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毎日子供が寝る前に絵本を3冊読みます。ある日ふと思いました。一日3冊、、、一年間に1000冊以上!せっかくなので記録に残してみる事にしました。
510.「かいけつゾロリのきょうふの大ジャンプ(22)」
原ゆたか/ポプラ社

ゾロリたちが大勢の警官に取り囲まれる緊迫したシーンから始まったと思ったら、ごりんピックの会場にまぎれこんで、見事なスキージャンプをきめてしまうゾロリ。そして金メダルをとらないと国へ帰れないという、スキージャンプの選手ダンクのコーチをすることになり、、

コーチといっても、そもそも一晩でどうにかなるのかと思いますが、そこはあきらめないゾロリ。おならの力だって何だって使ってダンクを金メダルへと導きます。

今回は冬季オリンピックが舞台となっていて、カーリングやボブスレーなどいろいろな競技が出てくるのも楽しいです。子供たちにどんな競技か説明するのに、一緒に長野オリンピックのyoutobeも見たりして、、懐かしい!サル忍者兄弟も出てくるし、ブルルコブルも出てきて、お祭り騒ぎのお話でした。

この間の週末にツリーを飾りました。子供たちが生まれてから初ツリー。今までは飾りを食べないかとか、ツリーをひっくりかえさないかとか心配でしたがもう大丈夫そう。サンタへのプレゼントも決まったし、あとは物を確保するだけ!

2022-12-06-TUE
509.「桃太郎が語る桃太郎」
絵:岡村優太 文:クゲユウジ/高陵社書店

一人称童話シリーズという、桃太郎が「ぼくは、、」と語る桃太郎のお話です。

表紙にも使われている「ぼくは鬼がこわいと思いました。」という一文が印象的です。私はこれを見て、アニメなんかでよくある「子供たちが人類の運命を背負って戦う」的な設定を思い出すのですが、これは母になって読むと辛い。子供たちが命をかけて戦うってところを掘り下げると、話が進まないというか全く違うお話になってしまうと思うのですが、桃太郎を送り出すおじいさんとおばあさんも辛そうだった、、辛い。

そんなこんなで桃太郎は昔話としてさらっと読みたいと思うのですが、お話の最後に「ほかの登場人物のお話もそうぞうしてみよう。」とあるのがおもしろいなと思います。例えばキジが主人公の話、鬼が主人公の話。それは桃太郎の話に限らないことで、この本を読むことで、違う視点で考えてみるということのきっかけになればいいなと思います。

近々小学校の懇談があります。はぁ~とか思ってしまうのですが、先生の視点で想像してみると、何十人もの保護者との懇談、、、先生という仕事、想像すれば想像するほど大変。私もはぁ~とか思わず頑張って行ってきます。

2022-12-01-THU
508.「かいけつゾロリのきょうふのカーレース(21)」
原ゆたか/ポプラ社

チョコレートじょう」で対決した、ゾロリの上を行くずるーいブルル製菓のブルル社長とまたまた勝負。今回は、体が小さくなる薬を使ってミニ四駆に乗り込んで、大波乱のカーレースです。

見どころは両チームのミニ四駆。ブルルチームは、町中のおもちゃやから部品を買い占めて、金に物を言わせた高性能マシン。一方ゾロリチームはお金も材料もない、、。でももちろんゾロリはあきらめません。そろばん、ヨーヨー、ストロー、、あるものは何でも使います。つるつる滑る氷ゾーンで、タイヤにイカをまいてチェーン代わりにしていたのには笑ってしまいました。

そして最後まであきらめないゾロリチームがレースに勝利!、、でもやっぱり最後はブルル社長にもっていかれる感じがとても悔しい。子供たちには言わないけど、ブルル社長一回がつんと痛い目にあわないかしらと心の中で思っています。

息子がこの間誕生日でもらっていたミニ四駆(だと思う。)自分で作ったものが動くのは楽しそうです。私もミニ四駆組み立てて、ゾロリに負けないおもしろい改造をしてみたい。

