前で露店を営み、ターゲットの目星をつけていたのでした、、

巨人の正体が、肩車の2人組+竹馬というのは物語の世界ですが、でも誰かが誰かを狙おうと思ったら、意外と簡単にできるんじゃないかと恐ろしくなります。私も尾行されたら、すぐに行動パターンがばれて襲われるのでは、、宝飾品持ってないけど、、

2話目は、彼女の誕生日にプロポーズを計画する彼氏のお手伝いをするお話。これは心温まります!

息子にベランダ掃除をお願いすると、きれいな虹。

2023-07-31-MON
617.「でこちゃん」
つちだのぶこ/PHP研究所

お母さんに散髪してもらった「てこちゃん」。チョキチョキチョキ……。さっぱりすぎる前髪に、みんなから「てこちゃんじゃなくて、でこちゃんだね。」と笑われてしまいます。

幼稚園に行きたくないと落ち込むてこちゃんに、お姉ちゃんがおまじまいをかけてくれます。前髪にかわいいピンをつけてくれたのです。

女の子って、小さくても女の子。まわりから言われることを気にしたり、おしゃれするのが嬉しかったり。娘も、前髪を頭の上でおだんごにして、おでこ全開スタイルにしていたら、クラスの男子に「ちょんまげ」と言われて、その髪型をしてくれなくなりました。めっちゃかわいいのに。男子! でもまた別の誰かがほめてくれたら、気を取り直すかもしれません。女子の気持ちは忙しい。

読んでいて、てこちゃんの気持ちがよく分かって、かわいくて、ほのぼのするお話ですが、息子の髪をうっかりバリカンで刈りすぎて坊主にしたことがある身としては、胸が痛くなるお話でもありました、、

2023-07-31-MON
616.「ぽっぺん先生のどうぶつ日記① へんてこヒヨドリ」
舟崎克彦/パロル舎

最近読み始めたシリーズです。ぽっぺん先生は、生物に詳しく、生物の言葉を理解します。

今回の主役はヒヨドリ。「町で巣を作れないからどうにかしろ。」とぽっぺん先生に文句言いたい放題。ぽっぺん先生も、鳥なら山で巣を作りなさいとたらたら説教。お互い遠慮のない会話がおもしろいです。

そしてヒヨドリは、もう間に合わないとぽっぺん先生の元で卵を産んでしまい。巣を作る間、しばらくお世話をよろしくーと飛び去っていくのでした。文句を言いつつ卵のために頑張るぽっぺん先生もおもしろい。お話を楽しみつつ、生物の豆知識も学べます。

アブラゼミもやってきました。毎年蝉とりをしていたせいか、息子も娘も躊躇なくセミを捕まえるからすごい。むしろセミを取り合ってケンカする、、。何でも慣れなのか、、

2023-07-28-FRI
615.「かいけつゾロリのおいしい金メダル(59)」
原ゆたか/ポプラ社

オリンピックのメダリストが、メダルをかじる様子をテレビで見たゾロリ。きっとメダルはおいしいチョコレートに違いない。しかも金メダルは超高級なスペシャルチョコに違いない。

何としてでも、スペシャルなチョコレートが食べたいゾロリたちは、メダリストの金メダルを狙ったり、自分たちが大会に出場して金メダルを狙ったり。今回は久しぶりにずるいゾロリが大騒ぎの回です。

きょうふの大ジャンプは冬季オリンピックが舞台でしたが、今回は夏季オリンピック。今回も子供たちと、youtubeでいろいろな競技を勉強しつつ、楽しみました。水球とかシンクロナイズドスイミングとか、いつか生で見てみたい。オリンピックのラスト、マラソンでのイシシ・ノシシの双子入れ替わり作戦は見事でした。ずるいけど!

