718.「ぼくとようせいチュチュ」 かさいまり/ひさかたチャイルド |
夏休み、田舎のおばあちゃんの家に遊びにきた男の子。本を読んでいるのが好きなのに、外で遊んでらっしゃいと追い出されて、嫌々虫網をふるっていると蝶を捕まえた!、、と思ったらそれは、羽のはえた妖精の女の子チュチュでした。 言いたい放題のチュチュに振り回されつつも仲良くなる2人。家に帰ってから、妖精に会ったことを、お母さんとおばあちゃんにこっそり打ち明けると、、。2人共、自分も子供の頃に会ったことあるわよというさらりとした返答に、何故だかこっちまで嬉しくなってしまいます。 夏休み、いつもと違う知らない場所。子供の頃は、何かちょっとした冒険が起きるような期待を持っていた気がします。今は、毎日お弁当辛い、、しかないのが辛い。
ご近所さんのノウゼンカズラ。今年もきれいです。(これは去年。)毎年ノウゼンカズラが咲き始めると、本格的に暑くなります、、、。
2024-07-08-MON
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717.「えらいこっちゃのいちねんせい」 文:かさいまり 絵:ゆーちみえこ/アリス館 |
えらいこっちゃシリーズ、今回のテーマは一年生。小学校の1日は、保育園や幼稚園とがらっと変わります。時間割にそって授業がすすみ、休み時間も校庭についたと思ったらもうチャイム。教科書など持ち物は自分でしっかり管理しないといけない。1年生って大変!えらいこっちゃ! うちの娘も来春いよいよ1年生です。まずランドセルを背負って登校できるのかが心配です。タブレットがとても重いのです。そして絶対「学校行きたくない。」と言うに違いありません。来春は私も娘もえらいこっちゃであたふたしていると思いますが、その時はまたこの絵本を読んで、大変な気持ちをちょっと笑いに変えて、乗り切りたいと思います。 このシリーズは、ようちえん、プール、いちねんせいの3冊で終わりです。とても励まされるので、もっといろんなえらいこっちゃをだして欲しいなと思います。
2024-07-02-TUE
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712.「どこいったん」 作:ジョン・クラッセン 訳:長谷川義史/クレヨンハウス |
おきにいりの赤いぼうしをなくしたくま。「ぼうのぼうし どこいったん?」「しらんなあ。」動物たちに聞いてまわります。でも見つからない。でもふと、気が付くくま。ひとり挙動不審で赤いぼうしをかぶったやつがいたような。(気が付くの遅い!) 初めて読んだ時、お話のオチが分からなかったのです。挙動不審だったウサギはどこに行った?そして反対に挙動不審になるくま、、。何回か読んで、くまのお尻の下で草がぺたんとなっているので、ウサギもつぶされたのかと納得したのですが、、本当はちょっと違ったようです、、。ちょっと怖いので、うちではお尻でつぶれちゃったという事にしておきます。 関西弁の訳がとても良くて、ウサギ、そしてクマの挙動不審具合に笑ってしまうのですが、これが標準語だとこのおもしろさは出ないのかも。娘曰く、保育園でも読んでもらって、みんなでめっちゃ笑ったそうです。結末はあえて解説せずに、子供たちの想像にまかせているのかも。
週末、ホタルを見に行ってきました。去年と同じところです。一時期少なくなっていたそうですが、この4、5年で増えてきているんだとか。とてもきれいでした。来年も見れますように。
2024-06-10-MON
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