2022-11-30-WED
507.「リターン 洞くつ壁画のまほう」
アーロン・ベッカー/講談社

ジャーニークエストに続く3作目。今回はどんな絵が見れるのだろうと、とても楽しみに読みました。

今回は、主人公の女の子のお父さんも魔法の世界へ入り込みます。そしてまた魔法のマーカーを狙う敵に追いかけられ、、、逃げる女の子とお父さんがたどり着いたのは壁画がかかれた不思議な洞窟。そこでお父さんが黒いマーカーを取出し、敵を追い払います。

お父さんがマーカーを取り出した時はびっくり。これは、冒頭で仕事で使っていたやつなのか。お父さんは昔から魔法のマーカーを持っていたのか、娘のピンチに突然持っていたペンが魔法のマーカーになったのか、、。設計士と思われるお父さんの描く魔法は見事でした。

そして、洞窟には今までのお話のシーンが描かれていたのですが、これはどういう意味があるのか、まだ私は答えが見つからないままです。正解はないと思うので、素敵な絵をながめながら、ゆっくり自分だけのストーリーを考えたい。このシリーズ、3部作でこれでお終いとなるのが寂しいです。もう一度ジャーニーから読み返そうと思います。

2022-11-29-TUE
506.「かいけつゾロリ大けっとう!ゾロリじょう(20)」
原ゆたか/ポプラ社

とあるお城が悪者に占拠され、お姫様もさらわれてしまいました。「お城をあげるからお姫様を助けて欲しい。」と王様から頼まれたゾロリ。イシシ、ノシシと共に、城に乗り込みます。

次々と現れる悪者たちがとても個性的。大食いの魔女、力士、おじいちゃん、格闘家、、。悪者たちとゾロリ、イシシ、ノシシの真剣なんだかふざけてるんだかの攻防戦に笑ってしまいます。

この絵本、何カ所か暗いところで光るページがあり(ゾロリママが浮かびあがる)、子供たちはそれがお気に入りで、それを見たいために何回も本を読んでいました。ゾロリの絵本は、こういった仕掛けや、間違い探しやミニゲーム、4コマ漫画があったり、、読者を楽しまそうという気持ちが溢れています。

そしてお話のラストシーン、空に小さな飛行機が飛んでいて、「これってゾロリパパ?!」と子供たちと大盛り上がりでした。この後に続くシリーズでもよく見ていると飛行機がとんでいます。(今までも飛んでいたのかも。)この先ゾロリパパが出てくるお話があるのか、楽しみです。

2022-11-29-TUE
505.「かいけつゾロリけっこんする!?(19)」
原ゆたか/ポプラ社

タイトルを見て、ゾロリが誰かに騙されて結婚?もしくはお金のために結婚?、、いろいろ想像しつつ読み始めましたが、何とゾロリが花嫁さんになる!というお話。これは予想外でした、、。

警察に追いかけられる途中で衣料品店にもぐりこみ、「ゾロエ」に変装して逃げようとしたゾロリ。しかし警官イヌダ タクジ、通称イヌタクに一目ぼれされ、いろいろあって、そのままイヌタクの地元に連れて行かれ結婚式をあげることに。

今回は全体的にコメディなお話で子供たちと笑いながら読みました。一番笑ったのは、「パトカーでハトカーを追いかけろ。」のくだり。(ハトカーとは、結婚式のお祝いでとばす鳩をたくさんのせたトラックのこと。)

最後、イヌタクはゾロエは死んだと思いこむのですが、そのままでお話が終わらす、イヌタクは、ゾロリが一目ぼれした女性と結婚して幸せになるところも安心して読めていいなと思います。後で子供たちにキムタクの写真も紹介しておきました。

2022-11-28-MON
504.「かいけつゾロリのにんじゃ大さくせん(18)」
原ゆたか/ポプラ社

ゾロリたち、前回もらったテレカが、何と世界に残り2枚しかない超プレミア商品と知ります。しかも残り1枚となれば、さらに価値が跳ね上がるようです。ゾロリたちはもう1枚のテレカも手に入れるため、持ち主のお金持ちの家に忍び込みます。しかしものすごいセキュリティをやぶることができず、、、

再チャレンジするために、たまたま目にした「入会金無料」につられて忍者学校に入りますが、授業が進むたびに、あやしい忍者服とか忍術道具を買わされていくゾロリたち、、、。

タイトルは「にんじゃ大さくせん」ですが、お金のあれこれを考えさせられるお話でした。子供たちも、将来一攫千金などを夢見ずに、まじめに働いてほしい、、そして「無料!」には要注意。