また今朝も、違う窓にセミ。この辺はクマゼミが多いようです。

2023-07-20-THU
614.「くじらさんのーたーめならえんやこーら」
作:内田麟太郎 絵:山村浩二/鈴木出版

大きな氷山の上にクジラがのっている、、と思ったら、他にもペンギンやアザラシなどたくさんの生物が。

そして、「くじらさんのーたーめならえんやこーら」の掛け声で、順番に海に飛び込んでいく生物たち。

生物たちが飛び込むたびに、どんどん浮き上がっていく氷山。そして最高頂の高さで、クジラさんはざぶーんとダイブ!クジラさんは飛び込みがしたかったんですね。

子供たちには、重いと沈んで軽いと浮かぶということが難しく、はじめはピンときていない様子でしたが、後日息子が「くじらさんのーたーめならえんやこーら~♪」と口ずさんでいて、ちゃんと心に残っていたようで嬉しかったです。難しい理屈よりも何よりも、「くじらさんのーたーめならえんやこーら~♪」が楽しいお話です。

朝起きたら、窓にセミが。子供たちのテンションも上がって、目も覚めて何よりです。

2023-07-19-WED
613.「あんなに あんなに」
ヨシタケシンスケ/ポプラ社

子供と過ごす日常は本当にめまぐるしくて、「あんなに、あんなに」の連続です。気が付いたら、うちの子供たちも赤ちゃんの時期は終わってしまいました。あんなにかわいくて、あんなに大変で、あんなに小さかったのに。いいことも、ものすごく悩んでいたことも、いつの間にか過ぎ去っています。

また5年後くらいに、今を振り返るとどんな感じなんでしょうか。成長するにつれて、小さい頃の思い出を少しずつ忘れていくのが寂しい今日この頃です。

ヨシタケシンスケさんの他の本に比べて、文章は少なく、「あんなに、あんなに、、」と思い出がつづられていきます。文章が少ない分、自分の思い出を重ねてしまい、しみじみしてしまう1冊です。

先日保育園の盆踊りがありました。もっと小さいころは花火の音が怖くて、あんなに泣いていたのに、ちょっと耳を抑えるくらいになりました。

この盆踊りも、参加できるのは来年のあと1回。寂しい!

2023-07-18-TUE
612.「まゆとりゅう」
作:富安陽子 絵:降矢なな/福音館書店

やまんばむすめ まゆのシリーズを今順番に読んでいます。今回は春を呼び起こすお話。雪が雨に変わり、降り積もった雪や氷をとかすという「雨水」の頃のお話になるのでしょうか。

雪で覆われた山々に黒い竜が走ると、空からお客様がやってくる合図。それは巨大な竜。やまんば母さんはヤマモモのお酒をふるまい、竜の背にのって空へと駆け上ります。竜が空を駆けるとそれは大きな黒い雲になり、雪解けの大雨が降り、春が来るのです。

春の訪れがダイナミックに描かれていて、読んでいて引き込まれてしまいます。今回まゆは、赤ちゃん竜と一緒にお手伝いをしていましたが、その内この2人が成長して、春を呼びおこしてくれるのでしょう。季節を感じる素敵なお話でした。また春先前に読みたいです。

2023-07-14-FRI
611.「きえた!?かいけつゾロリ(58)」
原ゆたか/ポプラ社

今回は「きえた!?かいけつゾロリ」。不穏なタイトルが気になりつつ読み進めると、、イヌタクたち警察官に追われて、とある森に逃げ込んだゾロリたち。疲れて寝てしまうのですが、目が覚めるとゾロリがいない!イシシとノシシは必死に探しますが、川の中からゾロリの服だけが見つかり、、

いつも主役のゾロリが目立ちはしますが、本当はイシシとノシシだってすごいパワーを持っている。(おならだけじゃなくて。)ゾロリがいなくても涙をふいて、「ゾロリ先生がいたらきっとこうするだ!」と立ち上がる姿が頼もしい。

ゾロリが消えていたのには、ちょっと事情があり。結局ほとんど出番なしの今作でしたが、イシシとノシシの成長ぶりが見れて、たまにはこんなお話もいいかもしれません。次作はゾロリの活躍に期待です。

2023-07-13-THU
610.「おまえ うまそうだな」
宮西達也/ポプラ社

ある日、息子と娘がこんな会話を。「おまえうまそうだな、おもしろい。」「そうそう!」、、私は全然知らなかったので、めっちゃ気になって図書館で借りてきました。

家族とはぐれて一人ぼっちのアンキロサウルスの赤ちゃん、、その前に現れたのは恐ろしいティラノサウルス。彼は言います。「おまえ うまそうだな。」

自分の名前が「うまそう」だと勘違いしたアンキロサウルスは、自分の名前を知っているティラノサウルスを父親だと思い込みます。すっかりなつかれて、ティラノサウルスは戸惑いながらも、アンキロサウルスに生きていく上で必要なことを教えてやります。

