毎日3冊トップバナー

毎日子供が寝る前に絵本を3冊読みます。ある日ふと思いました。一日3冊、、、一年間に1000冊以上!せっかくなので記録に残してみる事にしました。
680.「あきらがあけてあげるから」
ヨシタケシンスケ/PHP研究所

「くやしい。ボクはくやしい。」チョコの袋があけられないあきら君。今は子供だからあけられないけど、大人になったら何でも全部あけてあげると想像が広がります。

子供の頃はできない事が多くて、大人になったら全部できるようになると信じてたなと、思い出します。あきら君に「あけて。」と言われて、嬉しそうなお父さんの気持ちも今なら分かります。

「あけるもの」が、蓋や袋だけじゃなくて、そうか、これもあけるものか!と驚くものが広がっていくのは、やっぱりヨシタケシンスケさんの絵本です。

2024-03-08-FRI
679.「宿題ファイター」
よしながこうたく/好学社

番長シリーズ、今回のテーマは「宿題」。宿題のプリントなんて紙飛行機にして飛ばしてしまう番長たちでしたが、将来学者を目指すツトムと出会い、、。

何やかんやあって番長たちは、ツトムの夢のためにツトムの宿題を手伝おうと意気込みます。宿題の問題は、温泉に出入りする猫とトカゲの数の計算。どうしても答えが分からない番長は叫びます。「猫10匹とトカゲ5匹捕まえて温泉に集合だ!!」

給食番長」もそうですが、とりあえず何でも体当たりで、自分で挑戦してみる番長たちがかっこいいのです。やり方はどうあれ。温泉で猫とトカゲと、猫が足りなかったから鶏も連れてきて、大奮闘する番長たちに爆笑してしまうのですが、何だか感動もしてしまうのです。宿題は夢へのチケット。頑張れ番長たち!

2024-03-05-TUE
678.「えらいこっちゃのようちえん」
文:かさいまり 絵:ゆーちみえこ/アリス館

初めて幼稚園に通う日。逃げ出してもバスに乗せられてしまう。えらいこっちゃ。泣いてる子がいる。おもちゃを貸してもらえない。トイレで失敗してしまう。えらいこっちゃしかありません。

子供からしたら大変な1日だと思うのですが、「えらいこっちゃ!」の一言で、笑ってしまいます。・・・幼稚園から帰る時に、先生から「また明日も待ってるね。」と言われて「うん。」と言ってしまった。明日のことなんか分からないのに。えらいこっちゃ。・・・には、みんなで大爆笑です。

うちの子供たちも、きっと毎日いろいろあると思うのですが、そんな時は「えらいこっちゃ。」の精神で、やり過ごしてほしいものです。そしたらちょっと笑える余裕ができるかも。

保育園で「うるう年」を教えてもらった娘、昨夜こっそり「何かくる?」と聞いてきました。特別な日っぽいから、節分の鬼的な「うるうどし」という何かがやってくると思って、どきどきしていたようです。子供はいろいろ大変。

2024-02-29-THU
677.「おにゃけ」
作:大塚健太 絵:柴田ケイコ/パイ インターナショナル

ねこのおばけ、おにゃけ。「おにゃけ」と言うだけで、笑ってしまうかわいさですが、おにゃけが「ニャブリ!」とかみついた物は何でも、ねこの形になってしまうのです。もうかわいい。

でもかわいいだけじゃありません。おにゃけやねこたちの表情が味わい深く、一度読んだら忘れられません。

そして最後の「ギョブリ」のオチには、やられました。そういう感じね!って感じです。

週末、スライム作り体験に行ってきました。ホウ砂というものと、洗濯のり、水で作りました。一瞬で固まっていく様子がおもしろい。またやってみたいです。

2024-02-26-MON
676.「3びきのかわいいオオカミ」
作:ユージーン・トリビザス 絵:ヘレン・オクセンバリー 訳:こだまともこ/冨山房

3びきのこぶた、、じゃなくてかわいいオオカミの3兄弟は親元を離れて、家を建てますが、とんでもない悪ぶたがやってきて、、。

このお話ではワラではなく、レンガの家からスタート。それでもレンガも何のその、悪ぶたは大きなハンマーで一撃!そしてコンクリートの家を建てればドリルでぶっこわし、要塞のような家もダイナマイトで大爆破。悪ぶたの悪っぷりはどんどんエスカレートしていきます。

そしてオオカミたちは思います。今まで作った家が悪かったんじゃないかと。悩んだオオカミたちが次に作った家は、、、何とお花がいっぱいの家。そして悪ぶたはお花のいい香りで、良いぶたになり、お花の家で仲良く一緒に暮らしました。という結末、、、ちょっと強引すぎる気もしますが、他人に棘をむければ攻撃され、優しさには優しさがかえってくるということを、ストレートに表現しているとも思います。

そしてこの悪ぶた、ダイナマイトなんか持っているわりに、毎回一応ふーっと吹くところがおもしろい。

この間保育園の発表会がありました。インフルなんか流行るこの時期、無事に参加できるのか、毎年大変どきどきします。今年は同じクラスの欠席者はゼロ。素晴らしい!もういつ体調崩してもいいよって気分ですが、やっぱり元気が一番。

