600.「10ぱんだ」 文:岩合日出子 写真:岩合光昭/福音館書店 |
表紙のパンダのかわいさにやられて借りてしまいました。ページをめくるごとに「らくらく きのぼり 1ぱんだ」「のはらで のんびり 2ぱんだ」、、とパンダが1頭ずつ増えていきます。最後の、赤ちゃんパンダがずらっと並んだ10パンダがもうかわいい。 寝る前の読み聞かせは、子供たちと私がそれぞれ1冊ずつ選び、いつも私の選んだ本を最後に読みます。子供たちは大体長い話を選ぶので、私は自分が選ぶ用の短い絵本を借りておくのですが、この絵本は10ページで終わるし、寝る前にぴったりです。1日の最後にかわいいものを見て、穏やかな気分で眠りにつくのもとてもいい気がします。このシリーズで10ねこもあるようなので借りてみます。
今年もご近所さんのノウゼンカツラがきれいに咲き始めました。去年も写真アップしたけどいつ頃だったっけと思って遡ってみたら6月23日で1日違い。いつもこの季節、楽しませて頂いています。
2023-06-22-THU
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598.「ようちえんがばけますよ」 文:内田麟太郎 絵:西村繁男/くもん出版 |
幼稚園の園庭のかたすみでキツネが、「ばけますよ、ばけますよ。ようちえんがばけますよ。」ページをめくるたびに、ばけます、ばけます。幼稚園じゃないけど幼稚園、幼稚園だけど幼稚園じゃない? これはなんだか見たことある味わい、、と思ったら、むしむしでんしゃなどのお二人の作品でした。ページをめくるたびに味わいぶかい。目をひかれるのは園舎のばけっぷりですが、ずっとキツネを見ていてもいいし、幼稚園の誰かに注目しながら読んでもいいです。読むたびに発見があるような気がします。 娘も気に入って「ばけますよ、ばけますよ!」と一緒に唱えてくれます。むしむしでんしゃシリーズもですが、繰り返すフレーズがいいんでしょうか。最後によくわからないばけかたになっていくのもおもしろい。幼稚園の先生や子供たちは、あれやこれやとばけちゃってることに気が付いていないのかもしれないと思うとまたおもしろい。
2023-06-20-TUE
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594.「かいけつゾロリなぞのスパイと100本のバラ(53)」 原ゆたか/ポプラ社 |
前回の「なぞのスパイとチョコレート」ですっかりローズに恋してしまったゾロリ。ホワイトデーに100本のバラを贈りたいと、バイトに励みます。(この辺まじめ) 真っ赤なバラの花束とともに、愛の告白をしようとローズを訪ねると、またまた知らない間にスパイ活動に巻き込まれるのですが、ローズとは両想いだと信じて疑わないゾロリは、勘違いを重ねに重ね、最終的には「ローズは親に決められた婚約者と泣く泣く結婚するのだ、、」と思い込むのでした、、。ローズが自分のことを諦められるように、ローズのことを思って、実は自分にも婚約者がいたのだと嘘をつくゾロリがかっこいい。幸せになってほしいです。 ゾロリが真実を知る日は来るのか、、、ローズがスパイだと知って、それよりまだ未婚だと知れば、また恋に落ちそうなゾロリです。
去年からコナンを読み始めた息子、一時期ドラゴンボールに寄り道しつつ、50巻くらいで停滞中なのですが、今この推理ファイルシリーズがおもしろいようです。原作/青山剛昌で作画が違う人なのに、コナンそっくりですごい。
2023-06-15-THU
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