ティラノサウルスを100%信じきるアンキロサウルスは、人間の子供と同じで、これは裏切れない、、。ティラノサウルスが初めての感情を経験していく様子に何だか胸がいたくなります。これを人間ドラマにおきかえると複雑ですが、キャラクターが恐竜であることで素直に読めるのかもしれません。

続きものではないけど、このティラノサウルスのシリーズがあるようなので、また読んでみようと思います。

2023-07-12-WED
609.「かみさまからのおくりもの」
ひぐちみちこ/こぐま社

赤ちゃんが生まれるとき、神さまからの贈り物を天使が届けてくれます。それは「よくわらう」や「力もち」や「うたがすき」だったり、、、一人ひとり違う個性です。

あとがきを読むと、作者のひぐちさんが自身が子育てに悩む中で、娘さんのために作った絵本とのこと。きっと自分に言い聞かせていた言葉なのかなと思います。

子供が成長するにつれて、いろいろな悩みが増えていって、ついまわりと比べてしまったりするのですが、この絵本を読むと、子供たちが生まれた日の気持ちを思い出させてくれます。紙を切り貼りされて作られた絵もとても素敵で、ずっと眺めていたくなります。

ここ数年、体力がどんどんなくなっていくことが悩みで、ランニングを始めることに。子供たちに一緒に走ってと頼むと喜んでついてきてくれて感謝。絵本と一緒で、子供たちとなら続きそうな気がします。まだ1回しか走ってないけど。

2023-07-11-TUE
608.「かいけつゾロリのようかい大うんどうかい(57)」
原ゆたか/ポプラ社

今回のお話はイシシとノシシが、たたき売りしていた軍手10枚セットを買うところからお話は始まり、、

生徒数3人で廃校間近という小学校の運動会を請け負うことになったゾロリ。運動会の場所がなくて困っていた妖怪学校の先生にも泣きつかれ、妖怪仮装運動会というていで、人間と妖怪のコラボ運動会を開催することに!

妖怪の運動会の競技は人間と一緒?と思ったけど、やっぱりちょっと一味違う。玉入れの玉が火のたまで、ついでにサンマを焼き上げるところまで競います。玉が火のたまってのはありそうだけど、サンマを焼くところがゾロリだなと思って笑ってしまうのです。ここで冒頭の軍手も大活躍!

そして妖怪との運動会を通して、協力しあい成長していく小学校の子供たち。引っ込み思案だったポッチがいきいきとチームをひっぱる様子には胸が熱くなります。自分に自信をもつこと、人と関わることの素晴らしさなど、たくさんのことを学んでかげがえのない運動会になったはず。ようかいえんそくと同様、つい母目線で読んでしまう一冊です。

娘がこういう本が好きで借りてみましたが、タイトルに「ちょ~いたずら」とある通り難しい、、。難しすぎて全然終わらないので、寝る前に読むの禁止!と大人げなく怒ってしまいました。もうめっちゃ難しい。

2023-07-10-MON
607.「おしりたんてい ふめつのせっとうだん」
トロル/ポプラ社

家の中の物をすべて奪い去っていくという強盗集団「ブラックシャドーだん」の犯行が相次ぐ中、マルチーズしょちょうがたまたま、グループの下っ端とかべえを逮捕します。取り調べをする中で、ブラックシャドーだんの手口が明らかになっていきますが、、

その恐るべき手口は、引っ越し屋さんに扮装するというもの。狙いを定めた家が留守の間に、堂々と引っ越しトラックをとめて、家の中の物を段ボールに詰めてどんどん運び出していくのです。おしりたんていに出てくる犯行手口はいつも本当にありそうで恐ろしい、、

そして下っ端と思っていたとかべえが実はブラックシャドーだんのリーダーという展開にもぞくっとします。お話の中では、とかべえは明らかに怪しく描かれていますが、でもこういうことって現実でもあるんじゃ、、と思ってしまいます。