2024-02-20-TUE
675.「でこちゃんとらすたくん」
つちだのぶこ/PHP研究所

でこちゃんの続編がありました。ある日、でこちゃんのお家にお泊りにきた、いとこのらすたくん。家族みんながらすたくんに構うので、やきもきするでこちゃんですが、、

ちょっとしたきっかけで打ちとける2人。仲良くなったと思ったらあっと言う間で、子供ならではのこの感じがうらやましい。

最後は家族総出で忍者ごっこ。らすたくんのお母さんは、すっかりひいちゃってますが、また近いうちに遊べるといいね、でこちゃんとらすたくん。でもまた次にあった時は、はじめは少し照れたりするんだろうなと想像します。

うちの子供たちには年下の従弟がいますが、この間初めて電話でお話しました。「また遊ぼうね。」「うん。」、、なかなか夏休みくらいしか会えませんが、でこちゃんたちみたいに仲良くなると嬉しいです。

週末はたこ焼きをしました。たこ焼きと言いつつ、本当は半分くらいウィンナー焼きになっています。

2024-02-19-MON
674.「まゆとおおきなケーキ」
作:富安陽子 絵:降矢なな/福音館書店

やまんばの娘まゆシリーズ。春を迎えるパーティーのために、大きなケーキを作ろうとはりきるまゆ。そのケーキは、太陽のあたたかい日差しでふくらむのです。しかし黒い雲がかげってきて、、。黒い雲から逃げようと、大きな大きなケーキを抱えて、まゆは山々を走りまわります。

太陽の日差しでふくらむというのが、とても美味しそう。素直で元気いっぱいなまゆのお話は、読むたびに、のびのびとした気持ちにさせてくれます。

このシリーズと、オニのサラリーマンの作者が、同じだということに最近気が付きました。幅が広すぎる!

この間のバレンタイン、ご近所のおばあちゃんにチョコレートを頂いて、うきうきの子供たち。娘曰く「バレンタインってチョコ食べる日やろ?」間違いではない、、。

2024-02-16-FRI
673.「オニのサラリーマン」
文:富安陽子 絵:大島妙子/福音館書店

オニのサラリーマンシリーズ。オニガワラ・ケンは、毎朝スーツをびしっと着込んで、満員バスに揺られて、地獄カンパニーに出勤です。

会社に着いたら、ロッカールームで鬼の衣装(?)に着替えて、その日の担当場所へ。今日のオニガワラ・ケンは血の池地獄の担当。ぼーっとしてたら、泳ぐ亡者もいるし、浮き輪を持ち込む亡者もいるし、それはもう大変です。

「じごくカンパニーには、どんな「じごく」がある?オニガワラ・ケンのうちで、かっているどうぶつは?~中略~・・・わかってどうする、そんなこと。」、、、この本の紹介文ですが、紹介文から笑ってしまいます。人間のサラリーマンとかわらない、日々頑張るオニガワラ・ケン。大人にしみるおもしろさかなとも思いますが、今回も子供たち大爆笑です。

2024-02-13-TUE
672.「おおさむこさむ」
こいでやすこ/福音館書店

雪がふりつもった寒い日、おばあちゃんにマントを作ってもらったきつねのきっこと、いたちのちいとにい。早速外に遊びに行こうとすると、おばあちゃんが言います。「もしゆきぼうずに出会っても、決して寒いと言ってはいけないよ。」

きっこたちが雪遊びを楽しんでいると、かわいい雪だるまの兄弟おおさむ・こさむがやってきます。彼らはもしかして、、。冷たいかき氷をすすめてくるおおさむ・こさむ。あやしい、、。そして彼らの体はどんどん巨大化していき、、!

ついに正体を現したゆきぼうずはかなり怖い。彼らが吹きつけてくる氷の吹雪の中、きっこは決して「寒い!」は言わずに、おばあちゃんの家まで逃げ切るのでした。

「やまこえ~」と同じで、ハラハラドキドキする冒険、そして家にたどり着いてほっとする様子がとてもいいです。

こいでやすこさんの描く家の雰囲気がとても好きで、家具や小物だったり、気持ちが安らぎます。子供たちが外で頑張って帰ってきて、こんな風にほっとする家でありたいなんて思います。

私の地元ではこんなに雪が積もっているようで、羨ましい子供たち。大阪ではなかなか雪だるまは作れません。

2024-02-09-FRI
671.「かいけつゾロリ きょうふのダンジョン(70)」
原ゆたか/ポプラ社

いつもの旅の途中、突然ゾロリたちの前に現れたのは、たくさんのガマガエル。恐ろしい魔女によって、彼らはガマガエルに姿を変えられてしまい、「ゾロリを連れてくれば元の姿に戻してやる。」と言われているようなのです、、魔女に会うために、ダンジョンを奥深く進むゾロリたち、、そこにいたのは!

今回は懐かしの「大けっとう!ゾロリじょう(20)」の悪役たちが再び大集合。大けっとうの刊行が1996年、このきょうふのダンジョンが2021年、お話の中でも25年の月日が流れているのですが、、

みんながゾロリへの復讐を忘れずに生きてきた、、、わけではなく、特技を生かしてピザやさんをひらいている者もいます。ダンジョンというタイトルから、今回は冒険ものか?と思わせつつ、人情話に流れていくこういう話、好きです。(というか、全然「きょうふのダンジョン」感がないのですが。)リアルタイムで読んでいて、本当に25年後に読んだ人は、もっとしみじみするのかも。

2024-01-23-TUE

会社情報