そして大金獲得まで本当にもうあと少しでしたが、ゾロリたちならでは、そしてテレカならではオチがおもしろかったです。テレカを知らない子供たちはピンとこない様子でしたが、、テレカってまだあるのでしょうか。

週末は大山に遊びに行っていたのですが、この写真のツリーハウス、ロープを上らないと辿りつけなくて、息子は何回かチャレンジしたものの断念。私は1回で断念。忍者じゃないと無理です。

2022-11-28-MON
503.「やもじろうとはりきち」
降矢なな/佼成出版社

やもりのやもじろうと、はりねずみのはりきちは、赤ちゃんの頃から大の仲良し。ずっと一緒に遊んでいた2人ですが、大きくなるにつれ、やもじろうは他の友達と遊ぶ方が楽しいと思うように。はりきちは走るのが遅いし、木登りもできないし。それでもはりきちは、一緒に遊ぼうとやもじろうの後をついてきます。

友達関係について考えさせられるお話でした。やもじろうの気持ちの変化が悪いわけでもない。いくら考えても正解のないことなのかもしれません。子供たちもこれから、やもじろうの気持ちもはりきちの気持ちも、両方経験していくと思うけど、その時々でたくさん考えてみて欲しいです。

息子は、絵本のタイトル文字を見て「ともだちやと同じ絵だね!」と分かったようです。降矢ななさんの絵はかわいい!登場人物に何でやもりとはりねずみをチョイスしたんだろうというのが気になりますが、水玉模様のやもりでもかわいい!

最近娘が、きれいな葉っぱを拾ってはプレゼントしてくれます。秋です。と言っていたら、来週はもう12月。早い!

2022-11-25-FRI
502.「ぼくはめいたんてい だいじなはこをとりかえせ」
文:マージョリー・W・シャーマット 絵:マーク・シーモント 訳:神宮輝夫/大日本図書

名探偵ネート、今回の事件の依頼主はロザモンド。ロザモンドが占いやさんを始めたのですが、そこで使うお金を入れる空箱がなくなったので探してほしいと頼まれます。

スーパーからゴミの山まで探しあるくネート、、気になる現場は全て自分の足で確かめる仕事ぶりは、今回もさすがです。そしてネートはひらめきます。「上ばかり見ていて、下を見ていなかったんだ。」というセリフが深い。(毎回考えさせられるセリフを言うネートです。)

このシリーズを読んでいて、今回初めて、ネートが謎を解く前に私も答えがわかったので、めっちゃ嬉しかったです。ちなみにネートはいつも報酬をもらっているんだろうか、とか大人は考えてしまう、、。ネートは、「ぼくは謎をときたいだけなのさ。」と言うのか、それとも「みんなが名探偵を必要とするんだもの。しょうがないさ。」と言うかもしれない。

2022-11-24-THU
501.「アンパンマンとホラ・ホラコ」
やなせたかし/フレーベル館

ある日アンパンマンが出会ったのは、ホラーマンにそっくりなホラ・ホラコ。お父さんであるホラーマンを探しているらしいのです。

一緒にホラーマンを探してあげるアンパンマンですが、実は、ホラコがホラーマンの娘というのは「ホラ話」。あんまり顔が似てるからすっかり信じてしまいました。ホラコはホラ話で皆を楽しませるのが好きなんだそうです。

お話の最後、ホラコのホラ話ですっかり楽しくなった皆が踊りだすシーンがおもしろい。ジャムおじさんまで踊っているのを見ると、こちらまで楽しくなります。あとがきに、「皆が楽しくなる嘘ならいいんじゃないかな。」と言ったことが書かれていて、なるほどな、と思います。線引きは難しいけど、子供に対して杓子定規な物言いをしないようにと思います。

絵本のアンパンマンの絵は、アニメみたいにかちっとしていなくて、手描きのあじのある雰囲気が好きです。

家にアンパンマンのトランポリンがあるのですが、もう何年も遊んだし、かなり場所をとるので、いい加減処分してもいいかなと思いつつ、2~3か月に一回くらい「トランポリンやりたい。」と言い出すので、なかなか手離せず。でも来年くらいそろそろいいかな、、。

2022-11-24-THU

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