ちなみに私はマルチーズしょちょうが好きなのですが、今回は2話ともしょちょう大活躍!いつもしょちょうのセリフは声真似して読むのですが、今回は出番が多すぎて途中で声を変えるのを忘れてしまいがち、、。

最近の息子の作品、木にとまるカブトムシ。夏のインテリアです。去年はカブトムシがベランダに飛んできてしばらく飼育していましたが、今年はどうでしょう。狙っているクワガタにはなかなか出会えません。

2023-07-07-FRI
606.「しょうぎのくにであそぼう」
作:中倉彰子 絵:福山知沙/講談社

しょうぎのくにのだいぼうけんの続編になります。前回は、駒たちがそれぞれの特技を生かして、相手国の王様までたどり着くお話でしたが、今回は、あゆみちゃんとしょうくんの姉弟が、将棋の国の王様に教えてもらいながら、初めての対戦をしていくという、少し実践的なお話です。

とても分かりやすいので、絵本を読んだらとりあえずやってみるのが一番かもしれません。やってみて、しょうくんみたいに「負けてもおもしろい!」となったら、もうはまっているかもしれません。

息子も地道に将棋を続けていて、どんどん強くなってお父さんとも互角に戦うようになってきましたが、なかなか他の子と対戦する機会がない、、と思っていたらこんなのが。

何と3月のライオンとのコラボ大会があって、早速申し込みました。希望者多数の場合抽選になるようですが、参加できたら3月のライオンの何かグッズもらえないのかしら、、と淡い期待です。

2023-07-06-THU
605.「アブナイかえりみち」
山本孝/ほるぷ出版

これは「ほうかごスペシャル探検隊」の5人が、「チンダ・ダラハ」の登頂を目指す、真剣な冒険物語、、

小学生男子の頭の中ってこんなんなんでしょうか。小学校からの帰り道も、彼らの想像力にかかれば、砦にジャングル、不気味なトンネルに早変わり。歩道橋の下は怪物の群れが走り抜け、、チンダ・ダラハまでの道のりは命がけです。

そう、チンダ・ダラハとは、5人の住む原田団地。彼らの想像世界と現実世界がうまいこと混じりあい、その見せ方が絶妙だなと思います。実況中継風に進んでいくお話も読んでいて盛り上がります。息子はもちろん、娘も気に入って何度も読んでいます。毎日保育園でポケモンごっこやら、プリキュアごっこをしているらしい娘の頭の中も、きっとこんな感じでしょう。

この絵本、シリーズがあるようで、絶対読まないといけません。

これも、小学生男子だなーと思う漫画。パンツが脱げるだけで大爆笑できる息子がうらやましい。

2023-07-05-WED
604.「かいけつゾロリのクイズ王(56)」
原ゆたか/ポプラ社

山でうっかり毒キノコを食べて死にかけたゾロリたち、通りがかった家族に助けられます。その家の一人息子ケントは重い病気を抱えていて、ゾロリたちは話相手になって欲しいと頼まれます。読書家で物知りのケントは、テレビのクイズ大会への出場も控えていて、ゾロリたちは今までの冒険の話をしたり、クイズの練習をしたり、日々過ごしますが、、

ケントの容体が急変。急遽ゾロリたちが変装してクイズ大会に挑みます。ここで出てくるクイズがおもしろい。ゾロリは答えが全然分からないんだけど、次々に正解しちゃう。「答えは、なんだっけ、、?」とごまかしていたら、答えが「ナン」で正解しちゃったり。こういうひねられたストーリーはゾロリならでは。

そしてついに優勝!優勝賞金は1億円!最初は全部横取りするつもりだったゾロリですが、ケントに手術費用として贈るのでした。最後にゾロリが「手術頑張れよ!」とテレビ超しにケントに呼びかけるシーンがとてもいい。「元気になったら冒険の旅に出てみろ!本や図鑑にはのっていない世界が広がってるぜ!」ここは毎回気合を入れて、心を込めて読んでしまいます。笑いあり涙あり、雑学も学べて、やっぱりおならもあり。

最近、動画で見るのと生の迫力は全然違うなと思うことが続き、、一つ目はサーカス。二つ目は習い事の見学で行った空手。空手は初めて生で見たのですが、先生の動きがすごい。突きだけで感動してしまいました。何というか速いんだけど重い。子供たちもいろんな物を見て、ゾロリの言う「本にはのっていない世界」を体験してほしいと思います。

2023-06-29-THU
603.「りんごかもしれない」
ヨシタケシンスケ/ブロンズ新社

テーブルに置かれた1個のりんご。それを見た男の子はふと考えました。これはりんごじゃないかもしれない、、!

そこから始まる男の子の想像力がものすごい。リンゴ型のメカかもしれないし、育てると家になるのかもしれない、、なんてここには書ききれないほどの想像が広がっていきます。りんごのきょうだいかもしれない「あんご、いんご、うんご、、」は子供たちが全部読んで!と言うので大変です。実はみんなりんごかもしれない、、は、じっくり考えていたらちょっと怖くもあります。こんな風に何かについて考えたことありませんでした。考えるっておもしろい!

先日保育園からの帰り道、かわいい猫を見かけて、娘に「ねこいるよ。」と教えたら、「あのねこちゃんは、お家もなくなって、お父さんもお母さんもいなくなっちゃって、探しているのかなぁ。」と言い出しました。考えるのはいいけど、なんでそんな、、。そうかもしれないけど。何だか悲しい気持ちになって家に帰ったのでした、、。

2023-06-27-TUE
602.「どんなにきみがすきだかあててごらん」
作:サム・マクブラットニィ 絵:アニタ・ジェラーム 訳:小川仁央/評論社

仲良しのチビウサギとデカウサギ。ある時チビウサギは言います。「どんなに、きみがすきだか あててごらん。」

体を使ったり、ジャンプしたり、どれだけお互いのことを好きか、せいいっぱい体で表現する様子がとてもかわいらしい。でもどんなにチビウサギが頑張っても、デカウサギには体の大きさでは勝てない。疲れて眠りに落ちながら「ぼく、おつきさまにとどくぐらい きみがすき」と言うチビウサギに、「それはとおくだ。とても、とても、とおくだ。」と答えるデカウサギ。このシーンが好きです。

先日娘が、「太陽と月に30回行ってから、お家からヤマハに行くくらい好き!」と言ってくれました。だいぶ前に読んだこのお話のことが心に残っていたのかもしれません。最後のヤマハに行く~で笑ってしまいましたが、とても嬉しかったです。私もいろんな方法で何度でも伝えていきたいです。

何か知らないけど、いつの間にか自転車をスイスイ乗ってる娘。いつの間にかひらがなもカタカナも覚えてるし、スプラも私より上手だし、あっという間に大人になってしまいそう。本当に何度でも大好きだと言っておきたいです。

2023-06-26-MON
601.「にゃんのてがみ わんのてがみ」
いもとようこ/岩崎書店

ひらがなを練習中のじろうちゃん、でも難しくて飽きてしまった。そこへ家で飼っているわんとにゃんからお手紙が届き、、。

内容は「お元気ですか?」みたいなほのぼのしたものではなくて、「この間お散歩に連れていってくれないから犬小屋でもらしてしまいました。」、、など中々切実な訴え。びっくりしたじろうちゃんは、字の練習をしてお手紙のお返事を書くのでした。

これはきっとお母さんの仕業、うまいことじろうちゃんのやる気に火をつけたようです。わんのお散歩も、お母さんが口で言うより、わんからお手紙をもらう方が効果100倍でしょう。

子供たちは、これはお母さんが書いた手紙と思っているのか、本当にわんとにゃんが書いたと思っているのか、、あえて聞いていません。

先日娘がくれたお手紙が衝撃でした。この絵は何かというと、ヘビの骨!しまじろうの本で、生物の骨格の話を読んだのですが、そこにヘビの骨がのっていたのです。読んだのはかなり前なのに、だいぶ心に残っていたのか。ちなみにヘビの骨、背骨に100を超える肋骨がついているそうで、娘の絵もなかなか似ていると思います。

2023-06-23-FRI

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